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New カントリー3人娘 発見! [〜私の歌姫〜]

 
カントリー娘とはいってもハロプロのアイドルではありません[ダッシュ(走り出すさま)] 
カントリー・ミュージック王道の3人娘といえば、このトリオだよねー[かわいい][かわいい][かわいい]
 
 
 
ドリー・パートン
リンダ・ロンシュタット
エミルー・ハリス
の3人が80年代に結成した『Trio』
 

Trio

Trio

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1987/07/07
  • メディア: CD
 
名盤中の名盤[exclamation×2] 
 
 
 
当時の米音楽界で、すでに各々に活躍していたソロ・シンガーのビッグネームが、奇跡の合体[どんっ(衝撃)] 
70年代の我が国が誇る中三トリオ(山口百恵・桜田淳子・森昌子)が、突然にグループを組んでアルバムを発表するようなもので、通常なら所属事務所やレコード会社の問題で実現不可能なのだが、さすがアメリカ[グッド(上向き矢印)]懐が深いのであります[パンチ]ソロ活動が主体ではあり、音楽的趣向にも違いがある。ただ不定期に集まっては、彼女達の音楽の共通原点を確認し合うように、カントリーを歌う。この活動は20年近く続いたようである。
 
彼女達は、デビュー時から際立っていたね〜[黒ハート][黒ハート][黒ハート] 
 
リンダの小悪魔的美しさにはトキめいた
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エミルーの長い黒髪に憧れた
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ドリーは最初からケバかったが...
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ソロデビューから10年以上が経過し、全員が30歳代のまさに脂の乗り切った時代での結成だ。
容姿もすでに大分変貌してきているが[あせあせ(飛び散る汗)]
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さらに10年経過...さらに変貌した容姿と奇跡の3熟女ハーモニー[るんるん][るんるん][るんるん]
 
 
 
音楽の素晴らしさをそのまま体現してくれるような3人のとびきり歌姫に拍手を送る[ぴかぴか(新しい)] 
 
個人的には、オルタナロックに傾倒した銀狐・エミルー・ハリスのハスキーボイスにゾッコンなのだが、今やこの3人も古希(70歳)を迎える時代なのだ。すでにリンダは持病のために引退、残る二人の活躍のニュースも最近はご無沙汰である。彼女達の魂を引きつけるようなハーモニーを醸し出すトリオは、そうは簡単には現れないだろう...と思っていたら、その可能性を予感させる歌姫達を見つけましたよぉ[ひらめき][ひらめき][ひらめき]
 
 
 
サラ・ワトキンス
サラ・ジャローズ
アオアイフ・オドナバン
の3人が結成した「I'm With Her』 
...ヒラリー・クリントンの選挙キャンペーン標語ではない
 
前述の先輩トリオのキャリアには及ばないが、現在のアメリカン・ルーツ・ミュージックの担い手として、それぞれ活躍している才女達だ。トリオとしての楽曲はまだCD発売されていないようだが、デジタル配信とネット映像で彼女達の貴重なハーモニーを堪能できる。
 
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 サラ・ワトキンス         サラ・ロジャース        アオアイフ・ドノバン
 
各々が得意の弦楽器を操りながら、三人三様の個性的な声色が溶け合った時、荒野が広がるアメリカの大地が我々を誘ってくる錯覚に陥る。熟女トリオのソウルフルな迫力とは違った清涼感と寂寥感の織り混じったブルース色の強い音楽だ。演奏技術も高く、ルーツ・ミュージックを緻密に再現した感がある。
 
 
 
「i m with her」としての音源は極めて少ないので、彼女達のソロ作品を密林三連発〜ポチっ×3〜
皆、魅力的な作品だが、小生の好みは、フィドルを弾きまくるチョッと太めのブロンド嬢〜サラ・ワトキンス[揺れるハート]
 

Young in All the Wrong Ways

Young in All the Wrong Ways

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: New West Records
  • 発売日: 2016/11/01
  • メディア: CD

彼女の最新3作目・・・ジャケ写だと、あまり太目に見えないのだがなぁ...
ブルーグラスに少々ロック色を加え、静と動を見事に歌い込んだ素晴らしい作品だ[ぴかぴか(新しい)]
「ニッケル・クリーク」というブルーグラスバンドでフィドル奏者として活躍していたが、あのLed Zepplinのジョン・ポール・ジョーンズに見初められ、彼のプロデュースの元でソロデビューを果たした逸材なのだ[パンチ] 
 
アルバム収録4曲目「Move Me」をギブソンのフルアコ1本で
演りきる心意気〜痺れるわぁ[揺れるハート][揺れるハート][揺れるハート]
 
 
得意のフィドルを持てば無敵状態
「One Last Time」

 
小生好みの音楽性と声質...そしてブロンド・・・これでデビュー時のようにスリムだったら完璧なのだが[あせあせ(飛び散る汗)]
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贅沢は言うまい・・・素晴らしき歌姫との邂逅に感謝である[exclamation×2]
 

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「ノラ・ジョーンズ」の新譜をハイレゾで聴く [〜私の歌姫〜]

 
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ノラ姫が、4年ぶりの通算6枚目のオリジナルアルバムを発表[るんるん][るんるん][るんるん]
 
2014年のカントリー・ガールズ・バンド「プスンブーツ(Puss n Boots)」でのトリオ演奏も味わい深いものだったが、「デビュー作に回帰した最新作」などと宣伝されれば、興味も倍増である。 
 
