『インモータルズ -神々の戦い-』 [上映中飲食禁止じゃ!]
監督:ターセム・シン
製作:ジャンニ・ヌナリ マーク・キャントン
ライアン・カヴァナー
衣装:石岡瑛子
撮影:ブレンダン・カルビン
音楽:トレヴァー・モリス
キャスト:ヘンリー・カヴィル フリーダ・ピント
ミッキー・ローク ルーク・エヴァンズ ジョン・ハートケラン・ラッツ イザベル・ルーカス コリー・セヴィアスティーブン・ドーフ スティーブン・マックハティ
人間が誕生する遥か昔、“光”と“闇”の神々の戦争が起きた。戦いは光の神が勝利し、闇の神は奈落の奥底に封印された。時は流れ、古代ギリシアの時代。闇の力を手に入れ、世界を支配しようと野望を抱くハイペリオン(ミッキー・ローク)が人類に対し宣戦布告。光の神が造った武器の一つであり、闇の神を解放するための重要なカギ“エピロスの弓”を捜し求めるハイペリオンは、軍隊を結集してギリシアの地を侵攻していく。弓がハイペリオンの手に落ちれば闇の神は復活し、人類の破滅も免れない。ハイペリオンの野望を阻止すべく、光の神の頂点に立つゼウス(ルーク・エヴァンス)が選び出したのは、自らが鍛え上げた人間、テセウス(ヘンリー・カヴィル)だった……(goo映画)
今回で2度目の3D観賞だ。
初体験時から机に入れっぱなしだった3Dメガネを持参し、映画館に向かった。
・・・100円引きだった3Dは通常作品より400円高いから、100円がメガネ代で300円が3D料金なのだろうが、この300円は何に対して計算された金額なんだろう?と、納得できるような合点のいかないような中途半端な心持ちでの観賞スタートだったのだが...
いやぁ〜血しぶきが自分に降り掛からんとするド迫力と爽快感に、些末な考えは一気に吹き飛んだ
欧米人ではないのでギリシャ神話の心髄を理解できている訳はなく、されど全能の神ゼウスや太陽神アポロなどが等身大の姿で登場すれば、何故か心はトキメクのである。
この光の神々が、闇の神を復活させ世界を征服せんとするハイペリオンの野望を阻止すべく人類の希望として白羽の矢を立てたのがテセウス。神の世界では、人間同士の戦いに直接関わってはいけない掟があり、光の神達はテセウスの勝利にすべてを託すという設定なのだ。(ちなみに、ハイペリオンと云えば、私は競走馬の名前を思い浮かべてしまうのだが〜ハイセイコーの祖先)
善悪が非常に解りやすいストーリー展開であり、観客は単純に、雄大な背景、きらびやかな衣装そして血肉吹き飛ぶ格闘シーンを堪能すればよろしいのだ
そして、この破天荒な映像をさらに魅力的なものにしたのは、悪の代表ハイペリオン役のミッキー・ロークと人間よりも遥かに人間らしい光の神々達の演技である。
特に注目は、ヒロイン役のフリーダ・ピントよりもゼウスの娘アテナ神を演じたイザベル・ルーカス(当然、個人的趣向による)
このブロンド女神が、闇の神との戦いで奮闘虚しく命果てるシーンに、小生は胸を焦がすのであった
(それにしても神様も死んでしまう設定も凄いのだが!)
素顔もスレンダー・ブロンドでよろしい
久しぶりに、軽〜い気持ちでめくるめく映像を楽しめるというストレス発散には打ってつけの痛快劇であった。
最後にアテネ神の麗しき姿を