第1回すみだストリートJAZZフェスティバル [ざれごと写真日記]
に、2日間に亘り、行ってきました。
地味が取り柄のわが町、墨田区にしては珍しいイベントです。
お隣の浅草を抱える台東区に、下町ブーム再来で“活気”という面では大きく差を付けられていたが、スカイツリー建築に余勢を駆り、眠れる墨田区もついに動き出したか?
JAZZ自体は、学生時代に「新宿・ピットイン」に通いつめた程、嵌った時期もあり、久々に生で聴きたい衝動に駆られていた。錦糸町界隈のいたる処で生演奏が行われ、最終日のトリはなんと日野皓正という企画。もちろん無料である。地元区民として行かない訳がない。
いつもの見慣れた路上やビルの片隅で、プロ・アマを問わず、熱演が繰り広げられていた。2日間で約200グループの演奏者〜ギャラ無し、運営はすべてボランティアの方々で成り立っているらしい。私の記憶する処では、墨田区史上最大のイベントである。
両日とも、夕方近くにマッタリと出掛けたので、どうしても、つまみ喰いならぬ、つまみ聴きにはなってしまうが、致し方ない。が、十分楽しめました。
早大モダンジャズ研究会(結構、上手いです〜)
栗田洋輔クインテット(やはり、プロは違う!)
レゲエinすみだジャズ(ノリノリ!アンコールのボブ・マーリー良かった。)
佐藤浩一クインテット(メロディアスなオリジナルが良かった。)
THE ZIRCONS(素敵なアカペラ)
大橋美加+島津健一(やはり、ビッグネームは冷房完備のホテルで)
TANGO DOLCE(素敵なタンゴ、ハーモニカの柳川さん可愛い)
奄美民謡武下流東京同好会(島唄聴きながら焼きそばを食す)
Red Pellini Quintet(バリトンsaxとフルートの見事な掛け合い、swingしてました!)
18時近くなり、日野皓正が出演するメイン会場に移動しようと歩いていると・・・激しいビートと荒れ狂うsaxの雄叫びが聞こえてきた!
今回の最大の収穫というか、「最高の出会い」があった。
横田寛之トリオ
固めの私好みのベース音が地を這う!(しかも結構イケメンです。)
なんと1タム2シンバル・カホンのセットで縦横無尽のビートを叩き出すドラム!
美しい旋律を歌い上げたと思いきや狂ったような咆哮をあげるalto sax!
swing感とspeed感が絶妙の上、とにかく全員巧くて熱い。ROCKの香りも包含しつつ、まさしくこの感性は、『銀巴里時代』から脈々と続く“日本のJAZZ”の新しい型なのかも。
若き3人が繰り出す熱きサウンドに、「ピットイン」時代の想いが蘇る。
「いやぁ〜、こんな気持ちいい生音は久しぶりだぁ!!!」
予定の時刻は過ぎてるようだが、最期に2曲「lovin' you」「ルパン3世のテーマ」。
大喝采を浴び、3人は引き上げて行った。
デビューアルバムをリリースしたばかりらしい。今後の活躍に期待すると共に、ライブには必ず足を運ぶつもりだ。本当に素晴しい出会いであった。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
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表参道ワンピース(デビューアルバム)
最期に満員のメイン会場へ。20年ぶり位の日野皓正のライブだ。
70歳近くなっても、この音!
やっぱり、JAZZって素晴しい!
たくさんのミュージシャン、ボランティアの皆様、お疲れさまでした。初めての試みで、大変な事も多かったと思います。来年の第2回は、更に盛り上げていきたいですね。
私も地元区民として、応援を続けていきます!
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