いつもなら輸入CDを密林ポチっで即入手なのだが、ハイレゾ音源配信もされているとの事で、久しぶりに高音質盤に挑戦する。通常の輸入CDは1,713円、国内サイトからハイレゾ・ダウンロードなら3,200円だ。しか〜し、調べると海外サイトからなら$17.98で手に入るではないか[パンチ]
 
4年前にYesの「危機」を購入した「HDtracks」という海外サイトにログイン〜「おっ、ちゃんとメンバー登録が残っているではないか!」〜だが、いくら探しても、目的の楽曲を購入するカートに移動できない???
なんと、空白の4年の間にエリア制限が設けられ、日本からは購入できない仕組みに変更になっていたのだ[ちっ(怒った顔)]ハイレゾが出始めの頃と状況が変わり、国内レーベルもこの分野に参画した為のメーカー保護の策略に違いない。世界を繋ぐのがインターネットのはずなのに、こんな姑息な障壁に負けたくない小生は、「海外のプロキシ」を経由すれば購入可能である事を発見[exclamation×2] そして難なくダウンロードに成功した[わーい(嬉しい顔)]
 
せっかくの音源でも、PC再生によるヘッドホン試聴では迫力が感じられない。だがホームオーディオ機器の環境は、未だハイレゾに十分対応していないので、以前のようにwave形式で「DVDaudioを焼く事にする。(「Burn」というアプリを使えば一発で成功)(http://tsumujikaze2.blog.so-net.ne.jp/2011-09-06 5年前からこんなことしていたのね^^;)
 
単身赴任完了後は、完全に奥様に占領されているリビングのシステムコンポで肩身が狭い思いをしながら、ユニバーサル・プレイヤーで、そっと聴いてみる。そよぐようなピアノの調べとノラの柔らかい歌声が、すうぅ〜と心に染み込んでくる。ハイレゾと聞くとやたら高音が切れる印象だが、さもありなん。低音の分離が素晴らしいのである。クリアなBASSとドラミングが非常にリアルだ。う〜ん、堪りません[わーい(嬉しい顔)]
 
この最新作自体は、評価が分かれているようである。それは鮮烈のデビュー作に思い入れが強いファンが多い為だと思われる。15年前の「Come Away With Me」は、スタイリッシュなオリジナル曲を中心にした癒され度200%のヒーリングミュージックとして世界的に大ヒットした。アコースティックな楽器の構成と、発売レーベルが「ブルーノート」だった為、たまたま「Jazz」の範疇となったが、そもそもノラはJazzシンガーではないのだ。カントリー・フォークを基盤としながら、幅広いジャンルを全て、「自分の歌」にしてしまう稀有な「歌姫」なのである。その彼女が、本気で取り組んだJAZZが本作だ。故に、初期の彼女の音楽に親しんだファンからすれば、本格的なJAZZ風の構成に戸惑うのも理解できる。だが、これも間違いなく「ノラの歌」なのだ。
名うてのJAZZミュージシャン達と渡り合うノラの演奏は、彼女がピアニストとしても際立った感性の持ち主であるのが窺える。そこに、ノラ独特の「スモーキーヴォイス」が絡まれば、JAZZのスタンダード曲でも全く別の彩りを放つ。さらに、巨匠ウェイン・ショーターのサックスとドクター・ロニー・スミスのオルガンが彼女のヴォーカルをサポートするなんて、元JAZZファンの小生には、この上ない至上の喜びをもたらせてくれるのだ。
  
 
 
以前よりKeyを低めに歌っているようで、アルバム全体が更に落ち着いた深みのある表情を浮かべている。JAZZの形態を取りながらも、王道JAZZでは無く、まさしく「ノラの音世界」だ。 巷で宣伝されているような、初心に帰った作品とは全く違う。今までギター演奏が中心だった彼女が、得意なピアノ弾き語りに戻しただけで、多くのファンは勝手に期待してしまうが、彼女はそんな次元で音楽と向き合っていない。ジャンルを超えた多くのミュージシャンと共演し、二児の母となったノラ・ジョーンズがたどり着いた今の「音楽」が今作である。今後も更に進化を遂げるであろう歌姫から目を離せない[ぴかぴか(新しい)]
 アルバム3曲目をLIVEで
 
 
カントリーからブルース、ロック、ジャズまで...小生の愛するジョー・ヘンリーとは違ったアプローチだが、ノラの生み出す音楽は紛れもなく「ルーツ・ミュージック」に向かっていると、感じるのは私だけだろうか。
 

Come Away With Me

Come Away With Me

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 2002/02/01
  • メディア: CD


DAY BREAKS

DAY BREAKS

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BLUEN
  • 発売日: 2016/10/07
  • メディア: CD

デビュー作と最新作。 
聴き比べると、彼女の15年の進化を感じる事ができる。どちらも名盤であり、また似て非なるものだ。
 
 
◎おまけ
 
ハイレゾ素晴らしい〜と喜んではいる小生ですが、先日、TVで「モスキート音テスト」という聴力検査をしていたバラエティ番組を見た。なんと人間は加齢により、高い音が徐々に聞こえなくなるらしいのだ。ちなみにオッチャンもチャレンジしてみると14000Hzが限界で、実年齢より気持ち若い診断だった。
 
 
 
要するに、歳とったら高音質とは無縁になっていくわけで、もちろんハイレゾは「高音」だけが特色では無いのだが、なんだか不安になる。
うぅ〜ハイレゾ自体が音楽業界の策略か? 音楽好きの爺さん達から、音が良いと思い込ませて、CDより高い金をふんだくっているのかもしれん。自分だけは「耳がいい」と信じる親父の「大人買い」は格好の餌食なのだ。
悩ましい処だが、「ハイレゾは空気感が違うんだよね」と独りよがりに信じて、しばらく遊んでみるつもりだが...
 

