SSブログ
ざれごと写真日記 ブログトップ
前の10件 | 次の10件

「東海の夜祭り」 with Nex [ざれごと写真日記]

先週末に連夜に亘って、愛知県内のお祭りを堪能してきました。
 
◎尾張津島天王祭・・・「日本三大川祭り」のひとつ。600有余年の歴史を持つ津島神社の祭礼。宵祭では、二隻の舟をつなぎその中心に真柱を立て、そこに一年の月数十二個の提灯をつけ、半円形に一年の日数三百六十五個の提灯をつけた巻藁舟が、天王川を悠然と漕ぎ渡る。重要無形民族文化財に指定。
 
◎豊田おいでん祭り・・・豊田市最大の市民祭り。「おいでん踊り」は、市民が編成する「踊り連」が、思い思いの衣装と振り付けで踊る、市民参加型の祭りだ。しかし何と云ってもメインイベントは、矢作川沿いで13,000発打ち上げられる豪華な花火大会である。
 
どちらも大混雑の中での夜間撮影の為、思うように撮れなくて少々残念。結果的には、重くても一眼レフを持っていくべきだった...まだまだ修行が足りません[ふらふら]
 
DSC00057.jpg
 
 DSC00116.jpg
 
  DSC00073.jpg
 
 DSC00115.jpg
 
DSC00095.jpg
 
DSC00118.jpg
 
 
 ジャニス・ジョップリン「Summertime」(1969)
 
 
 

nice!(48)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

「竹村のハス」with Sony [ざれごと写真日記]

愛知県豊田市に早咲きの蓮の隠れた名所が在る...という情報を得て、今にも泣き出しそうな雲行きの中、行って参りました。場所は、名鉄三河線・竹村駅から北東へ300メートル。休耕田を利用して、「ミセス・ローカム」という種類の睡蓮が一面咲き乱れていました。
 
DSC00024.jpg
 
住宅地から程近い所に緑の田園地帯が拡がるのだが、その僅か一角のみが白い輝きを発していた。
蕾の量もまだまだ多く、未だ七部咲きという感じだが、今まさに咲かんとする薄紅色の姿と開き切った乳発色の花弁との対比が面白い。
 
DSC00061.jpg
 
DSC01096.jpg
 
完全に咲いた花弁よりも、頬を薄紅に染めた様な膨らんだ蕾がなんだか素敵だなぁ〜
 
桃尻娘二人組なんちゃって...[あせあせ(飛び散る汗)]
DSC01255.jpg
 
 目の前を名鉄線が通り過ぎる
DSC01001.jpg
 
DSC01257.jpg
 
DSC01282.jpg
 
DSC01195.jpg
 
DSC00076.jpg
 
 
◎唐突に
最近のお気に入りの『Buono!』
メローな曲も素敵です[わーい(嬉しい顔)]
コールドプレイをパクりまくりですが...[あせあせ(飛び散る汗)]
 「GOAL」
 
 

nice!(26)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

マクロで愛でる「薔薇」 [ざれごと写真日記]

 
旧ミノルタの中古マクロレンズを衝動買いしてから、慣れない近接撮影で遊んでおります。
今週末も、すでに盛夏の日差しの中、花を撮りに名古屋近郊に出掛けます。
 
初日は、バスで15分、鶴舞公園の旬のバラを愛でてきました。
カメラ2台持ちの場合は、通常はNex7が主体ですが、マクロ撮影となると、やはりα700の出番が圧倒的。
 
DSC00679.jpg
 
DSC00735.jpg
 
DSC00720.jpg
 
DSC00583.jpg
 
DSC00529.jpg
 
DSC00510.jpg
 
DSC00551.jpg
 
DSC00484.jpg
 
DSC00533.jpg
 
DSC00570.jpg
 
DSC00556.jpg
 
DSC00701.jpg
 
DSC00290.jpg
 
DSC00184.jpg
 
DSC00745.jpg
 
DSC00101.jpg
 
 
適当にパチパチ撮っても、肉眼では見えない世界が作ってくれるんですよねぇ〜
10年以上前の中古レンズですが、まだまだ現役で頑張ってくれそうです、流石愛しのMinolta[揺れるハート]
(考えてみれば、sony-α700用に持っているレンズは、ほとんど旧ミノルタ製だけど...)
今までマクロ撮影には興味がなかったのだが、これは病み付きになりそうな予感[ぴかぴか(新しい)]
もっと、もっと腕を磨かなければ[パンチ]
 
 

nice!(40)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

奥様再来襲〜亭主関白宣言〜後編 [ざれごと写真日記]

連休2日目。
 
有馬温泉(兵庫県)と草津温泉(群馬県)こちらは、昔の仕事場だったので入浴済み...そして今回、崇める[あせあせ(飛び散る汗)]妻を連れて行った岐阜県の下呂温泉。これで日本三名泉を制覇である[どんっ(衝撃)]
 
名古屋から特急で2時間かけて下呂駅まで。ここで地元の整備工場が片手間で営業しているような格安レンタカー店で予約済みの車を借りる。若い時分なら名古屋との往復運転など屁とも思わないのだが、楽したいお年頃になりましたので...
 
