『マレフィセント』&『超特急!参勤交代』 [上映中飲食禁止じゃ!]
名古屋の夏がやってきた!
午前中から刺すような日差しとむせ返る熱気〜ゲッ!34℃じゃないかぁ〜
汗だくで会社に戻れば、厳格な空調設定26℃らしいオフィスのはずが、西向きの我がデスク上の温度計は30℃を指す
社員の健康を害するクールビズに、なんの意味があるのじゃぁ
.....そんな訳で、このモヤモヤを吹き飛ばす「お気楽」かつ「爽やかな」作品を続けて・・・
監督:ロバート・ストロンバーグ
製作:ジョー・ロス
脚本:リンダ・ウールヴァートン
撮影:ディーン・セムラー
CAST
アンジェリーナ・ジョリー エル・ファニング
サム・ライリー シャールト・コプリー ジュノー・テンプル イメルダ・スタウントン
とある王国のプリンセス、オーロラ姫(エル・ファニング)の誕生祝賀パーティー。幸せな雰囲気があふれるその会場に、招かれざる邪悪な妖精マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)が出現する。オーロラ姫に永遠の眠りにつく呪いをかけたマレフィセント。それは、なぜなのか。答えは、謎に包まれたマレフィセントの過去にあった。(シネマ・トウデイ)
アンジー様の独壇場
製作総指揮にも関わった彼女が、童話『眠れる森の美女』のヒロインに呪いをかける妖精役に扮する。
オリジナルと大きく異なるのは、この悪の妖精の視点で描かれており、当然、アンジーが主役の位置づけなのだ。
デイズニー配給による童話の実写化といえば「アリス・イン・ワンダーランド」や「オズ はじまりの戦い」が記憶に新しく、浮世離れした色彩豊かな映像や練り込まれたCGに見慣れたせいか、今作には目新しさを感じなかったのは事実。その分、アンジーの演技が際立った、良くも悪くも「アンジー頼み」の映画でもある。
こんな愛らしい子供から
人間離れした形相の大人へ
ここまで頬骨を張らせると、美形アンジーも台無しなのだが、愛らしい妖精がおぞましき魔女に変わる刹那をダイナミックに演じた。自分を裏切った男への復讐に狂う様は、まさに「愛深きオンナ」の専売特許だ
この鋼の心を持つ魔女が、ふと垣間見せる哀しみと優しさ...
アンジェリーナは、かつて愛した男の娘への愛憎入り混じった感情を「コスプレ姿」で熱演。
脇役陣では、私のお気に入りのエル・ファニングと鴉役サム・ライリーが出過ぎない演技でアンジーを盛り立てた。コミカルな妖精オバサントリオは秀逸
昔の男は殺したい程憎いのに、その娘には止めども無い愛情を注いでしまうマレフィセント。
この作品のテーマは「普遍なる母性」なのである。
ラストシーンは「アナと雪の女王」の二番煎じを彷彿させる。所詮、惚れた晴れたの男女関係よりも、もっと「崇高な愛」が在る事を見せてつけてくれているようだ。白馬に跨がった王子様など絶対に現れないのよ...と。
「アンジー様の映画」なので致し方ない処だが、マレフィセントの対極としてステファン(シャールト・コプリー)の心の葛藤を、もっと丁寧に描いたなら「愛憎めくるめく」ブラック・ファンタジーとして深みのある作品に昇華したのではなかろうか。アカデミー美術賞2度の栄冠に輝いたロバート監督だが、長編映画初挑戦は少々荷が重かったかもしれない。とりあえず二人の美女の力抜きには語れないデビュー作となった。
小生は、エル・ファニングの一日も早い成熟を望む
続けては、粋な邦画を...