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黒真珠の輝き『アリソン・ラッセル』 [〜私の歌姫〜]

 
 
 
敬愛するルーツミュージックの旗手・Joe Henryのプロデュース作品と知れば、ほぼ即買いなのです[ひらめき]
 

Real Midnight

Real Midnight

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Fiveh
  • 発売日: 2016/02/19
  • メディア: CD

『Birds of Chicago』・・・白人男性「JT・ネロ」と黒人女性「アリソン・ラッセル」の二人から成るシカゴで活動中のカントリー系デュオです。 (アリソンはカナダ・モントリオール出身)
 
アコースティック主体の調べに、アリソンの慈愛に満ちたヴォーカルが溶け込むと、辺りは柔らかい光に包まれていく。「なんなんだ!この表現力の深さは!!」一聴してイチコロであります[かわいい]
 
楽曲の大半を手がけるJT・ネロのいぶし銀的パフォーマンス。彼の枯れたギタープレイとダミ声に、湧き上がるアリソンの心の叫びが重なると、楽曲は、また別の輝きを放っていく。(マルチプレイヤーである彼女のクラリネット演奏は、ほとんどワンパターンでご愛嬌だが...)
 
 
 
最新アルバムの方は、まさにジョー・ヘンリー節だ。
各楽器の響きを最大限活かした音空間の作り方は、彼独特のモノ。
個性溢れるふたりのアイデンティティーを、見事に表現している。
 
そして、アリソンの独壇場[exclamation×2] 聞け、彼女の生声を[るんるん][るんるん][るんるん] 
 

 
 
Birds of Chicago

Birds of Chicago

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CD Baby
  • 発売日: 2012/10/01
  • メディア: CD
  • Bird of Chicagoのデビュー・アルバム
  • 早くも独自のふたりの世界を魅せてくれます。
Po' Girl

Po' Girl

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hightone Records
  • 発売日: 2003/08/26
  • メディア: CD
  • アリソンが在籍するカナダの別ユニット「ポガール」のメジャーデビュー作品
  • こちらは二人の女性ヴォーカルがメイン。「Birds of Chicago」よりJazzyな感じです。

土の香りを漂わせながらも、ファショナブルでイカしたアリソン。
色っぽい目力にも引き込まれそうだ。まさに真珠の輝き[ぴかぴか(新しい)]
 
カントリーの体裁を保ちながら、ブルース・フォーク・ゴスペルのエッセンスが散りばめられる。その底辺にあるのは、『魂の叫び』だ。「アメリカン・ルーツ・ミュージック」の新しい潮流かもしれない。 
 
このジャンルの作品は、日本はおろか本国アメリカでもなかなか売れないようだ。
無名の才能に光を当てるJoe Henryに改めて敬意を評すると共に、アリソンの魂に少しでも触れるリスナーが増える事を望む。
 

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Come Back「Hannah」!!! [〜私の歌姫〜]

 
 
 
Hannah Blaylock(ハンナ・プレイロック)・・・
衝動的にジャケ買いしたCDに嵌ってしまったのが4年前。男1、女2の新人カントリーバンドの奏でるハーモニーの虜になった。特に女性リードボーカルの独特の柔らかく澄んだ歌声は、小生の胸の深い処に絡みつき離れる事が無かった。一部のカントリーファンからは絶賛されたデビューアルバムだったが、グループは音楽性の違いか、はたまた男女の三角関係のもつれか、即解散。「Edens Edge」…無名バンドの珠玉のレコードだけが残った。
小生は、リードヴォーカルのハンナの消息を必死で追ったが、音楽界復帰の情報はしばらく掴めなった。ところが、昨秋、自己のHPでストリーミング再生のみのEPがアップされ、ついに今春、音楽活動本格化を感じさせるこの動画と巡り合えた。デュオバンドの演奏会にゲスト参加したものと思われるが、やはり彼女の歌声は『本物』だ。
 

Edens Edge

Edens Edge

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Big Machine Records
  • 発売日: 2012/06/12
  • メディア: CD

では、Edens Edge時代の名曲を再び...
 
 
 
ちなみに、男性ギタリストとマンドリンのブロンド嬢とのデュオで「Edens Edge」は細々と健在らしい。
ブロンド好きの小生ではあるが、私がギタリストなら絶対にハンナと組むけどなぁ〜[揺れるハート]
 
彼女のHP  http://www.hannahblaylock.com/music/ 自作6曲がストリーミングで楽しめます。
 
こんな素晴らしいSingerが、全く売れずに埋もれているアメリカの奥の深さ、そしてそんな歌姫と出会えるネットの世界の有り難さを改めて感じさせてくれる。
 
とにかく、ハンナ・プレイロックの「フルアルバム」の発表を待ち望むつむじ風なのです[ぴかぴか(新しい)] 
 
 

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デビュー40周年「岩崎宏美」IN ブルーノート [〜私の歌姫〜]

ちょっと前のLIVEレポートですが...
 