すると、車を借りる事を事前に話していなかった妻が文句タラタラ...
アンタ、先に教えてよぉ〜。運転免許証を東京に置いてきたじゃないの〜。久しぶりに私も山道を運転したかったのに。まぁ、今回はノンビリさせて戴きますわ、贅沢なスケジュールですことで。オホホ[かわいい]
先払いなので必殺カードで払おうとすると、開店休業状況のレンタカー店の留守番役の方(どう見ても整備工)が、「カード処理が判らないので、現金でお願いしますよぉ」・・・またもや小生の現金が減る...女房は払うそぶりも見せない。
 
翌日の天気が不安だったので、この日をアウトドア行程にしていた。
下呂駅から車で40分走り、御嶽山麓にある飛騨小坂で滝巡りに、いざチャレンジだ[パンチ]
 
滝巡りの入口に聳える巌立岩
DSC00165.jpg
 御嶽山大噴火時の溶岩流が永い年月で侵食されて造り出された日本版「エアーズロック」だ[exclamation]
 
三ツ滝
DSC00014.jpg
 
一番の初心者コースを歩いていくと分かれ道が...
 
DSC00132.jpg
 
3.5kmVS8kmコース。
「ハハハ、当然長い方だな[たらーっ(汗)]」強がる夫。
「ククク、頑張り遊ばせて[キスマーク]」鼻で笑う妻。
 
どんびき平
DSC00034.jpg
 辺り一面蛙の泣き声[がく~(落胆した顔)]
 
スポーツクラブのランニングマシンでも、3キロの早歩きでグッタリのメタボ親爺には、少々きつかった。
平坦な道では快調に女房の先導役を務めるが、少しでも勾配がつくと瞬く間に抜去られる。
息をついて顔を上げると、女房自慢[あせあせ(飛び散る汗)]のデカ尻が、見る間に小さくなっていく。
なんとか、このコースの見所らしき場所に到着。渓流を見渡せる大石の上で並んでランチタイム。名古屋駅で買っておいた駅弁を開く。そしていつも通り、女房はスケッチタイム、旦那は写真タイム。
 
からたに滝
DSC00049_edited-1.jpg
 
スケッチ1.jpg
 
あかがねとよ
スケッチ1-2.jpg
 
DSC00042.jpg
 
初心者周遊コースを無事に制覇[exclamation&question]
土産物屋で五平餅を頬張りながら一息ついていると、店内をめざとく物色していた妻が、猫なで声で囁く。
これ、可愛いなぁ〜欲しいなぁ〜
 
DSC00065.jpg
 旦那様お買い上げ〜現金1,500円也
 
これで、東京の家のバルコニーで雀を餌付けするんだぁ〜
非常に思慮深く堅実路線の妻だが、突然子供染みた発想をする処が・・・私は嫌いではない[黒ハート]
 
夕方近くなり、宿に向かうつもりだったが、「冠雪の御嶽山を見てみたい」と騒ぐ妻のリクエストに応え、見晴らしの良い場所をナビを頼りに探し出す。巌立岩から更に30分走り、別荘が密集する鈴蘭高原のゴルフ場そばに展望台を見つける。 と、またもや、奥様スケッチタイム。しかも、風が冷たいので、車の中から描く横着ぶり[ふらふら]
 
スケッチ2.jpg
 
DSC00185.jpg
 
予定より1時間遅れて旅館にチェックイン[いい気分(温泉)]
 
下呂温泉 川上屋花水亭

下呂温泉 川上屋花水亭

  • 場所: 岐阜県下呂市湯之島30
  • 特色: 静寂とゆとり、木のぬくもり。隠れ家のような落ち着いた佇まい下呂温泉街から少し離れた飛騨川沿いの閑静な純和風の日本の宿です
 
 
 
 
地元の取引先の方に聞いておいたおススメ宿がすべて満室で、自力で探し出した旅館である。全室16部屋の小さな宿で、決してお安くない。昨秋、三重県湯の山温泉の格安旅館に泊まったが、夜中にカメムシとてんとう虫の猛攻撃に辟易した経験がある。すべて値段で解決はしないが、妻の記念日にリスクは避けたい。久々の旦那様の大盤振る舞い(どうせ家計からのカード払いだし...)なのである。
 
素晴しいひと時だった。
サービス・風呂・部屋・食事と4拍子揃った、思い出に残る旅館となった。
こじんまりとした旅館ならではの、細かい気遣いが隅々まで徹底されており、大変心地よい。
特筆は、夜の懐石料理だった。素材を活かしながらも、組み合わせや味付けに工夫と挑戦が感じられ、定番の温泉料理とは一線を画す出来栄え[ぴかぴか(新しい)]
女房も大感激[exclamation×2] 地ビールを飲むピッチがすすむ、すすむ[ダッシュ(走り出すさま)]
 
旨過ぎて全部を撮りきれませんでした
DSC00207.jpgDSC00208.jpg
DSC00215.jpgDSC00217.jpg
DSC00219.jpgDSC00221.jpg
DSC00226.jpgDSC00228.jpg
 
温泉は4度入浴〜堪能しました[いい気分(温泉)]
内風呂の出入口脇の休憩所に最新鋭のマッサージチェアが置かれており、妻が初挑戦[exclamation&question]
これが、相当の優れモノで、約30分間「ひぃーひぃー」喚きながら恍惚の表情を浮かべておりました[がく~(落胆した顔)]
どうも、鋼鉄の女王様は、亭主との愛ある触れ合いよりも、精密なツボ押しマシンの方がお気に入りのようで...[ダッシュ(走り出すさま)]
 
連休3日目。
 
残念ながら天気予報が当たり、早朝から冷たい雨が降りしきる。
快晴であったなら、悪路の峠越えで白川郷近くまで車をぶっ飛ばし、今年最後の桜となる「荘川桜」を愛でる予定だったが、即、方針変更。チェックアウトギリギリまで、館内でまったりと過ごした後、唯一とも云って良い下呂市内の観光名所に向かう。
 
