SSブログ

『ワン・デイ 23年目のラブストーリー』 [上映中飲食禁止じゃ!]

one-day-1600x1200-120889.jpeg
 
監督:ロネ・シェルフグ
製作:ニーナ・ジェイコブソン
原作・脚本:デビット・ニコルズ
撮影:ブノワ・ドゥローム
音楽:レイチャル・ポートマン
 
キャスト:アン・ハサウェイ ジム・スタージェス
     パトリシア・クラークソン ケン・スコット ロモーラ・ガライ レイフ・スポール トム・マイソン
     ジョディー・ウィテカー ジョージア・キング 
 
二人の出会いは1988年7月15日、大学の卒業式だった。真面目なエマ(アン・ハサウェイ)と自由奔放なデクスター(ジム・スタージェス)は、その日初めて言葉を交わした。意気投合した二人はお互い惹かれ合いながらも、そのまま恋愛に発展させることはなかった。エマは恋心を隠しつつ、デクスターとの友人関係を続けていく。1989年には、エマはロンドンで暮らし始めていた。1990年、デクスターはパリを謳歌していた。1992年、二人きりで旅行に出かけた。1994年、家族とのトラブルに頭を悩ましたデクスターはエマに電話をするが、その時エマは別の人と会っていた。1996年、久しぶりに会ったものの、思いがすれ違っていく。2000年、友人の結婚式で再会する二人。エマとデクスターは、すれ違いながらそれぞれの人生を歩んでいく。そして転機となる7月15日を二人は迎える――。(goo映画より)
 
大学の卒業式で惹かれ合った二人が、その夜にベッドイン[黒ハート] と、思いきや一線を越さなかった彼らは、それから永きに亘り、親友としての絆を持ち続けるのであった。
それは、お互いに別々の人生を歩き、別の生涯の伴侶と暮らしても変わる事はなかった。
 
作品は、年めくりカレンダーの如く、各々の人生を進みながらも互いに必要とし合う二人の姿を描いて行く。
出会いの7月15日を起点として、その記念日の彼らの生き様を年を追いながら描く23年間のダイアリー仕立てとなっている洒落た構成だ。
 
勤勉なメガネ少女・エマ(アン・ハサウェイ)が、徐々に大人のオンナに成長して行く姿が美しい。
一方で、イカした美少年・デクスター(ジム・スタージェス)が、イカれたアル中兄さんに墜ちて行くのも見もの。
 
 0829-LRAINER-OneDay_full_600.jpg
 
oneday.jpg 
 
 one-day-movie-photo-16-e1312956638475-550x361.jpg
 
one_day_175ub6j-175ub6l.jpg
 
そんな二人が23年間の回り道をしながら、ようやくお互いの真の気持ちに触れ合い、必要とすべき存在と認め合って結ばれていく。自分に欠けていたパズルのピース〜探し求めていた片側が初めて重なり合い、一片の隙間も無く完成された時、二人はお互いを高め合う存在となり、真の幸せを掴んでいくのである。
世の中には、愛し合って結ばれてもお互いを不幸にする組み合わせ、片方のみが沈んで行く〜女が男をダメにするパターンが多いが〜組み合わせもある。ほとんどは、時間をかけて二人の不揃いの重なりを努力して埋め合わせ、幸せの型にしていくものではなかろうか?
今作のように、或るべきお互いのベストのパートナーと添い遂げられるのは希有かもしれない。最初から出来上がった「幸せ」の型なだけに、その時間は短いのであろうか? 
 
one-day-anne-hathaway2.jpg 
 
それにしてもアン・ハサウエイの七変化を堪能できる作品です。 
そして「友達宣言」以降のお互いの気持ちに気付きながらも、「男と女」の関係になりきれない二人の姿がなんともいじらしくもあり[わーい(嬉しい顔)]苛立たしくもあり[ちっ(怒った顔)]・・・特に真夜中のプールのシーンは切なかった[ぴかぴか(新しい)]
 