小生の中学生時代、歌謡界は「花の中三トリオ」を中心にしたアイドル全盛時代の幕開けでもあった。
テレビチャンネルを廻せば、どこもかしこも歌番組で、ミニスカートの可愛い数多の女の子達がブラウン管の中で光輝いていた。既に、洋楽ロックかぶれしていた私は、「外見はいいけど、歌は全員ヘタクソだなぁ」と、半分馬鹿にしながらテレビを眺めていたものだった。
そんな中で、「あれっ?この子は他のアイドルで違って歌重視で売れるかも」などと、音楽の何たるかも判らぬ子供でも、この新人歌手の歌声だけは際立って美しく聴こえたのだった。
 
 
 
岩崎宏美・・・1975年デビュー。言わずと知れた70年代の正統派アイドルだ。この往年のスター歌手が、今年デビュー40周年を迎え、ご当地名古屋ブルーノートで2夜だけのコンサート開催の情報をゲット。しかも、滅多に聴けないアコースティック・ライブとの事で、思わずチケットに飛びついてしまったのでした[ぴかぴか(新しい)]
 
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ブルーノートは、東京店を含めても初見参だ。私の昔のイメージだと、Jazz専門クラブなのだが、最近ではロック、ポップス含めて幅広いジャンルの音楽を聴かせる洒落た大人のライブハウスに変身しているようだ。
ディナー付きのコースは頼まず、近場で回転寿しを食い、 ステージの右袖近くのテーブル席に座った。廻りが杯を傾けるカップルだらけであろうと意に介せず、ジンジャエールとアップルパイを注文。ほとんど音楽喫茶感覚の小生なのでした[パンチ]
 
午後8時。ピアニストとギタリストを引き連れて、岩崎宏美登場。フォクシーのドレスを纏った彼女は、思いの外小柄だ。そして、小生より3歳上には見えない若々しさ[ぴかぴか(新しい)]
 
1曲目は、セカンドシングルの大ヒット曲「ロマンス」だ[るんるん]
 
...なんと素晴しい歌声[ぴかぴか(新しい)] 
デビュー当時と変わらぬ清々しい声質に、更に温かみのある丸い芯が1本通ったような感じ。
十分すぎる声量と全く破綻しない高域、そして観客を包み込むような表現力。
ピアノとアコギのみの伴奏により、彼女の命漲る歌声が際だつ。
40年の歳月は、「巧いアイドル」を「凄いSiger」に成熟させていた[どんっ(衝撃)]
 
セットリストは以下の通り(私の曖昧な記憶によれば...)
「スター誕生」以来の恩師である作詞家・阿久悠の作品を織り交ぜながら、短くも充実のライブだった。
 
1、ロマンス
2、ファンタジー
3、時代遅れ(河島英五カバー)
4、街の灯り(堺正章カバー)
5、みずいろの手紙(あべ静江カバー)
6、思秋期
7、いのちの理由(さだまさしカバー)
8、聖母たちのララバイ
9、光の軌跡(新曲)〜これだけカラオケ〜
 
3、6、7曲目は涙腺緩みましたわ[もうやだ~(悲しい顔)]
 
 
 
出来れば、名曲であり超難曲「すみれ色の涙」は聴きたかった[かわいい]
9曲で終わりかいな、もっと聴かせろぉ〜という未練を残しつつも、昭和の正統派歌姫の生歌に浸れた感動的なLIVEだった[ぴかぴか(新しい)]
 
では、ちょっとだけ当日の雰囲気を...
 
 
ゴールデン☆ベスト デラックス岩崎宏美~The Complete Singles in Victor Years

ゴールデン☆ベスト デラックス岩崎宏美~The Complete Singles in Victor Years

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2009/09/16
  • メディア: CD
Dear FriendsVII 阿久悠トリビュート

Dear FriendsVII 阿久悠トリビュート

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インペリアルレコード
  • 発売日: 2014/08/27
  • メディア: CD
光の軌跡

光の軌跡

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インペリアルレコード
  • 発売日: 2015/04/22
  • メディア: CD
 
 

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「昭和歌謡の天女」 [〜私の歌姫〜]

本日は少々レトロに...
 
寒いですねぇ〜
では、唐突に井上陽水の名曲をカバーで[るんるん]
 
 
 
なんとも味気ない伴奏に拍子抜けするのだが、ひとたびヴォーカルが絡まると曲が一変して、煌めきと潤いを帯びて来る。オリジナルの陽水より、「詞」が活きているではないか。一体なんだ、この説得力は[exclamation&question]
 
この曲を歌っているのは...
70年代の歌謡界を席巻した伝説の歌姫[るんるん]
 
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『ちあきなおみ』である。1969年デビュー以降、日本歌謡界のトップ歌手として永年に亘り活躍。1992年、夫との死別を境に芸能界から忽然と姿を消す。
 
昭和歌謡の女王といえば真っ先に「美空ひばり」の名が浮かぶ。どんなジャンルの楽曲もなんなく歌いこなす才能は、まさに天才的であり、天性の「唄うたい」と呼んでよいだろう。
その日本芸能界の至宝以上に、小生が評価し、愛して止まない日本の歌手が『ちあきなおみ』なのだ。
 
歌唱力が抜きん出ているのは当然の事ながら、歌の表現力が並外れている。ジャンルを問わず、オリジナル・他人のカバー曲、童謡に至るまで、すべての曲を「自分の歌」にしてしまう。「詞」に対する感情移入も半端無く、この曲なんかは鳥肌が立ってしまう[がく~(落胆した顔)]
 