下呂温泉合掌村
DSC00019.jpg
 
世界遺産である白川郷から移築された10棟の合掌家屋を中心に構成された古風なアミューズメントスポットだ。
 
bnr_shirasagi.gif
 
時間潰しのつもりで観た影絵劇が、結構感動的だった。
日本初の影絵劇団「かかし座」の舞台を常時見られるのが、この合掌村にある「しらさぎ座」・・・国内唯一の影絵専門劇場なのである。 世界に誇れる日本の伝統芸を、洗練された芸術に磨き上げた若きパフォーマー達に拍手喝采だ。
 
雨に濡れた緑もまた美しい[ぴかぴか(新しい)]
DSC00021.jpg
 
そして、こんな降雨の中でも賢明にスケッチをする我が女房は、やはり変わり者かもしれない[あせあせ(飛び散る汗)]
 
スケッチ3.jpg
 
DSC00040-1.jpg
 
一通りの見学が終了し、雨が一際強く降り始めたので、予定より早めに名古屋に帰る事とする。
しかし、妻がどうしても一カ所だけ立ち寄りたい処があると云うのである。
何処で手に入れたのか、ご当地の名産でもある「高山家具」を扱うお店のパンフレットが、彼女の手に握られていた。ナビを頼りにその家具屋さんに付き合う羽目となる。また厭な予感がしていたのであるが...
 
家具のマルケン(http://www.wa-maruken.com/)・・・高山家具だけでなく、お土産から高級品、新品から骨董品まで幅広く家具全般を扱うお店だった。母親と息子で切り盛りしているようで、店内中に所狭しと家具が並んでいる。アンティーク物に目が無い女房の眼の色が変わる[がく~(落胆した顔)]
 
ねぇ〜、これ素敵じゃなぁ〜い」また猫なで声である。
旅行代金だけでも相当な額になっているはずなので、さすがの太っ腹の旦那も聞こえないフリをする。
実は、お義父さんから誕生日祝いに、旅行の足しにしなさいって、お金を少し戴いているのよねぇ
少々ボケ始めた私の実父は、こんな嫁でも可愛いらしいのである。いや、私の単身赴任中に、鬼嫁は実家にいる家族達をマインドコントロール下に置いたのかもしれない...[たらーっ(汗)]
 
奥様お買い上げぇ〜
DSC00058.jpg
 干支の置物を買うわけがありません。
 
超ご機嫌の妻と下呂駅で名古屋行き列車を待つ。
「おっ、東京にお土産買うのを忘れるなよぉ」
もちろん、そうよね。あっ〜、さっきの出費で2,000円しか残ってないわ。アンタ、1万円貸しといて
 
身も心も財布もズタボロになった亭主は、翌日の連休最終日に妻に見送られながら、仕事に向かうのであった。
行ってらっしゃーい。楽しかったわねぇ〜。私は昼過ぎの新幹線で帰りますので
 
この日の仕事は、取引先のご子息の結婚披露宴のダブルヘッダー、更に別の取引先のご不幸が重なり通夜まで顔を出せねばならなかった。 ほとんどやけ食い状態である。「ご祝儀はどうせ会社のカネじゃ」と、フレンチのフルコースを2セット見事平らげ、線香臭い身体で自宅に戻る。と、ちょうど女房からメールが届いた。
 
「お掃除は全部できなかったけど、台所と水廻りと机の上は綺麗にしておきました。布巾、食器拭きが干涸びていたけど、ちゃんと洗剤で毎日洗うように。これから夏に向けて雑菌が繁殖しますよ」
 
 
この日の結婚披露宴で、或る来賓の方が非常にユニークなスピーチをされていた。
彼は「全国亭主関白協会」なる団体に入会されており、新郎に亭主関白の何たるかを説いていたのである。
 
関白とは本来、天皇(妻)に次ぐナンバー2の地位」。
実は、全国亭主関白協会は、妻との紛争を平和的に解決するための
技術や心構えを会員が日々学習し、段位を競い合うサークルなのだ。
ただ、世間体もあるので「オヤジの復権」を装った会是や段位を
掲げている。
 
と、大変、身につまされるお祝いの言葉だったのである。
 
迷わず、即入会いたしました。
世間には小生の境遇のような悩める愛妻家が溢れている事に胸をなでおろしました。
 
小生の段位は3級からのスタート。精進を積み、亭主関白マスターを目指す事を誓います[手(チョキ)]
 
aino3gensoku.gif
 
hikatu3gensoku.gif
 
ulos3gensoku.gif
 
 早く達人になりたいものである。
 
 
 

nice!(36)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

奥様再来襲〜亭主関白宣言〜前編 [ざれごと写真日記]

 
ある決意を持って『全亭協』なるモノに入会いたしました...
 
今年のG・Wも東京の女房が名古屋にやって来た。
元々、この連休中に彼女が誕生日を迎える事もあり、毎年、奥様感謝週間ではあったのだが、小生が単身赴任して以来、サービス度は年を追う毎にエスカレートの様相を呈している。
まして本年は、結婚25年〜銀婚式のメモリアルイヤー〜であるから、接待側としては例年以上に力が入る。
 
しかし、最大の問題は、私にカネが無い事に尽きる。
単身赴任中の小遣い亭主は、余分なポケットマネー(隠し口座)が、この2年の生活で、遂に底をついたのである。
無理に格好をつけようものなら、即それは私自身の破綻に繋がる。
 