監督:本木克英
脚本/原作:土橋章宏
コメディ時代劇の佳作。
佐々木蔵之介、深田恭子をメインに芸達者な俳優陣が脇を固める。
8代将軍・徳川吉宗の治世下、東北の小藩・湯長谷藩は幕府から突然、通常でも8日かかり、さらに莫大(ばくだい)な費用を要する参勤交代をわずか5日で行うよう命じられる。それは藩にある金山を狙う老中・松平信祝(陣内孝則)の謀略で、弱小貧乏藩には無茶苦茶な話だった。藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)は困惑しつつも、知恵を絞って参勤交代を完遂させようと作戦を練る。(シネマトゥデイより)
と、ナンセンスな筋書きなのだが、幕府の指令に決死の覚悟で臨む武士達を俳優陣が見事に再現。肩の力を抜いた彼らの演技が、かえって好印象をもたらせた作品だ。シリアスな展開の中に、西村雅彦、六角精児そして猿の菊ちゃんらが随所に笑いをもたらす。時代劇の王道である水戸黄門的予定調和を見事に踏襲し、ハッピーエンドが目に見える展開は、観ていて全く疲れない。されど、殺陣は結構本格的に演出されている。ファミリーや若い客層にも支持されたのが、十分理解できる構成となっている。
前述の「マレフィセント」同様に、深みはないが楽しく観られた娯楽映画であった
本題からそれるが、それにしても、それにしても、深田恭子はいいなぁ〜
国内産若手女優での個人的お気に入りは、別格で「吉高由里子」が神的存在なのだが、最近とみに美しくなる「石原さとみ」と「深田恭子」には大注目なのだ。
とにかく、彼女ほどどんな衣装も似合う女優は若手では少なく、それが例え悪趣味なコスプレ風であっても、すべて「フカキョン」風に美しく魅せてしまうのだ。何よりも、どんな格好にも物怖じせず取り組む姿勢は、賞賛に値する。
今作の女郎役
「下妻物語」でのロリータ少女
「ヤッターマン」でのドロンジョ
某CMの人魚姫
彼女の最大の魅力は、「清廉ないやらしさ」で、猥雑さを微塵にも感じさせない高潔な肉欲を持った女性なのである。常人離れした素顔の美しさが、その根底にあるのは事実なのだが...
今春のNHKドラマ「サイレント・プア」に主演。この社会派ドラマで、コスプレ無しで演じたソーシャル・ワーカー役が非情に印象深かった。彼女の真の魅力は、この主人公同様の「真摯なひたむきさ」なのかもしれない...と、勝手に決めつけてしまう中年オヤジなのでした
灼熱地獄に一服の涼風をくれた2作品に感謝
◎おまけ
ドロンジョ様の入浴シーン
あぁ~「マレフィセント」も未見なり~ orz 近々観て参りまする~
そして、「超高速・・・」 Oh! フカキョンが女郎役とは意外でしたね ^^;
どんな声で話しているのでしょうか!? ^q^ とっても気になりますね~w
なにはともあれ
暑中お見舞い申し上げまする。 <(_ _)>
by Labyrinth (2014-07-20 16:07)
こんにちは。
2本とも楽しいエンターテイメント作品でしたね~
「マレフィセント」のアンジーは本当に魅力的でした!
美しい人は怖い時の迫力も凄いですね。
「超高速」は面白くてカッコ良くて、無条件に楽しめる作品でした!
こういう軽快な時代劇っていいですね☆
by non_0101 (2014-07-20 18:53)
> Labyrinth 様
Labyさんの住まわれる北関東の陽気はいかがですか?
熊谷...館林...いやぁ〜、そちらも暑そうですね〜
暑中お見舞い申し上げまする(^▽^;)
by つむじかぜ (2014-07-20 22:31)
> non_0101 様
さすが、non様、2本とも鑑賞済みですね!
どちらも、気軽に観れる良作でしたね^^
by つむじかぜ (2014-07-20 22:33)
本当にいつまでもかわいいでしよね。
入浴シーン、見入っちゃいましたよ。
by さとし (2014-07-21 05:37)
フカキョンはいいですよね。
ドロンジョの入浴シーン、ありがとうございまーす。
by 怪しい探麺隊 (2014-07-21 09:28)
> さとし 様
三十路とは思えないピュアな美しさでございまする^^
by つむじかぜ (2014-07-29 02:20)
> 怪しい探麺隊 様
この清潔な色気が、彼女の真骨頂ですよね!
by つむじかぜ (2014-07-29 02:22)