 「夜へ急ぐ人」(1977年)
 
 
70年代のTVは音楽番組全盛。こんな激しい歌が、家族団らんの夕食時にでも放映されては、みんな凍り付いて、幼児は怖くなって泣きわめいたことだろう。
この表現力が、お笑い芸人達の形態模写の格好の材料になり、後になっては、お笑い芸から彼女の存在を知った若い人々も少なくないかもしれない。
 
1972年レコード大賞の栄冠に輝いた、最大のヒット曲「喝采」なども、彼女でしか表現しきれない名曲である。当時、小学生だった小生にでも「なんか、よくわかんないけど心に残る歌だなぁ」と子供心に感じたものだった。まさか葬式に参列している内容などとは思いもよらず...
 
「喝采」(1972年)
 
 
何かに取り憑かれたように歌う姿は、般若かはたまた天女か?
だが、一旦マイクを置けば素の彼女の剽軽な性格が現れる。
「8時だよ!全員集合」を始め、活躍中期にはバラエティ番組にも多数出演し、コメディエンヌとしての才能も遺憾なく発揮していたものだった。
 
このCMもある意味「伝説」かも...
 
 
そんな彼女が忽然と芸能界から姿を消したのは1992年秋。最愛の夫・郷鍈治と死別したその日から、一切の芸能活動を停止し、以降、公の場に一度も顔を出す事はなかった。事実上の引退状況となってしまっている。
 
「喝采」と、この「冬隣」は、恋人と死別した女性の歌であり、この深い哀しみの歌が彼女の代表曲にもなっている。この歌詞のような出来事が、ちあき自身の運命にのしかかってしまったのだ。
「喝采」の歌詞では、彼氏が亡くなっても歌い続けた歌手の孤独な姿が歌われているが、ちあきなおみは、2度とマイクを握る事はなかった...
 
「冬隣」(1988年)
 
 
昨今のオーディオ機器の進化により、今、彼女の歌声が聴くと、当時以上に深く胸に染み渡ってくる。
全く破綻しない声域の広さ、特に低音部のコントロールの完璧さは数多の女性トップ歌手の中でも卓越している。
演歌からポップス、シャンソンなどすべてのジャンルに順応するリズム感、そして何よりも、独自の「詞」の解釈と表現力により、すべての曲を「自分の歌」にしてしまう力
 
まさに不出世の天才歌手〜「歌謡界の天女」である[exclamation×2]
 

決定盤シリーズ ちあきなおみ大全集

決定盤シリーズ ちあきなおみ大全集

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: CD
  • 2枚組。ほとんどのヒット曲が収められている。それ以上の聴き所は、他人名義のカバー曲だ。
  • 冒頭の井上陽水を始め、中島みゆき「ルージュ」やペドロ&カプリシャス(高橋真梨子)「五番街のマリーへ」
  • などは垂涎の出来。


ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2003 朝日のあたる家

ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2003 朝日のあたる家

  • アーティスト: 大高ひさを,北原じゅん,永六輔,浅川マキ,ジャック・プラント,ミッシェル・エメール,吉田旺,松原史明,飛鳥涼,水谷啓二
  • 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
  • 発売日: 2003/04/23
  • メディア: CD
  • ライブ盤。この静けさと激しさ...
  • 本物の「うたうたい」を体感できる戦慄のコンサート。

 

実は初期のこの歌も大好きだったりして[揺れるハート]

 




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ニーナ・パーション〜白夜に舞う妖しき蛾の如く〜 [〜私の歌姫〜]

 
スクリーンショット 2014-12-19 1.57.43.png
 
げっ、知らぬ間に、100万アクセス突破していましたぁ[わーい(嬉しい顔)]
 石の上にもうすぐ5年〜稚拙ブログにおいで頂ける方々に感謝、感謝であります[exclamation×2]
 
...と、云う事で、久しぶりにブロンド歌姫を探しにネット徘徊をしていたら...見つけてしまいました[ぴかぴか(新しい)]
 
一瞬、60年代の映像かと思ったのだが...
 
 
 
何となく聞き覚えのあるメロディだったが、
実は90年代中盤にヒットした〜The Cardigansの「Carnival」という曲なのでした[るんるん]
 
The Cardigans(カーディガンズ)・・・1992年結成のスウェーデンのバンド。チープ感漂うレトロなギター・サウンドと、ブロンド美女のハスキー・ヴォイスがやたらと耳につく不思議な浮遊感が癖になる。
 
映画「ロミオとジュリエット(1996)」の挿入歌にもなった
『Lovefool』
 
 
紅一点ニーナ・パーションのアンニュイな雰囲気に引き込まれ、時折微笑むと現れる両エクボにドキン[黒ハート]
サウンド面は、お洒落なポップ・ロックという感じで、ヘタウマ系のニーナのヴォーカルと荒削りなバックとの違和感が何とも心地よい。
但し、心を揺さぶる音楽かと問われれば、???であり、当時のアメリカ、イギリスのロックとは異質の北欧系の感性とアマチュア臭さが物珍しかったから、と言わざるを得ないであろう。
ゆえに、小生の稚拙ブログに取り上げるほどでは無いのだが、このバンドは4枚目のアルバムから劇的に変貌していくのである[パンチ]
 