思えば25年前、新婚早々に札幌転勤となった頃の私は裕福だった。
当初は、小生が家計をすべて管理しており、給料日に新妻に生活費として幾許かの現金をエラそーに渡していた。
そして「飲む、打つ」に絶好調であった新郎君は、ススキノの繁華街の魔力に溺れ、札幌競馬場のサラブレッドにハマりながら、我が世の春を謳歌していたのであった。当時の彼に「節約・貯金」という文字は存在しなかった。
 
半年後の或る晩、「通帳を持って、此処に座りなさい!」と妻に唐突に云われる。
前月の宅配生協の利用代金3,000円が銀行引き落とし出来ず、自宅にいた女房に連絡がいったのであった。
通帳をしげしげと眺めながら妻が冷え冷えと宣う...
「 こんなにあった夏のボーナスが何で2週間で失くなるんですか。今日から私が家計を管理します。キャッシュカードと印鑑をお出しなさい。これからは、給料日に私からあなたにお小遣いを差し上げます!」
「しゅみません...よろしくお願いします...」
浪費の理由を一切問いたださなかった女房の凄さに感服しながらも、この日を境に主客逆転。
かよわく麗しき新妻は、これより逞しき女帝として永年に亘り我家で君臨する事となるのであった。
 
この偉大なる女帝を悦ばせる資金が少ないのは、名ばかりの家長としても非常にツライのである。
とにかく現金が無いので、頼みの綱は唯一、単身赴任前に有事用に限定して作ってもらった家計口座引き落としのクレジットカードの登場しかない。(利用金額は後から謝ればよい、元々は俺の稼いだカネじゃぁ〜と開き直る旦那様)
 
更に今回の必殺技は、「あえて掃除しないもんね」作戦である。妻来訪の度に、我が部屋の汚さをなじりながらも、去り際には魔法の掃除婦と化す彼女の「生き甲斐」をわざと残すのだ。完璧に掃除しておいたら、愛人でも出来たと勘ぐられる僅かな可能性を排除するもうひとつの目的もある。
 
そんな訳で、綿密な計画で女王様を迎えました[ダッシュ(走り出すさま)]
 
3日の昼過ぎに名古屋駅に着いた妻を出迎える。
いきなり「駅のそばにあるトヨタ博物館に行きたい」と云う妻を、「それは豊田市だから遠すぎる」と宥めるが、「絶対に近くにある」と、彼女は一歩も譲らず、いきなりきな臭いムードになる。一応スマホで調べると『産業技術記念館』なるモノが存在し、よく見ると名称の横に小さく「トヨタテクノミュージアム」と記されていた。
 
名古屋在住の小生の面目丸つぶれで、しょっぱなから優位に立つ女房を連れて、この記念館の見学となる。
 
main.jpg
 
この手の博物館は正直つまらないのが多いのだが、ここは愉しい!
織物工場から自動車生産に踏み切ったTOYOTAの社史と併せながら、世界に冠たる「ものづくりジャパン」の由縁をたっぷり味わえる構成になっている。
 
アカデミックなスタートとなり、ご機嫌になった女房は、また唐突に「どこかでスケッチしたい」と騒ぐ。
「名古屋市内だと名古屋城くらいしか絵になる処は無いよ。もう夕方だし、遠出する明日にとっておけよ」と、また宥める夫。
私は今回は一日一枚はスケッチすると決めたんです。絵を描くのが最高の癒しなのよ、私には。でも、お城は描くの大変だから駄目!」(出た!我が儘...)
 
文化のみち『二葉館』(旧川上貞奴邸)
DSC00004.jpg
 
結局、私の自宅近くの白壁町の洋館に連れて行くことに...
夕闇も迫り、何とか1枚描き終え満足げな妻。
小生の単身宅は目の前。久しぶりに旦那様が腕を振るって自慢の中華料理でもてなそうと考えていたのだが、妻がつぶやく・・・「海老フライが食べた〜い
 
自宅を通り過ぎて繁華街に向かいます。
(ちなみにスケッチ中に、旦那は彼女の重いバッグを自宅に置きに一旦戻っています[ダッシュ(走り出すさま)]
 
まるは食堂ラシック店http://r.gnavi.co.jp/n216500/
DSC00020.jpg
 
わーい、こんな大きい海老フライは初めて〜美味しい〜」得意の生中ビール一気飲みの妻[かわいい]
 
ようやく帰宅。
一応、旦那様はささやかなプレゼントとデザートを用意していたのでした。
以前から勧めていた映画「アナと雪の女王」を彼女も先日に長女と鑑賞し、欲しかったサントラ盤が売切れだったのを非常に悔しがっていたらしいのである。何と言う亭主の気遣い[exclamation×2](お金無いのでこれ位しか買えなかった)
 
アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- (通常盤)(2枚組ALBUM)

アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- (通常盤)(2枚組ALBUM)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
  • 発売日: 2014/05/03
  • メディア: CD
ええっ〜アンタも買っちゃったのぉ〜。売切れだったから、昨日、密林に注文しちゃったわよぉ。今頃、東京の家に届いているんじゃない
 
せっかく昨晩、CDショップで最後の1枚をゲットしてきたのに... なんと間の悪い夫婦...[もうやだ~(悲しい顔)]
 
意気消沈する夫に眼もくれずに、「このわらび餅、サイコー。私の好物を用意してくれてありがとう[ぴかぴか(新しい)]」と、妻。
 
名古屋の和菓子の銘店『芳光』
DSC00001.jpg
 
女房到着直前に、チャリンコダッシュで購入してきた名古屋市民垂涎の逸品を無造作に頬張る女帝が、最後に宣う。
 
今回は絶対に掃除しませんからね。のんびりさせていただきますわ。ホホホ!(^O^)
 
予定の作戦がことごとく裏目に出た一日目でした...[あせあせ(飛び散る汗)]
 
