『ザ・ライトーエクソシストの真実ー』 [上映中飲食禁止じゃ!]
監督:ミカエル・ハフストローム
製作:ポー・フリン トリップ・ビンソン
脚本:マイケル・ペトローニ
キャスト:アンソニー・ホプキンス コリン・オドノヒュー
アリシー・ブラガ キアラン・ハインズ トビー・ジョーンズ
ルドガー・ハウアー
著書:マット・バグリオ
音楽:アレックス・ヘッフェス
信仰を見失ったアメリカの神学生マイケル(コリン・オドノヒュー)は、卒業を間近に控え、司祭になる道を捨てようとしていた。だが、恩師に引き止められた彼はローマに渡り、バチカンのエクソシスト養成講座を受け始める。やがてマイケルは、異端だが“一流のエクソシスト”だと讃えられるルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)の悪魔祓いを手伝うことになる。そんなある日、16歳の少女の儀式に立ち会い、悪魔の存在を疑うマイケルだったが、彼を待ち受けていたのは、その疑惑を完璧に打ち砕くような数々の恐るべき出来事であった……。
善くも悪くもアンソニー・ホプキンスの怪演に尽きる。
オープニングの女性の亡骸に死化粧を施す主人公の姿が淡々と描かれ、この映画への不気味な期待感が否が応にも膨らむ。交通事故で絶命寸前の女性に懇願された彼が、神への祈りを捧げるシーンは緊張感溢れるものだ。
所謂、洋風「おくりびと〜納棺師」を生業とする父親との確執を垣間見せる自然な流れも秀逸であった。
前半のゾクゾク感はなかなかなものです
ところが、舞台がバチカンへと移り、実際の悪魔祓いの展開に入るや、急にテンションが落ちてしまうだ
とにかくホプキンスの存在感が圧倒的過ぎて、主人公の己の信仰心への迷いや女性記者との心の触れ合いなど、もっと克明に描くべきところが、全〜部、大御所様パワーに持っていかれてしまった感が強い。
悪魔よりホプキンス様の方が恐〜いのだから、半端な演出など木っ端微塵の内容自体は全く恐くない残念ながらの作品であった。
やはり初代「エクソシスト」を超える事は難しい
(この映画は先月19日の公開が延期となっていた。配給会社が「内容的に、現在日本が置かれている状況にふさわしくないと判断したため」らしい。日本人らしい配慮も理解できない事も無いが、芸術分野までこの感覚では・・・)
おまけ
「エクソシスト(1973)」
やっぱ、恐ぇ〜
エクソシストは好きでしたよ! 好きって変ですが ^^;
何しろ主題曲が好きでした♪
1作目のマイク・オールドフィールドと
2作目のエンニオ・モリコーネ!!
両方ともアルバム持ってますからwww
by haku (2011-04-16 20:08)
こんばんは。
ホラーはダメなので「エクソシスト」はいまだに未見ですけど、
今作はアンソニー・ホプキンスに惹かれてチャレンジしてみました。
圧倒的でしたね!さすがの演技でした~☆
by non_0101 (2011-04-16 20:35)
>haku様
M・オールドフィールドの「チューブラー・ベルズ」良いですよねぇ〜^^
by つむじかぜ (2011-04-17 01:54)
>non_0101様
年輪を重ねるごとに、ホプキンスの存在感は神懸かり的になってきてます。
一方、あの「ブレード・ランナー」のルドガー・ハウアーも良い味を出してましたが、老けぶりにはちょっとびっくりでした。
by つむじかぜ (2011-04-17 02:05)