Gran Turismo

Gran Turismo

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Island / Mercury
  • 発売日: 1998/11/03
  • メディア: CD

1998年に発表された作品は、デビュー当時からのシンプルな演奏スタイルはそのままに、サウンドの芯が図太くなり、楽曲全体に暗さと重さがのしかかって行く。前期のメランコリックかつ可愛らしさが完全に剥ぎ取られているのだ。ヘタウマ系と思われていたニーナは、声質には変化は無くとも、力強さと感情表現を身に付け、桁違いに歌が巧くなっているのだ。可愛いだけの清楚な蝶々が、或る日を境に、妖艶な夜に蠢く蛾に変態してしまったみたいだ。

「Erase/Rewind」


超絶テクを要するような難しい事は何ひとつしていない。ただ、ただ、カッコいいのだ[どんっ(衝撃)]
ピーター・スヴェンソンの放つ赤錆びたハンマーのようなギター音。
ハスキーだが重みを感じるニーナのヴォーカル、消え入る語尾の美しさには溜息が出てしまうほどだ[かわいい] 

Super Extra Gravity

Super Extra Gravity

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Int'l
  • 発売日: 2005/10/25
  • メディア: CD

 



2005年発表の6thアルバムが、実質的なラストアルバムになるのだが、多彩な楽曲のサウンドは更に緻密な構成となり、スケールが格段にアップしていく。  

 
 
このアルバムは最近の小生のヘヴィロテ・アイテムと化している[るんるん][るんるん][るんるん]
 
6thアルバム発売以降、解散状態になっていたが、2012年サマーソニックでバンド活動再開。「A Camp」という他ユニットでも活躍していたニーナは、2014年1月には、初のソロアルバムも発表。 まさに円熟の憂い溢れる四十路の歌声を聞かせてくれている[ぴかぴか(新しい)]
 

Colonia

Colonia

  • アーティスト:A Camp
  • 出版社/メーカー: Reveal
  • 発売日: 2009/02/17
  • メディア: CD
Animal Heart

Animal Heart

  • アーティスト:Nina Persson
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2014/02/18
  • メディア: CD
 
 
 
 
 
 
「I Can Buy You」 
歳を重ねるごとにナチュラルになる声質...不思議な歌姫だ[ハートたち(複数ハート)]
 
 

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NOKKO 唯一無二の衝撃ライブ! [〜私の歌姫〜]

NET徘徊していたら、30年近く昔に感動を受けた演奏を発見[目]
 
レベッカ(REBECCA)・・・80年代に一世を風靡した日本のロックバンドだ。デビューは小生が社会人になってからで、当時のカラオケでは「フレンズ」や「RASPBERRY DREAM」などは、同年代の奴らが歌っているのをよく耳にしたものだ。ガチなハードロック狂かつへそ曲がりな私は、マドンナやシンディー・ローパーのパクリにしか聞こえない彼らの音楽を軟弱ロックと決めつけ、真剣に向き合う事は無かった。キャッチーなメロディ重視の薄っぺらなサウンド、ただ五月蝿いだけのリードヴォーカル。「こんなもんはロックじゃねぇ!」と。そう、思っていた...
 
そんな或る日、深夜TVの音楽番組で彼らのライブ映像を偶然に観る事になる...衝撃であった[どんっ(衝撃)]
それは、1986年、早稲田大学の文化祭でのシークレット・ライブだっだ。
 
 
 
小雨降りしきる簡易な屋外ステージ上で、圧倒的なパフォーマンスを披露する女性ヴォーカリスト・・・NOKKO
リズム感、声量、感情表現...申し分ない...しかし、それ以上に人の心を打つ熱き魂を感じざるを得ない[exclamation×2]
 
この日を境に、私はレベッカというバンドよりも一人の歌姫としてNOKKOを崇め奉るのだった。
 
レベッカ時代の一番好きな曲『MOON』
作詞 のっこ
 
 
91年にレベッカ解散以降、ソロとして活躍。元バンドメンバーの木暮武彦(RED WORRIORS)との結婚は即破局となるが、サウンドエンジニアの保土田氏と再婚。2000年以降は目立った活動は少なくなったが、時折発売される新曲には、出産を経て母となったNOKKOの溢れる柔らかな愛情が満ち溢れている。
 
 
 

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「Tift Merritt」&「Bella Ferraro」 [〜私の歌姫〜]

朝晩の肌寒さが、夏の終わりを感じさせる今日この頃。
 
昨年と比べると今年の名古屋の夏は過ごし易かった。健康上、非常に有難いのだが、あの寝苦しい夜も今となると不思議と懐かしくなる。秋風は、ちょっぴり淋しい香りも運んでくるから。
 
今日は、そんな秋の夜長にピッタリのベテランと新人歌姫の美声を...[音楽]
 
 この歌声に初めて触れた時、一瞬にして身体中が幸福感に包まれた[かわいい]
 
 
Tift Merritt(ティフト・ミレット)・・・1975年生まれのノースカロライナ出身のSSW。カントリー・ミュージシャンとして2002年にデビュー。ロック系に大きく傾斜した時期もあったが、昨年発表したクラシックピアニストsimone dinnerstein(シモーネ・デイナースタイン)とのデュオ・アルバムが秀逸。軽やかなアコギと深淵なるピアノの調べにティフトの沁み渡る歌声が絡み合い、極上の音楽を造り出す。しかも映像を見ると二人とも美形熟女[揺れるハート]
バッハの名手として売出し中のデイナースタインのピアノも素晴しく、二人のミューズの邂逅は、神の恵みし宝物のようだ。 
 