しかしながら、オープニングのエマが颯爽と自転車を漕ぐシーンが、後半にあのような展開に結びつくとは・・・
デクスターの心の再生と安寧もテーマの一つにするのも理解できるが、私は生理的に拒否反応を引き起した[がく~(落胆した顔)]
短かったが、やっと掴んだ幸せにエマは満足しているなどとは、決して思わない。それは、残された者の自分に対する慰め以外の何者でもない。幸福とは、永い時間をかけて、ゆっくりと積み上げていくもので、本当の幸せの時には、なかなか自覚でき無いものだと信じるからです。 
 
(独白) 
実は私には、12年来の女友達がいる。肉体関係は神に誓って無い[パンチ] でも別嬪さんです[揺れるハート]
小生ギリギリ30代既婚、彼女ギリギリ20代未婚の頃、前回の関西転勤時代に神戸で知り合って以来、男女になるタイミングが無かった訳ではないが、お互いの理性と私の意気地の無さにより、友達以上愛人未満の関係が続いている。
私が東京に戻ってからも、6年前に彼女が、東京の会社に転職する事となり(決して私を追ってきた訳では無い)、最近まで定期的なデートは続いていた。未だに独身のアラ40になった彼女と万年青年気取りの小太りオジサンの組み合わせは、傍目からは夫婦に見えてもおかしくないだろう。しかし会話の内容は、お互いの仕事や家族の話しで、最近はとみに彼女の婚活が話題の中心となる。「水野真紀」似のきれいなおねえさんは、見た目はか弱い美人だが性格が「男性」的な為、結婚願望は強いのだが、なかなかロマンスが生まれないのだ。
「あなたみたいな男性で独身がいたら、一発で決まりなんだけどなぁ〜」とオジサンが悦ぶ事を云ってくれる。 
今回、私が大阪に単身赴任となり、遠距離擬似恋愛となった訳であるが、いまだにかけがえの無い友人なのである。 
5年前に「君が40歳過ぎても独りだったら、愛人にして面倒みてやるぜ」とうそぶいたものだったが、あっという間にタイムリミット1年をきってしまった。どーしよー[がく~(落胆した顔)] 
 
・・・などと、この映画を観ていたら自然と彼女を思い浮かべる小生でした。
エマとデクスターが出会いの日に、即、結ばれていたら二人はその後、どんな人生を歩んだのだろうか?
私と彼女の10年前の夜が、違った夜となっていたら、果たして・・・なぁ〜んて、妄想に耽っていると、愛しの妻から「中元がこちらに届いています。ちゃんとご飯を食べてますか?」とメールが届くのでありました。
やはりリアル女房は別格・神格なのでございます[あせあせ(飛び散る汗)] 
 
  
 

nice!(19)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 19

コメント 4

Labyrinth

映画はとても興味をそそられましたが・・・

うはぁ~ ダブルで御馳走様です~  ◎~(≧ε≦)yー ぷは~
(独白) 更に希望! d(≧∇≦) 楽しみにしておりまする~♪
by Labyrinth (2012-07-14 01:49) 

つむじかぜ

>Labyrinth様

何卒、妻には内密という事で...\(;゜∇゜)/
 
by つむじかぜ (2012-07-15 01:57) 

non_0101

こんにちは。
あの展開は哀しかったですね(>_<)
予想していなかったら、私も凄くショックだったろうな…と思いました。
“「水野真紀」似のきれいなおねえさん”カッコいいですね~
いつまでもいいお友達でいられるのって貴重な関係ですね☆
by non_0101 (2012-07-15 10:22) 

つむじかぜ

>non_0101様

切な過ぎるというか、個人的には少々残念な展開でした。
せめて、愛の充実期間を長く描いて欲しかったと、思うのです☆

by つむじかぜ (2012-07-17 01:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。