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「御在所岳の紅葉」with Nex-7 [ざれごと写真日記]

奥様が半年ぶりの名古屋上陸なのです[がく~(落胆した顔)]
 
土曜日の夜半に、小生の単身宅に現れた妻は、非常に上機嫌なのでした。
「今回は、自分自身がリフレッシュするつもりで来たのよ〜ホホホ!(^O^) 
アナタの部屋がどんなに汚くても見ない事にしますわ。明日は素敵な所に連れってって頂戴[かわいい]
 
私なりには準備万端に掃除をしていたのだが、そんな亭主の努力は見向きもせず、マンション隣の洋風居酒屋で生ビール一気の奥様は、本日も元気がよろしい。
ご機嫌なまま、実は3週間ぶりに風呂掃除をしておいたMY BATHで鼻歌まじりに寛ぎ、小生のベッドでいち早く熟睡状態[眠い(睡眠)] 女房も自身の仕事でストレスが貯まっているのだろう...と優しく寡黙な旦那様は、ベッドの隣に即製のせんべい布団を敷き、「背中痛い」と思いつつまどろむのでした。
 
翌朝、廻りの騒々しさに目を覚ます...妻がしゃかりきになって掃除機をかけている。
「ん〜、やっぱり我慢できない[ちっ(怒った顔)] アンタ、クイックルワイパーで楽し過ぎ! たまには掃除機をかけなさい!!!
フローリングは何を垂らしたんだが、涎みたいに跡がいっぱい付いてるし、雑巾もウエットティッシュも干涸びているしぃ〜」
 
・・・ てな具合で結局、いつも通りの家事講座が早朝から続くのでした。
 
そんな奥様を悦ばす企画として、今回は一足早く紅葉を愛でてもらおうと、三重県・御在所岳(ございしょだけ)の湯の山温泉[いい気分(温泉)]への一泊旅行を敢行。午前11時、近鉄名古屋駅出発。特急で30分、四日市駅で乗換え、湯の山線で30分、湯の山温泉駅に到着。路線バスに乗って、あっという間に御在所岳ロープウェイ乗場である。
 
しかし、この連休は天気が悪い。
この日も曇り空の上に降水確率70%。そして翌日も50%の予報である。
とは言え、まだ雨は降っていないので、ロープウェイに乗って頂上を目指す事にする。
標高1212メートルの御在所岳は、情報によると中腹から7合目にかけてが紅葉最盛期らしいのだ。
 
レッツゴー[グッド(上向き矢印)]と、
中腹から一瞬、紅葉が姿を見せたのも束の間...
ロープウェイは白雲に向かって突進 
 DSC02248.jpg
 
 辺り一面、真っ白な霧の世界。
ロープウェイからリフトに乗り換えていくのだが...
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愛しの妻が天に召されるように
純白の世界に消えていく( ̄∇+ ̄)
 
一応、頂上です
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やはり、低い山でも、山の気候は恐ろしい。
頂上近辺をそぞろ歩いたが、天候回復の気配も無く、身体まで冷えて来たので、諦めて下山。
ロープウェイ乗場の売店で「大石焼き」なる出来立てホカホカ煎餅をふたりで頬張り、体を温めるのでした。
 
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女房を感動させる企てが脆くも崩れ去り、意気消沈の小生は、取りあえず旅館に早めにチェックインする事とした。
しかし、直前のNET予約で、唯一空き室があった格安のこの旅館、実は極めて口コミ評価がよろしくないのである。
 
従業員の皆様は常に笑顔で愛想が良く、動きも迅速なのだが、どう見ても人出が足らず、とにかく設備が古い。午後4時のチェックインだが、部屋には既に布団が敷いてある。小生の単身宅並みに、部屋の隅々の見えにくい場所に埃が貯まっている。ファンヒーターはすぐ切れる。極めつけは、夜に電灯を点けると、どこからともなく虫が集って来る。カメムシとてんとう虫を合わせて20匹超、心ならずも小生は殺戮する羽目となった。どうも屋外からの侵入ではなく、部屋に潜んでいた虫達が、暖房と照明により突然、蠢き始めたようなのだ。
そんな状況でも、元々、爬虫類・昆虫類には滅法強い奥様は、「わ〜、今度はこっちよ!」などと旦那の悪戦苦闘の虫駆除に、微笑みながら協力するのであった。
(これが、うら若き20代女性との不倫旅行であったら、一発でご破算のはずである[ふらふら]
 