Night

Night

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2013/03/19
  • メディア: CD
デビュー当時(2002年)のティフト〜この粋なサウンドも捨て難い[わーい(嬉しい顔)]
 
 
 
My Favorit Singerであるエヴァ・キャシディエミルー・ハリスと同様、アメリカのカントリー系ミュージシャンは、何故か我が国では全く売れない。ティフトの類い稀なる歌声を、もっと多くの方に聴いてもらいたいものだ。
 
 
もう一人は、海外の「素人勝抜き歌合戦」の映像の中で偶然に見つけた驚異の歌姫だ[ひらめき]
 
The X Factor』・・・イギリスで2004年から始まった音楽オーディション番組。日本で云えばかつて山口百恵を生み出した伝説的TV番組「スター誕生」みたいなモノだが、スケールが桁違いだ。過去の優勝者はメジャーデビューを果たし、彼らの叩き出したCD売上は英国音楽界を席巻しているらしい。
このX Factorは番組スタイルを海外展開もしており、私が偶然見つけた映像は2年前のX Factor オーストラリア版だったのである。
 
こんな素人が埋もれているとは...鳥肌立ったわ[どんっ(衝撃)]
 
 
Bella Ferraro というシドニー生まれの当時18歳。
音楽家を志し、12歳で学校を辞めて、歌手の勉強のみを貫いたという強い意志の女の子だ。
いかにも勝気そうな表情からは想像もつかない天使の歌声に、観客は度肝を抜かされ、審査員達も大興奮の様子が映像から窺える。夢を追い続ける娘の晴れ舞台に母親は感涙。最後は、会場一体となってのスタンディング・オベレーションだ。しかし2曲目では緊張の為に途中から歌えなくなるハプニング。メンタルの弱さを露呈したが、彼女にべた惚れした審査員達に励まされ、なんとか歌いきり予選通過。
この番組のシステムを私は詳しくは理解できていないのだが、6段階のステップに到達すると1万人の観衆の前でライブパフォーマンを行う決勝戦となるらしい。
結局彼女は、魅惑の声質を絶賛されながらも未熟なパフォーマンスの為か第4位となりファイナルまでは進めなかった。勝ち進む度にTV局側の演出が過剰となり、大掛かりなステージ・PAをバックに派手なドレスで踊りながら歌う彼女の姿には、確かに違和感があった。彼女の夢潰えたかと思えたが、そこは「捨てる神あれば拾う神あり」の音楽業界。翌2013年に、BellaはSONYオーストラリアからメジャーデビューを果たすのだった[exclamation×2]
 
 
 
やはり、アコースティックな楽器編成のバラードだと、彼女の美声は一際輝きを増すのである[ぴかぴか(新しい)] 

Set Me on Fire

Set Me on Fire

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2012/12/25
  • メディア: CD

まだまだ、小生の歌姫探しの旅は続きます[揺れるハート]
 
 

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妖星シャーリー・マンソン〜「Garbage」 [〜私の歌姫〜]

サントラ盤や有名音楽家のトリビュート作品などを購入すると、時折、数多の楽曲の中に、未知のミュージシャンの名演と出会う事がある。事実、シガー・ロスやジェフ・バックリーなどは、「バニラスカイ」のサントラ盤で初めて出会いハマりまくった。1アーチストのコンセプト・アルバムとは違う愉しみや期待感が、所謂コンピレーション・アルバムの中には詰まっている。
今回もそんな邂逅があった。
 
我が敬愛するルーツ・ミュージックの旗手ジョー・ヘンリーマドンナとの珍しいデュエット曲を発見。
収録アルバムを探し出し、密林中古CDを¥1ゲットしたのでした[exclamation×2]
〜それにしても凄い時代だ〜国内廃盤CDを送料込み¥351で翌日には手に入るなんて[がく~(落胆した顔)]
 
Sweet Relief II: Songs of Chesnutt

Sweet Relief II: Songs of Chesnutt

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1996/08/08
  • メディア: CD
このコンピレーション・アルバムが全体的に素晴しかった[exclamation×2] 
お目当てのジョー・ヘンリーとR.E.Mを除けば、ほとんど知らないミュージシャンばかりなのだが、どの楽曲も個性的かつハイレベルな演奏なのである。特にオルタナ系ロックがお気に入りの小生にとっては、心臓鷲掴み状態の曲が目白押し[るんるん]
 
体裁はチャリティー・アルバムであった。Sweet Reliefとは音楽家同士の慈善団体の名称。
交通事故で首を骨折、両足が麻痺し、車椅子生活を余儀なくされているアメリカのSSW「Vic Chesnutt」を支援するミュージシャン達の手によるチャリティー・アルバムなのである。 ヴィック・チェスナットのオリジナル曲をアメリカ音楽界の有名アーチスト達(小生にとっては、Vicを含めてほとんど無名なのだが[あせあせ(飛び散る汗)])がカバーし、収益金の一部を彼の治療費に廻す形になっている。
 
Vic Chesnutt
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このアルバムの冒頭曲からゾクゾクしてしまった。
2分少々の淡々としたビートの曲なのだが、粘着質のけだるい女性ヴォーカルが、小生の五感を刺激する。
この曲の演奏バンドは『ガービッジ(Garbage)』・・・当然、耳に覚えのある有名なバンド名なのだが、彼らの演奏自体はじっくり聞いた事がなかった。90年代は、一番洋楽ロックに離れていた頃なので、この時期にブレイクしたバンドには、小生は滅法弱いのである。そして、彼らの過去のアルバムを、得意の密林中古攻撃で購入[パンチ]
 
