SSブログ

『ロビン・フッド』 [上映中飲食禁止じゃ!]


監督:リドリー・スコット
キャスト:ラッセル・クロウ ケイト・ブランシェット ウィリアム・ハート オスカー・アイザック 
マーク・ストロング ダニー・ヒューストン アイリーン・アトキンス マックス・フォン・シドー アラン・ドイル
原作・脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:ジョン・マシソン

『エイリアン』以降30年間、リドリー・スコット監督は、常に我々の期待を超える作品を提供してくれていると思う。5年に1作しか作らないような大監督を気取った出し惜しみはせず、創作意欲もいまだ旺盛である。コンスタントに観客を夢と感動の世界に導く創造力は、クリント・イーストウッドと並び現代の双璧ではなかろうか。

今作は、漢(おとこ)涙の『グラディエーター』のラッセル・クロウとのコンビである。面白くないわけがない[exclamation]
(リドリー×ラッセル)は私の中では、洋製(黒澤×三船)に近い存在に成りつつあるのだ。

ロビン・フッドと云う伝説上の人物の活躍を、オリジナルの原作・脚本に焼き直して映像化。
当世、「義」を演じさせたらナンバー・ワンのラッセル・クロウ。「3時10分、決断の時」同様、素直な悪党が正義に目覚める様は、本当に絵になる。
その絵になる役者を引き立てる映像美。中世英仏の景観を見事に再現。戦闘シーンの迫力は言うに及ばず、ドーバー海峡やノッティンガムの田舎風景の素晴しさ。これぞリドリー×ジョンの魔術。

共演者もベスト・マッチ。ロビンに「もう少し、優しく誘えよ」と言わしめた勝気な未亡人役のケイト姉さん。悪役ぴったりのマーク君。マックス大老の失明老人もお見事。

時間の制約上か、王室内の確執の描き方不足や、マリアンが戦闘に参加する唐突さが、後半部の緊張感を弛緩させた感はある。が、漢(おとこ)の映画は、小さい事は気にしないのだ[パンチ](香港ギャング映画のノリみたい)

「何度でも何度でも立ち上げれ、子羊が獅子となるまで!」

これで満足。

おまけ
ケビン・コスナーがロビンになると・・・こんな感じ


メル・ブルックスが監督すると・・・^^;

いやぁ、映画は楽しい[わーい(嬉しい顔)]

おまけのおまけ
ロビンの戦友役が歌が上手い[exclamation&question]と、思って調べたらプロのミュージシャンだった。
アラン・ドイル・・・GREAT BIG SEAというカナダのバンドメンバー(カナダでは凄い人気)
ケルティック・カントリー・ロックというか、ノリノリです。結構、好きですこういうの[exclamation×2]


人気ブログランキングへ


nice!(6)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 6

コメント 2

ドルフィン

はじめまして、いろんな方々のブログから 辿り着きました。
映画は一人で映画館によく観にいきました。(最近は 観る本数は 減りました)
 
ロビン・フッドは はじめは 興味無かったんですが、主役のラッセル・クロウ、脇役のケイト・ブランシェットやウィリアム・ハート・・・ 監督のリドリ-・ スコットは 名前はよく聞いて 知ってるし・・・と、映画の内容を少し知り、映画館で上映中に 観に行こうと 思っています。
 
12/5のジェネシスの話しも 楽しく読ませてもらいました。洋楽は好きで、バンドのメンバーが変わっていく様子が わかりやすかったです。フィル・コリンズとジェネシスの名前しか知らない私ですが・・・。
by ドルフィン (2010-12-16 03:39) 

つむじかぜ

>ドルフィン様
稚拙なMYブログに訪問いただき、ありがとうございます。
映画と音楽は、人生のオアシスみたいなモノで、幾つになっても潤いとパワーをもらえますね^^
by つむじかぜ (2010-12-17 02:27) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。