今度はふらりと松岡美術館with NEX-5

3連休初日、雨です。

困った時の美術館巡り第２弾

本日は港区・白金台の『松岡美術館』に決定〜同伴者・妻1名

都民憧れの「シロガネーゼ」が住む高級住宅街・『白金台』へ、がさつな下町夫婦が車を走らせます。

今年のG・Wは近場の行楽が主役との事で、首都高速も若干混雑だったが、それでも30分で到着。

し〜ん・・・がらがらです。

これは、久しぶりに厳粛な美術観賞になってしまった。

私達夫婦の足音だけが、大きく反響する・・・かえって緊張してしまう。

さらに驚いたのは、この美術館は「カメラ撮影・模写OK」なのである。（フラッシュ・絵の具はお断り）

欧州の美術館と同じスタイルであり、国内ではまずありえない運営方法だ。

そして、展示品には余計な説明板はほとんど掲示されておらず、観る者と芸術品との純粋な対峙を尊重させているように感じられた。（QRコードにて詳細な説明を得られる仕組み）

芸術を愛する人達への寛大な計らいと、著作権に名を借りた商業主義との大いなる格差を感じつつ、創業者・松岡清次郎氏から継承されたであろう「美への心意気」に感謝である。

現代彫刻・古代オリエント・東洋彫刻・東洋陶磁の展示室が続く。

ガラス板に仕切られた展示もあるが、多くは「そのまま」である。

作者の息遣いが感じられる程の距離感が、観る者の気持ちを高揚させる。

２Fの展示室では現在の企画展「松岡コレクション」を中心に西洋画が多く飾られていた。

教科書で見たことがあるような歴史的名画は存在しないが、どれも心を穏やかにさせる魅力溢れる作品に出会えた。

本日のお気に入り

う〜ん、どうしても美人画が中心になってしまう。

ブークロー『編み物をする少女』

ペルジーニ『束の間の喜び』

いやぁ〜素晴しい

感動を胸に美術館を後にし、帰り際に渋谷の松濤にある雑貨屋に立ち寄る。（むろん、妻のお買い物）

そして雑貨店兼営のクレープ屋で（結構有名な処らしい）またもデザート三昧でご機嫌のご主人様であった。

ちなみにこのクレープ屋さんは店内撮影禁止。

？？？クレープも芸術品？？？

ほんと、日本って国は良くわからん時がある

コメント 2

優雅な時間を過ごされてますねぇ♪
羨ましいです　＾＾
by haku (2011-05-07 15:14) 

＞haku様
最近の休日は、若い頃放置し過ぎた妻への罪滅ぼしにあてておりまする^^;
by つむじかぜ (2011-05-07 18:25)