この映像と共に、一発で虜になり申した[パンチ]
 
Stupid Girl(1995)
 
 
黒ずくめの中年オヤジ共に囲まれて、アバズレ女子高生が毒づいているみたいな、少々淫奔な雰囲気に引き込まれる。
ロックを知り尽くしたプロ達の重苦しいビートにヘタウマ系の軽いヴォーカルが絡まる違和感が心地良い。 
 
ガービッジ(Garbage)・・・ 1994年ニューヨークで結成。ニルヴァーナのプロデュースで名を馳せたブッチ・ヴィグ(ドラムス)中心のオッサントリオ(当時で既に40歳代)が、MTVに出演中のスコットランド出身の女性を偶然見かけ、即スカウト。リード・ヴォーカリストとして迎えられたのが紅一点のシャーリー・マンソンだ。
ギターロックとサンプリングを掛け合わせた重厚かつポップなダンスビートは、次々と様態を変えるシャーリーの妖しい魅力と共に一世を風靡し、オルタナティブ・ロックの先駆者として伝説的なバンドの位置づけになっていく。
そしてシャーリー・マンソンは、その後の女性ロッカー達のカリスマ的存在となるのだ。
 
「I Think Paranoid」(1999)
 
 

Garbage

Garbage

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Almo Sounds
  • 発売日: 1995/08/15
  • メディア: CD
  • 衝撃的デビューアルバム。
  • ニルヴァーナのグランジ系の香りを仄かに残しつた、popなエレクトリック・ダンスロック。

Version 2.0

Version 2.0

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Almo Sounds
  • 発売日: 1998/05/12
  • メディア: CD
  • 600万枚を売り上げたセカンドアルバム。
  • 音作りは緻密度を増し、シャーリーのヴォーカルが際立つ。
  • popなのに熱きロックの迸りが感じられる^^


バンドは4枚のオリジナルアルバムを発表し、2005年に活動停止状態となる。
メンバーそれぞれはソロ活動に移行し、シャリーは歌手と共に女優業にも進出する。
実は、小生が彼女を初めて見たのは、深夜のBSでの海外連続ドラマの中だったのだ。
 
 
ターミネーター:サラ・コナー・クロニカルズ」(2008)より
 
有名なSF映画「ターミネーター」「ターミネーター2」のその後を描いたテレビドラマ。当然、シュワちゃんは出演しない。人類の救世主となるジョン・コナー少年を未来からの刺客ロボットから守る母親サラ・コナーの物語なのだ。シャーリーは、このドラマで液体金属ターミネーターT1001型ことキャサリン・ウィーバーを演じる。金属的で冷徹な表情と容姿は非常に印象的だったのだが、まさか彼女が有名ロック歌手とは、当時は知る由もなかったのだが...
 
ガービッジは、そのまま自然消滅的に解散すると思われていたが、ついに2012年に7年ぶりのニューアルバムを発表。奇跡の復活を果たす。オッチャン平均年齢57歳、シャーリー46歳。まさに円熟の大人のロック全開[ぴかぴか(新しい)]
 
Not Your Kind of People

Not Your Kind of People

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Stun Volume
  • 発売日: 2012/05/15
  • メディア: CD
「Battle In Me」(2012)
 
 
妖精が妖星に...
 
分厚いリズムの狭間に縦横無尽に駆け巡るシャーリーの地球人離れした歌声[パンチ]
デビュー作以来、彼女のヴォーカルは電子的に処理される事が多く惑わされるのだが、よ〜く聴くと、20年前と比較すると格段に歌が巧くなっている。まさに修羅場をくぐった熟女の貫禄〜味わい深い唄うたいになった〜
 
全く「枯れ」を感じさせず、されど無理に若ぶらず、こんな大人のロックが私は好きだなぁ[黒ハート]
 
 
◎場違いのオマケ
実は、TVドラマ「ターミネーター:サラ・コナー・クロニカルズ」にハマった理由は、シャーリー・マンソンではなくて、この娘の存在なのでした。
 
 
 
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Summer Glau(サマー・グロー)・・・1981年、テキサス生まれ。スコットランド系アイルランド人とドイツ系の血を引く。TVドラマでの脇役出演が多く、本作が唯一の準主役であり、最大のヒット作だ。
サラ親子を守る為に未来から送り込まれた美少女型ターミネーター・キャメロン役を演じた。ターミネーター以外は決して殺さず、ストーリー後半では、人間的感情を持つようになり、青年ジョンとの淡いロマンスは見ものだった。未来からの刺客シュワルツェネッガータイプの屈強のターミネーターと互角の戦闘を繰り返す姿が、愛おしくて...[揺れるハート]
小生は、好みのタイプは多いのだが、どうも工藤有貴型ブロンド系外国人に滅法弱いようである[あせあせ(飛び散る汗)]
 
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「ターミネーター4」の興行的失敗により、長らく頓挫していた新作「Terminatar:Genesis(ターミネーター5)」が、ようやくクランクインしたらしい。シュワルツェネッガー復帰と共に、イ・ビョンホンが共演との噂が...
これは楽しみです[わーい(嬉しい顔)]
 

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