『The Movie in 2011』総括 [上映中飲食禁止じゃ!]
今年も頑張って観ました
新作のみ観賞日順に並べますと... (赤が海外作品、青が国内作品)
- ばかもの
- キック・アス
- バーレスク
- ソーシャル・ネットワーク
- ザ・タウン
- 冷たい熱帯魚
- 太平洋の奇跡
- 英国王のスピーチ
- 神々と男たち
- ヒアアフター
- トゥルー・グリット
- ザ・ライト
- 戦火のナージャ
- 八日目の蝉
- わたしを離さないで
- ブラック・スワン
- 大木家のたのしい旅行
- 光のほうへ
- 奇跡
- パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
- SUPER8
- BIUTIFUL
- 127時間
- マイティ・ソー
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
- モールス
- 忍たま乱太郎
- コクリコ坂より
- ペーパーバード 幸せは翼にのって
- シャンハイ
- ハウスメイド
- ゴーストライター
- レイン・オブ・アサシン
- ザ・ウォード 監禁病棟
- 世界侵略 ロサンゼルス決戦
- アンフェア the movie
- ゲット・ラウド
- 猿の惑星 創世記
- とある飛空士への追憶
- ツレがうつになりまして
- さすらいの女神(ディーバ)たち
- 5ディズ
- UNDERWATER LOVE おんなの河童
- ウィンターズ・ボーン
- 一命
- ステキな金縛り
- フェア・ゲーム
- アジョシ
- コンティジョン
- インモータルズ 神々の戦い
- ミッション:8ミニッツ
- 灼熱の魂
- ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル
昨年の38本を遥かに上回る新作53本の新記録更新なのである
その代わりに旧作DVD観賞が19本に留まったので、総観賞数は72本
1年間の生活を振り返ると、論理的より体感的に云ってこれ以上の観賞本数は困難を極める。
週末レイトショー中心の観賞なので、年間100本を目指すとなると、休日に映画館を3軒ハシゴしたり、平日は寝ずに朝方までDVDを観なければ達成できそうもない。そうなれば、明るい家庭生活が崩壊するか、会社をクビになるか、はたまた健康を害するかである。
来年は「年間100本」の旗は降ろして、今年並みのペースで良作を探しながらの観賞にしていくつもりだ。
因に私の映画情報ソースは、毎週金曜日の日経新聞夕刊の最終面。あまり話題に上らないミニシアターでの作品も取り上げられており、ブームに煽られない客観的な批評に好感が持てる。
まだまだ見逃した良作もあるはずですが、今年度の超個人的ベスト5はこれだ
◎次点『英国王のスピーチ』
英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
オスカー受賞作も、へそ曲がりな小生にはギリギリの次点作。
というより、アカデミー賞の候補にも挙がらない良作が世界中には、まだまだ目白押しだから仕方ない。
また、芸術的・技術的に評価が高くても、それが心に響く作品かは全く別であり、「感動」とは観る者の感性に委ねられる。
英国の伝統と威信を感じる設定・絵作りは秀逸であり、まさに「正統派の映画」の王道。
作り手の良心を感じずにはいられない佳作に、素直に拍手を送りたい
◎第5位『BIUTIFUL ビューティフル』
超℃級のヘヴィーな『やるせなさ』。心身安定時に観賞しないと、押しつぶされて暫く立ち直れなくなるレベル。
近年、世界中の世相を反映してか、社会の底辺から抜け出せない人間の業に光を当てた作品が多い気がする。
同傾向としては「光のほうへ」「ウィンターズ・ボーン」「灼熱の魂」が挙げられ、みな秀作であったが、映像美とハビエル・バルデムの鬼気迫る演技が、私の精神をまさしく「ビューテイフル」に打ちのめし入賞。
この「重さ」と「優しさ」は圧倒的であった。
◎第4位『UNDERWATER LOVE おんなの河童』
私の脳髄から前立腺まで奮わせたB級邦画の最高傑作
映像・演技・音楽・演出すべてが、小生の破廉恥な感性を直撃
こんな作品に巡り会うから、ミニシアター通いは止められないのである。
今年度最狂のアートな作品。
UNDERWATER LOVE-おんなの河童-オリジナル・サウンド・トラック
- アーティスト: ステレオ・トータル←素晴しい
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2011/09/15
- メディア: CD
DVD発売が待ち遠しい。妻と一緒に観られる内容ではないが・・・
◎第3位『ミッション:8ミニッツ』
この手の映画には必ずと云って良い程ハマります
時間軸が目まぐるしく交錯する中で、しっかりと人間ドラマを演出している。
ラストシーンの『穏やかさ』は白眉
何度でも見返したくなるサスペンス作品の傑作。
国内版の発売が、これまた待ち遠しい
◎第2位『八日目の蝉』
意外にも、このお涙頂戴風のベタな作品が銀メダル。
しようがないのです〜体は正直である。
「写真館」のシーンで、鳥肌がたち、胸が締め付けられ、涙腺の決壊を抑える事ができなかったのだから
後日、NHK版の再放送も観たが、映像も演出も遥かに映画の方が水準が高い。
当然、演技力・個人的趣向からも「壇れい」より断然『永作博美』なのだ
◎第1位『キック・アス』
今年2本目に観た作品なのだが、堂々の先行逃げ切り。劇場で3回観て、DVDは発売直後に購入。
反道徳的コンテンツ満載の気分爽快の傑作コメディ・バイオレンス・ムービー
世間の評価は別にして、ここまで私の心臓をぶち抜いたアクション映画は希有だ。
キャスティング・演出手法が私の感性に完全シンクロ、更に挿入音楽が心躍るロックばかり堪りません
バリバリの華やかなハリウッドの様式の影に潜む英国調のくすんだトーン〜感じる方だけ感じて戴ければ嬉しい〜
そしてヒット・ガールことクロエ・グレース・モレッツの唇にうなされたこの1年でありました
さて、来年はどんな素敵な作品に巡り会えるだろうか
みなさま、よいお年を