 

nice!(30)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

惜春〜飛騨の桜〜with Nex&α [ざれごと写真日記]

 
桜を追って、性懲りも無く、更に々々北上します。
名古屋から特急・普通列車を乗り継いで2時間半〜飛騨一ノ宮駅に到着。
鄙びた駅から目と鼻の先に、この桜の古木が遅い春を悠然とした姿で謳歌していた。
 
臥龍桜(がりゅうざくら)
DSC03997.jpg
 
DSC04009.jpg
 
龍が臥している姿に似ている為、こう命名された樹齢1,100年のエドヒガンの古木である。
 
DSC04014.jpg
 
2本の桜木が並んでいるように見えるが、一本の桜である。
昭和34年の伊勢湾台風時に、龍の首にあたる幹が折れたが、枯死するはずの頭部がそのまま根付き、今でも多くの花を咲かせる。樹木自身の生命力と地元の桜守達の熱い看護の賜物である。
 
DSC04020.jpg
 
DSC07719.jpg
 
DSC04003.jpg
 
今年最期になるであろう一本桜を堪能し、隣駅の高山に向かうつもりで時刻表を見ると、次の列車が3時間半後[がく~(落胆した顔)]
いくらローカルの普通列車でも1時間に一本は運行しているだろうと云う考えが甘かった。慌てて、売店のお嬢さんに高山行きの路線バスがあるか確認する。こちらは1時間半後に近くのバス停から出発との事で、ブラブラと近隣を散策し、時間を潰す事とする。車を持たない単身赴任の哀しい処だが、逆にこの不便さが思わぬ出会いを生んだりするのが電車の旅行の愉しみでもある。
 
農家と思しき多くの民家の庭先で、色とりどりの花が咲き乱れている。
実は先日、中古カメラ店でミノルタ時代の古いマクロ100㍉レンズを衝動買いしてしまい、そのテスト撮影には絶好の被写体となった。
 
DSC07721.jpg
 
DSC07785.jpg
 
DSC07792.jpg
 
DSC07767.jpg
 
本格的なマクロ撮影の経験は無いので、これから勉強です。
ただ、三脚使用が苦手な無精な性格ですので、極めるのは困難と思いますが...
 
...と、ほとんど参拝者の居ない厳かな神社が眼に入る。
 
飛騨一宮水無神社
DSC04056.jpg
 
惣流飛鳥ラングレーが来たらしい[ダッシュ(走り出すさま)]
DSC04047.jpg
 
DSC07758.jpg
 
DSC04053.jpg
 
こんな風景も眺めながら、予定の路線バスに乗る。
 
DSC04059.jpg
 
高山市街。
北アルプスの玄関口、世界遺産白川郷の起点として、今や海外からも注目の観光地である。
「桜祭り」開催中と重なり、国内外の観光客で賑わっていました。
 
DSC04074.jpg
 
観光ポスターによく使われる中橋を望む景色
DSC07803.jpg
 
DSC07809.jpg
 
 あまりにも腹減ったので、高山ラーメンで昼食
ここのスープは激ウマ[exclamation×2]
DSC04068.jpg
 
古い町並みを活かした商店街の混雑ぶりに嫌気がさして、敢えて裏通りを歩く。
 
DSC04110.jpg
 
DSC04089.jpg
 
江奈子川沿いの桜は、散り際の美しさを醸し出す。桜吹雪が町を覆う。
 
DSC04096.jpg
 
DSC07832.jpg
 
DSC04116.jpg
 
DSC07841.jpg
 
このまま、奥飛騨温泉でノンビリ一泊したい処だが、G・W前半での無駄な散財は避けたい。
なにせ、来週には東京宅の奥方が、名古屋に襲来予定なのである。
 
最後に国分寺の桜を愛でて、名古屋行きの特急に乗りました。
 
DSC04123.jpg
 
列車の待ち時間に、スイーツで体力補給はしたけれど...[あせあせ(飛び散る汗)]
 
DSC04137.jpg
 

nice!(37)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

「美濃路の桜」其の弐 [ざれごと写真日記]

 
自称、一本桜フリークです[かわいい]
葉桜の名古屋市内から、桜も求めて少々北上です。
やっぱり岐阜県は、福島県・長野県に並ぶ一本桜のメッカだと思うのです。
 
 
『善兵衛桜』(郡上明宝)
DSC03991.jpg
 
DSC07484.jpg
 
DSC07503.jpg
 
DSC07497.jpg
 
DSC07478.jpg
 
 森山神社の枝垂れ梅(下呂)
DSC03993.jpg
 
DSC07556.jpg
 
DSC07526.jpg
 
DSC07581.jpg
 
DSC07609.jpg
 
DSC07568.jpg
 
 四美・岩太郎の枝垂れ梅(下呂)
DSC07614.jpg
 
DSC03994.jpg
 
DSC07644.jpg
 
DSC07626.jpg
 
 薬師様の桜(下呂)
DSC07662.jpg
 
DSC07670.jpg
 
例年より早い桜の開花と仕事のスケジュールの都合で、一本桜の撮影も2日間しか取れず...
嗚呼、これで最期かなぁ〜
 
花弁がもっていれば、来週も何処かに飛んでいくのだが...まぁ、運を天に任せよう[ぴかぴか(新しい)]
 
 
 

nice!(31)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

「美濃路の桜」と「犬山祭り」 [ざれごと写真日記]

