黒真珠の輝き『アリソン・ラッセル』 [〜私の歌姫〜]
敬愛するルーツミュージックの旗手・Joe Henryのプロデュース作品と知れば、ほぼ即買いなのです
『Birds of Chicago』・・・白人男性「JT・ネロ」と黒人女性「アリソン・ラッセル」の二人から成るシカゴで活動中のカントリー系デュオです。 (アリソンはカナダ・モントリオール出身)
アコースティック主体の調べに、アリソンの慈愛に満ちたヴォーカルが溶け込むと、辺りは柔らかい光に包まれていく。「なんなんだ!この表現力の深さは!!」一聴してイチコロであります
楽曲の大半を手がけるJT・ネロのいぶし銀的パフォーマンス。彼の枯れたギタープレイとダミ声に、湧き上がるアリソンの心の叫びが重なると、楽曲は、また別の輝きを放っていく。(マルチプレイヤーである彼女のクラリネット演奏は、ほとんどワンパターンでご愛嬌だが...)
最新アルバムの方は、まさにジョー・ヘンリー節だ。
各楽器の響きを最大限活かした音空間の作り方は、彼独特のモノ。
個性溢れるふたりのアイデンティティーを、見事に表現している。
そして、アリソンの独壇場 聞け、彼女の生声を
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Hightone Records
- 発売日: 2003/08/26
- メディア: CD
- アリソンが在籍するカナダの別ユニット「ポガール」のメジャーデビュー作品
- こちらは二人の女性ヴォーカルがメイン。「Birds of Chicago」よりJazzyな感じです。
土の香りを漂わせながらも、ファショナブルでイカしたアリソン。
色っぽい目力にも引き込まれそうだ。まさに黒真珠の輝き
カントリーの体裁を保ちながら、ブルース・フォーク・ゴスペルのエッセンスが散りばめられる。その底辺にあるのは、『魂の叫び』だ。「アメリカン・ルーツ・ミュージック」の新しい潮流かもしれない。
このジャンルの作品は、日本はおろか本国アメリカでもなかなか売れないようだ。
無名の才能に光を当てるJoe Henryに改めて敬意を評すると共に、アリソンの魂に少しでも触れるリスナーが増える事を望む。
黒真珠!なるほどです(^^;
アメリカン・ルーツ・ミュージック。。。
アフリカン・アメリカンの方々の功績は計り知れませんね!
by MONSTER ZERO (2016-07-28 13:47)
> MONSTER ZERO 様
コメありがとうございます!
流行の最新音楽の源流も、多くは黒人音楽に行き着きますものね^^
by つむじかぜ (2016-07-30 00:28)
素晴らしいですね!!
アメリカン・ルーツ・ミュージック大好きな僕にはたまりません♪
黒とか白とか関係なく音楽の根っこのトコでは共通した何かがあるんですよね。
by DEBDYLAN (2016-08-03 22:10)
> DEBDYLAN 様
DEBさんに喜んで頂けて光栄です!
魂の音楽に、国籍も人種も関係ありませんよね^^
by つむじかぜ (2016-08-04 00:19)