「Tift Merritt」&「Bella Ferraro」 [〜私の歌姫〜]
朝晩の肌寒さが、夏の終わりを感じさせる今日この頃。
昨年と比べると今年の名古屋の夏は過ごし易かった。健康上、非常に有難いのだが、あの寝苦しい夜も今となると不思議と懐かしくなる。秋風は、ちょっぴり淋しい香りも運んでくるから。
今日は、そんな秋の夜長にピッタリのベテランと新人歌姫の美声を...
この歌声に初めて触れた時、一瞬にして身体中が幸福感に包まれた
Tift Merritt(ティフト・ミレット)・・・1975年生まれのノースカロライナ出身のSSW。カントリー・ミュージシャンとして2002年にデビュー。ロック系に大きく傾斜した時期もあったが、昨年発表したクラシックピアニストsimone dinnerstein(シモーネ・デイナースタイン)とのデュオ・アルバムが秀逸。軽やかなアコギと深淵なるピアノの調べにティフトの沁み渡る歌声が絡み合い、極上の音楽を造り出す。しかも映像を見ると二人とも美形熟女
バッハの名手として売出し中のデイナースタインのピアノも素晴しく、二人のミューズの邂逅は、神の恵みし宝物のようだ。
デビュー当時(2002年)のティフト〜この粋なサウンドも捨て難い
My Favorit Singerであるエヴァ・キャシディ・エミルー・ハリスと同様、アメリカのカントリー系ミュージシャンは、何故か我が国では全く売れない。ティフトの類い稀なる歌声を、もっと多くの方に聴いてもらいたいものだ。
もう一人は、海外の「素人勝抜き歌合戦」の映像の中で偶然に見つけた驚異の歌姫だ
『The X Factor』・・・イギリスで2004年から始まった音楽オーディション番組。日本で云えばかつて山口百恵を生み出した伝説的TV番組「スター誕生」みたいなモノだが、スケールが桁違いだ。過去の優勝者はメジャーデビューを果たし、彼らの叩き出したCD売上は英国音楽界を席巻しているらしい。
このX Factorは番組スタイルを海外展開もしており、私が偶然見つけた映像は2年前のX Factor オーストラリア版だったのである。
こんな素人が埋もれているとは...鳥肌立ったわ
Bella Ferraro というシドニー生まれの当時18歳。
音楽家を志し、12歳で学校を辞めて、歌手の勉強のみを貫いたという強い意志の女の子だ。
いかにも勝気そうな表情からは想像もつかない天使の歌声に、観客は度肝を抜かされ、審査員達も大興奮の様子が映像から窺える。夢を追い続ける娘の晴れ舞台に母親は感涙。最後は、会場一体となってのスタンディング・オベレーションだ。しかし2曲目では緊張の為に途中から歌えなくなるハプニング。メンタルの弱さを露呈したが、彼女にべた惚れした審査員達に励まされ、なんとか歌いきり予選通過。
この番組のシステムを私は詳しくは理解できていないのだが、6段階のステップに到達すると1万人の観衆の前でライブパフォーマンを行う決勝戦となるらしい。
結局彼女は、魅惑の声質を絶賛されながらも未熟なパフォーマンスの為か第4位となりファイナルまでは進めなかった。勝ち進む度にTV局側の演出が過剰となり、大掛かりなステージ・PAをバックに派手なドレスで踊りながら歌う彼女の姿には、確かに違和感があった。彼女の夢潰えたかと思えたが、そこは「捨てる神あれば拾う神あり」の音楽業界。翌2013年に、BellaはSONYオーストラリアからメジャーデビューを果たすのだった
やはり、アコースティックな楽器編成のバラードだと、彼女の美声は一際輝きを増すのである
Tift Merritt。
初めて聴きました^^;
秋の夜長にグラスを傾けながら聴いてます♪
『NIGHT』、アルバム通して聴きたいっす!!
2002年の彼女のサウンドは、ど真ん中に入ってきました!!
by DEBDYLAN (2014-09-25 23:55)
> DEBDYLAN 様
まったりして戴ければ光栄です!
初期のTiftは、DEBさん好みと思っていましたよ^^
by つむじかぜ (2014-09-27 00:21)
bera ferraro のskinny love 完璧です
彼女の強い声、弱い声、太い所、細い所全部がよく互いに引き立てるように感じます
オーディションが進むにつれて多分うまくなってるのでしょうが、強弱や地声が無くなって個性が無くなってるように思うのは私だけでしょうか・・・(彼女だけでなく他の出演者も)
by はちわれ (2014-11-10 01:09)