今年の桜は、開花が早いうえに、見頃の期間が短いようだ。
やたらと暑くなったと思えば、唐突に冷たい風雨にさらされ、桜の体内時計も完全に狂わされているようだ。
 
そんな訳で自称桜マニアとしては、4月壱週目から観桜スタートダッシュです[パンチ]
実は「日本五大桜」のうち、まだ出会えていない最後の一本が、この中部圏に存在するのである。
 
(栃尾谷淡墨桜が満開近し)の情報を得、午前5時に早起きして岐阜県本巣市樽見を目指す。
JR名古屋駅から大垣駅、ローカル線の樽見鉄道に乗換え。1両編成の可愛い車両に揺られて漸く到着。
DSC03666.jpg
名古屋の自宅からでも2時間を要す美濃路の最奥に近い地で、この古木は無数の薄紅色の花弁を纏って悠然と佇んでいた。
 
 栃尾谷淡墨桜
DSC03713.jpg
 
継体天皇お手植えの桜と言い伝えられる、樹齢1500年を越すエドヒガンザクラの大木である。国の天然記念物。
幾度かの枯死の危機を、桜守を始め地元民の献身的な看護と驚異的な生命力によって乗り超え、今でも樹勢衰えずにこの時期に多くの花を咲かせて、全国から集る観光客の目を楽しませてくれている。
 
DSC07154.jpg
 
DSC07167.jpg
 
まさに満開[かわいい] 今は白に近いピンク色だが、散り際には薄い墨色になる事から「淡墨桜」の名が付けられた。
後方に同種の若い桜が在り、2本の桜木を重なり合うように見ると「水墨画」を彷彿させるような厳かな美しさとなる。
 
DSC07223.jpg
 
DSC07185.jpg
 
五大桜の最後を飾るに相応しい「美濃の名木」の圧倒的な存在感に心打たれ、この場を立ち去り難い気持ちになる。しかし徐々に団体客が押し寄せ、賑わう観光地の顔を見せてきたので、駅に戻る事とする。
 
大垣駅に到着。下車して、ご当地自慢の「墨俣城の桜」を愛でようと思ったが、駅構内の大混雑に少々ビビり、そのままJRで岐阜駅に向かう。美濃路で有名な、もう一本の桜も満開らしいのだ。とにかくネットの進化は、マイナーな桜開花情報まで手に入るから有難い。昔は勢い込んで遠出をし、何度肩すかしを食ったことか...
 
願成寺中将姫誓願桜
DSC03734.jpg
 
岐阜市大洞の願成寺の境内に咲く「ヤマザクラ」の変種である。
樹齢1200年、こちらも国の天然記念物だ。平安初期に藤原豊成の娘・中将姫が、病気快癒の御礼に植えた桜木と言い伝えられている。
 
DSC07263.jpg
 
普通の桜と違い「ヤマザクラ」なので、蕾と同時に葉も芽を出す。
薄い桜色の花弁と柿色の葉のコントラストが美しい。
20~30枚の花びらから成る珍しい桜の花弁が、なんとも優しげである。
 
DSC07260.jpg
 
御朱印.jpg
 
この見事な2本の桜を楽しめただけで、本日の目的は達成なのだが、欲張り爺は次の目的地に移動です[パンチ]
 
名鉄岐阜駅から約25分。犬山遊園駅で下車し、「国宝・犬山城」を目指す。
 
満開のソメイヨシノの枝の隙間から天守閣が見える
DSC03794.jpg
 
だが、お目当ては犬山城の桜ではなく、この2日間で催される『犬山祭り』なのだ[ぴかぴか(新しい)]
 
DSC03782.jpg
 
犬山城の守護神でもある針綱神社の1635年から始まる祭礼である。車山13輛各々が、カラクリ人形を披露し、夜には提灯を灯して街中を練り歩く豪華絢爛なお祭りなのだ。(車山は「やま」と読む)
 
到着直後、最期の車山が「カラクリ人形」の舞いをしていた。車山の一番上の小さな舞台で、笛・太鼓のお囃子に合わせて2体の人形が機械仕掛けのような舞いを魅せる。
 
DSC07319.jpg
 
その後は、夜の巡行に備えて山車に提灯を付ける作業が行われる。
 
DSC03818.jpg
 
さすがに少々歩き疲れた小生は、露天のお好み焼きとたい焼きで栄養補給し、喫茶店で休憩じゃぁ〜[あせあせ(飛び散る汗)]
 
各町内に在る神酒所(山車は夜に此処に帰るのだ)
DSC03821.jpg
 
そして、提灯に灯が灯される。荘厳な景色だ[exclamation×2]
 
DSC03841.jpg
 
DSC07361.jpg
 
 
1台づつ、各町内の若者達に曳かれて動き始める。
 
DSC03872.jpg
 
『どんでん』と呼ばれる方向転換に、若者達は全精力を注ぎ込む[exclamation×2] 見ているだけでも[どんっ(衝撃)]燃えるぜ〜[どんっ(衝撃)]
 
DSC03942.jpg
 
山車の真下にも人が居るんですよぉ[がく~(落胆した顔)]
DSC03936.jpg
 
一層では、着飾った子供達が太鼓を打ちならし、合いの手を入れる。
外から見えない2層で大人達が、笛を吹き、お囃子を奏でているようだ。
 
DSC07415.jpg
 
DSC07433.jpg
 
 
DSC07467.jpg
 
DSC07437.jpg
 
最期の1台が神社前を去り、本日のメインイベントは終了である。
 
DSC03961.jpg
 
全国各地の多様な祭りに触れるにつけ、世界一信仰心の薄い国と云われる日本が、実は自然を神と崇める信心深き国家である事を改めて感じいるのであった。
 
そして、やっぱり祭りは観るより参加したいものだ。お江戸の「神輿」を担ぎてぇなぁ〜
この日の歩行距離17.4km、24,320歩。坂道は44階分を登った。本年度の最高記録更新[グッド(上向き矢印)]
 
