『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 [上映中飲食禁止じゃ!]
監督
ダグ・リーマン
キャスト
トム・クルーズ エミリー・ブラント
ブル・パクストン ブレンダン・グリーソン ノア・テイラー
原作
桜坂 洋
対侵略者との戦況が悪化の一途を辿る中、ウィリアム・ケイジ少佐は戦死する。しかし死んだはずのケイジが意識を取り戻すと、時間は戦闘以前に戻っていた。ケイジは謎のタイムループに迷い込み、戦いと死を繰り返す。そんな中ケイジは女性兵士のリタと出会う。(ぴあ映画生活より)
トム・クルーズの前作『オブリビヨン(2012)』に続くSFアクションの快作だ
いつまでも若さ漲る同年代のトム様に敬意を表し、奮発しての3D鑑賞なのでした
作品の根幹を成す「タイムループ能力」に対し、科学的な根拠の有無まで考えていたら映画の面白みが半減する。
とにかく素直に信じれば良いのだ 独創性溢れる日本のSFを楽しもう
謎の侵略者ギダイから、幸か不幸か、この特殊能力を感染してしまったウィリアム少佐(トム・クルーズ)。
軍の広報担当だったケイジは、突然、侵略者との壮絶な最前線に送り込まれる。戦闘経験ゼロの彼は、あっという間に瞬殺されるのだが、目が覚めると、戦闘前夜の軍演習場に逆戻りしているのだった。死ねば必ず同じ時間に戻る事が出来る能力を身につけていたのである。
まるでPCの戦闘ゲーム。相手にやられてゲームオーバーになったら、すかさずリセット〜もう一度最初からやり直す。これを何度も繰り返すうちに、自然とスキルを身に付け、ついには敵を殲滅し勝利者となれる。
この感覚でケイジは生き残る術を学んでいくのだが、或る戦闘で、同じワープ能力を以前持っていたという女性戦士リタ(エミリー・グラント)と出会う。
引き締まったスリムなボディとブロンドがよろしい
リタのスパルタ教育によりケイジは、いつしか無敵の戦士へと変貌していく。
軟弱な広報マンが徐々に研ぎすまされた戦闘能力を身につけて行く描写が、非常にスリリングかつコミカルだ。
当初は、リタに認められ、また彼女を守る為に必死に「実地訓練」を繰り返すケイジ。失敗したら簡単にリセットボタンを押せるロールプレイングゲームと同じ理屈なのだが、一応「本当に死なない」と振り出しに戻れないのがツラい。
『M:Iシリーズ』では絶対に倒れないトム様が、簡単に、何度もくたばります
リタまで悪ノリして、笑顔でトドメを刺しにきます
小生のお気に入り『ミッション:8ミニッツ (2011)』に酷似なのだが、シリアス感が全くない。何度も死んで、同じ場面からやり直すケイジには悲壮感は無いのだが、されど終わる事の無いエンドレスゲームに「もう、いいかげんしてくれぇ〜」と辟易しながらも、惚れた女の為に頑張る彼の姿が愛おしくかつ滑稽なのである。劇場内は、ケイジが生き返る度に笑いが巻き起こるのだ。(トム・クルーズも死んで笑われる役柄は初めてだろう)
リセットを繰り返しギダイと互角に戦える力を付けたケイジは、リタを守る気持ちから人類を守る意識に目覚め始める。侵略者の本体を倒す糸口を掴んだ二人だったが、突発の事故でケイジは重傷を負う。そのまま息絶えればリセットできたのだが、「運悪く」生き長らえた彼は、大量の輸血により「タイムワープ能力」を失ってしまうのだった。
もうリセットが出来ない状況で、ついにラスボスとも云うべきギダイの本体と対峙したケイジとリタ。
果たして、二人の運命はいかに...
「ボーン・シリーズ」で名を馳せたダグ・リーマンらしい小気味好いSFアクションだ。
桜坂洋の原作は未読だが、筒井康隆も絶賛というからには結構「深い」小説なのだろう。
今作は、オリジナルのエッセンスを抜き出しハリウッド風の娯楽作に仕上げたと思われる。
難解な設定の割には、映画の深みは感じられないが、とにかく楽しい
驚愕の映像、弛緩の無い展開、極上の音響
ワクワクドキドキしながら美男美女の大活躍を、大スクリーンで観られる幸せ〜これも映画のひとつの魅力なのだ
昨今のトム様の作品は、同年代の小生に、勇気と自信を与えてくれる。
老いても若いネェちゃんにモテル「いい男」でありたいものです
OH! やはりここは3Dでしょうか!? w
エミリー・ブラントも出ているし、必見だな と思いながらもまだ行けてないです~orz
早速観に行かねばっ ㏄= ㏄=┌( ・_・)┘
by Labyrinth (2014-07-10 23:18)
> Labyrinth 様
気楽にワクワクのオススメで〜す!できれば3Dで^^
by つむじかぜ (2014-07-11 01:08)
こんばんは。
> 難解な設定の割には、映画の深みは感じられないが、とにかく楽しい
予想以上にテンポが良くて面白かったですね~
私も轢かれてしまった時は思わず笑ってしまいました(^^ゞ
ラストも含めてトムらしいなあと思ってしまいました☆
by non_0101 (2014-07-17 22:48)
テレビの映画紹介でコレ見て面白そうだなと。
それにしてもトムは相変わらず爽やかですね^^。
by DEBDYLAN (2014-07-18 00:27)
> non_0101 様
まさにトム様らしい作品でした^^
by つむじかぜ (2014-07-20 01:58)
> DEBDYLAN 様
あの爽やかさを少しでも欲しいっす(-。−;)
by つむじかぜ (2014-07-20 01:59)