自宅に戻ると流石にグッタリ[ダッシュ(走り出すさま)] 身体中の節々が痛み、足首は熱を持っている。
一日充実のコースをと、欲張り過ぎたツケは、やはり身体に正直に表れる。
翌日曜日は、京都に足を延ばす予定で目覚まし時計を早めにセットしていたが、結局は昼過ぎまで爆睡[眠い(睡眠)]無為な一日となってしまった。何の事は無い、無理せず2日に分けて歩けば、ここまで辛い思いをせずに済んだのだ。
 
まさに「後の祭り」なんちて...
しかし、歩いただけで、ここまで身体を痛めるとは・・・
年齢のせいもあるが、やはり体重の問題が大きいと思われる[あせあせ(飛び散る汗)](B級ナゴヤ飯のおかげで、日々成長中[手(チョキ)]
 
 

nice!(38)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

「陽光の三浦観音崎」with Nex [ざれごと写真日記]

 
1年の留学を終えて長女が帰国したので、さきの連休は父上も東京に一時帰宅[わーい(嬉しい顔)]
 
漸く逆ホームシックから立ち直ったらしい長女を囲んでの家族食事会を丸の内の中華料理店で行った。
私は名古屋から食事会場に直行、就活悪戦苦闘中の長男、祖父母も揃っての久しぶりの会食は、家族の温かみを再認識すると共に、今回の企画者である女房の有り難みにも改めて感じ入るのであった。
 
浮かれ過ぎた長女は、慣れない紹興酒を飲み過ぎ、帰宅直前の我家玄関前に1時間前に美味しく戴いた料理をすべてぶちまける醜態のオマケ付き[がく~(落胆した顔)]
この天然系のお調子者は、一体誰に似たものかと、顔を合わせ呆れて苦笑いの夫婦なのでした[あせあせ(飛び散る汗)]
 
翌日は、神奈川県三浦半島に1泊旅行。
1週間前、妻がいつもの思いつきで「たまにはアンタと箱根に行きたい」と騒いでいたのだが、当然空き部屋は見つからず、周辺で何とか探し当てたのがこのホテル。
 
観音崎京急ホテル
DSC03614.jpg
 
しかも、当初は夫婦水入らずの旅行のはずが、急遽長女が参戦し、ツインルーム+エキストラベッド仕様に変更と相成った。女房と二人きりは単身赴任以来慣れておらず、「嬉し恥ずかし恐ろし」なので、かえって結果オーライというべきか...この先、長女と宿泊旅行など滅多にないだろうし...[ダッシュ(走り出すさま)]
 
横須賀方面は27,8年前に仕事によく通った処で、このホテルにも記憶がある。
当時開業間もないこのリゾートホテルで、取引先の方と昼食を摂っていたら、斜め前の席に、なんと「小泉今日子」がマネージャーらしき人と打ち合わせをしているではないか[exclamation&question]
当時の実物のキョンキョンの可愛らしさときたら、この世のものとは思えず、何せ顔が私の拳くらいしかないのですよぉ〜と、そんな思い出に浸りながら、昨晩汚物まみれになった我が娘と比べる哀しき父なのでした。
 
開業当時には無かったSPASSOと呼ぶ温浴施設で一家は汗を流し、妻は洋食・父娘は和食とバラバラのディナーを貪り食い、就寝前に昨夏以来の愛娘の背中足踏みマッサージで父は夢うつつ[眠い(睡眠)]
翌日、朝食バイキング会場の最終客となった爆睡三人組は、悠然と栄養補給を行い、チェックアウトギリギリまでホテルライフを堪能し、観音崎探索に出掛けるのでした。
 
青い空、青い海じゃ[わーい(嬉しい顔)]
DSC03581.jpg
 
DSC03514.jpg
 
東京湾の玄関口〜往来するタンカーが目の前を通る
DSC03574.jpg
 
DSC03525.jpg
 
波光
DSC03499.jpg
 
 観音崎灯台
DSC03540.jpg
 
向こう岸は千葉県富津岬だ
DSC03527.jpg
 
ホテル近くの「横須賀美術館」が素晴しい建築[exclamation]もちろん展示も
DSC03609.jpg
 
屋上から海を臨む
DSC03601.jpg
 
併設の「谷内六郎館」〜昭和の薫りが気持ちを和ませる〜
T-6.jpg
 
DSC03612.jpg
 
万歩計は20,000近くを指し、流石に疲労困憊。
小腹も空いてきたのでホテル駐車場の車に戻り、横須賀市街に移動する。
 
横浜生まれの妻は、高校生時分に、この街によく遊びにきていたらしい。35年ぶりの来訪なのだ。
街の変貌ぶりに驚嘆の声をあげた彼女は、わずかな記憶を頼りに通称「ドブ板通り」を先導して歩く。
 
「キャー、あったわぁ〜」
 
老舗アメリカンレストラン「ハニービー」
DSC03619.jpg
 
DSC03623.jpg
 
「私、この店でしょっちゅう、ハンバーガーとソフトクリームを食べていたのよねぇ〜懐かしい〜感動だわ。」はしゃぐ妻。
 
「母さんの昔の写真を見ると、笑ってしまう位おデブちゃんだったんだ。いつもこんな処でジャンクフードを食っていたからだ。母さんがマシになったのは二十歳過ぎてからで、父さんと出会ってようやく女らしくなったのだ。だからお前も心配しなくていい。」と、娘に語りかける父。
 
「そういうアナタは、昔はあんなにスリムだったのに、結婚してから無惨な姿におなりですわね。」逆襲の妻。
 
「 それは君がデブ専と知ったから、君好みの体型になっただけである。」訳解らん言い訳の亭主。
 
こんな両親のくだらん会話には耳も貸さず、黙々とフライドポテトを貪る長女。
 
そして、遅めのランチのメインディッシュは当然ハンバーガーだ。
妻がこの店に通っていた時代には、横須賀基地米軍兵士御用達の単なる日常食だったが、今や全国的に有名なご当地料理に成り上がっている。
 
「横須賀ネイビーバーガー」と人は呼ぶ巨大ハンバーガー
DSC03630.jpg
 
ハンバーガー・チェーン店のモノとは一線を画すシンプルかつ豪快な食感だ。つなぎを使わない赤身だけのハンバーグが、郷愁と共に食欲を増進させる。とにかく1個で満腹確実の代物だ。
 
すっかり日も傾き始め、妻の運転で品川駅へ。私は新幹線で名古屋、娘は友人との食事会に六本木、妻が独りで自宅へと、三人三様の場所へと別れるのであった。
 
久しぶりの家族の集いに、改めて働くパワーをもらい、心地よい疲労感を味わいながら家路に着いた。
名古屋宅周辺では、早咲きの桜が満開。優しい気持ちになって、妻に感謝のメールを送る単身赴任親爺でした。
 
DSC03652.jpg
 
来週、フランスから娘の恋人が来日するとか...留学中に語学だけでなく多くの経験を積んでしまったようだ。
まだまだ見た目は子供の長女の成長に、大いなる戸惑いと僅かな喜びが胸の中を駆け巡る。
「まぁ、母親のように『いい男』をつかまえなさい。」と自画自賛の父は、それでもやっぱり不安は隠せないものです。
 
 

nice!(42)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

摩訶不思議な『大縣神社の豊年祭り』 [ざれごと写真日記]

 
さきの日曜日、犬山市の神社で面白い祭礼が執り行われるのを知り、急遽、名古屋女子マラソン観戦を取りやめ、名鉄電車に飛び乗った。もちろんお供は、Nex7α700の常連コンビ[ぴかぴか(新しい)]
 
名鉄犬山線・楽田駅から徒歩20分。


「大縣(おおあがた)神社」 で毎年この時期に催される「豊年祭」は、尾張に春を呼ぶ祭りとして地元で親しまれているが、その名を更に世間に知らしめた理由が、この日に明らかとなるのだった[exclamation&question]
 
別名「於祖々(おそそ)祭り」は、氏子の方々が様々な姿となって街中を練り歩き、本殿に「在るもの」を奉納する祭礼なのである。
 
楽田駅に着き、大縣神社に向かって歩いていると、諸鑵(もろくわ)神社から今まさに巡行を始めんとする集団と出会った。そして次々と本殿に向かって練り歩く。

猿田彦?
DSC06972.jpg
 
 白い布を被った謎のオバサマ軍団
DSC03352.jpg
 
DSC03362.jpg
 
馬上の公家
DSC07011.jpg
 
立派な神輿も
DSC03365.jpg
 
DSC07020.jpg
 
 これらの集団を追い越して、一足先に大縣神社で待機していると...
 
素敵なお嬢様方も登場[わーい(嬉しい顔)]
DSC03373.jpg
 
DSC07050.jpg
 
DSC07048.jpg
 
 そして、摩訶不思議な神輿が登場[exclamation&question]
DSC07073.jpg
 
 大中小の3基の神輿が次々と本殿に吸い込まれていく
DSC07096.jpg
 
本殿に奉納された謎の神輿・・・その正体は
蜜柑・鏡餅・昆布・海老???
DSC03440.jpg
 
実は本日の豊年祭は、大縣神社の末社であり玉姫命を祀った「姫の宮」の祭礼なのだ。そしてここは、安産・子授・縁結びの神として古来から崇敬されている社なのである。同じ境内に在る姫の宮の社殿の裏には「姫岩」と呼ばれる石が守護神の如く祀られている。
 
(18禁[あせあせ(飛び散る汗)]
DSC03412.jpg
 
少々躊躇う画像ですが.....やはり、神輿の正体は女性の『あれ』だったのである。
奇祭・珍祭と呼ばれる訳に納得なのだが、同時に、古来より「女性器」を崇め、五穀豊穣を願う先人達の想いに、人間不変の純粋な生殖本能を垣間見るのであった。
 
社伝によれば、紀元前3年に本宮山から今の地に移転したと云われる。現在の社殿は1661年創建の国重要文化財。
境内奥には梅園が広がり、紅白の花弁が甘い香りを振り撒きながら参拝客の目を楽しませていた。
 
DSC03432.jpg
 
棟方志功の女性画を使った絵馬には安産祈願が込められている
DSC03406.jpg
 
DSC07132.jpg
 
DSC07129.jpg
 
大縣神社から3キロ離れて「田縣神社」がある。こちらの祭礼こそ全国的に有名だ。
姫の宮の「女性」に呼応して「男性」が崇められている。
今週末の15日、田縣神社豊年祭では巨大な『男根』が勇壮に街中を練り歩くらしい[がく~(落胆した顔)]
 
残念ながら、この日は仕事の予定があり、お伝えするのは不可能なのだが...
仮に見物に行けても、う〜ん、今回以上に写真掲載が憚れる内容になるのは明白だぁ[かわいい]
 
 
 

nice!(40)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行
前の10件 | 次の10件 ざれごと写真日記 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。