と、まぁ「蛇蘭口コミ」恐るべしを体感しつつも、何とか温泉と食事にありつけただけでも安いから良しとしようという寛大すぎる熟年カップルは、翌朝しっかり朝風呂まで堪能し、再度、御在所岳に挑戦するのであった。
 
そう、前日の「曇り時々雨」の天気予報にも関わらず、一面青空が拡がっているのだ[exclamation&question]
 
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懲りない夫婦は、往復ひとり@2,100円のロープウェイに再度、乗り込むのであった。
 
 嗚呼、絶景かな絶景かな[わーい(嬉しい顔)]
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 DSC02333_edited-1.jpg
 
頂上に登ると、流石に富士山までは見えなかったが
昨日を思い出せば別世界だ。
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御在所岳は、独特の岩肌に特徴がある。
自力での登山者が遥か彼方に見える。 
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 それにしても、このロープウェイは高くて恐い[がく~(落胆した顔)]
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昨日は曇っていて気付かなかったが、高所恐怖症の方は下を見ない方が賢明[あせあせ(飛び散る汗)]
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昨日とうってかわって、スケッチと写真撮影を存分に楽しんだ夫婦が下山する頃には、暗雲立込め大粒の雨が降り始めてきた。運がいいのか悪いのか、例によってのドタバタ夫婦旅行は、妻を名古屋駅まで見送って終了。
 
「今度、女房が来たら、下呂温泉辺りでもう少し豪華にいくか[グッド(上向き矢印)]」などと思いつつ、深夜、妻の二泊分の下着を洗濯する中年男がおりました...とさ[あせあせ(飛び散る汗)]
 
 

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コメント 14

(。・_・。)2k

大石焼き スゲ~美味そうですね(^^)


by (。・_・。)2k (2013-11-06 01:49) 

JUNKO

気持ちのよい眺めですね。大石焼き、名前の通りビッグですね。
by JUNKO (2013-11-06 21:02) 

つむじかぜ

> (。・_・。)2k 様
素朴で懐かしい味が癖になりそうでした^^
by つむじかぜ (2013-11-07 01:55) 

つむじかぜ

> JUNKO 様
ビッグなやわらか煎餅です^^
実は、此の地は大石内蔵助と関連があり、そこからの由来らしいです。
by つむじかぜ (2013-11-07 01:57) 

himanaoyaji

紅葉綺麗ですね、 行きたくなりますね、
ここ、二度歩いて登った事有りますよ、 p(^-^)q
by himanaoyaji (2013-11-07 07:55) 

つむじかぜ

>凄い! 自力登山は、メタボ親爺の小生では不可能です( ̄Д ̄;;
by つむじかぜ (2013-11-08 02:00) 

さとし

懐かしい、って言ってもほとんど記憶にないのですが、私が小学校2年生のときここで迷子になったんですよ。

by さとし (2013-11-09 20:54) 

haku

翌日の青空、素晴らしい絶景ですね!
旅館の悪さ帳消しですね ^^;
つむじかぜさんの記事で「奥様が来る」って文章を読むと
何故かダースベイダーの音楽が頭の中で響くのは、自分だけでしょうか ^^;
by haku (2013-11-10 11:10) 

つむじかぜ

>さとし 様
ご無事で何よりでしたね。
低い山ほど侮ると恐ろしい目に遭うそうですよ。
御在所岳も毎年、2、3名の行方不明者が出るそうです(・・;)
by つむじかぜ (2013-11-11 00:31) 

つむじかぜ

>haku 様
仰る通りでございます。
やたら恐いけど、存在しないと私のストーリーも有り得ないですから...
嫁さんのフォースは宇宙最強です(^▽^;)
by つむじかぜ (2013-11-11 00:36) 

Labyrinth

紅葉狩り ご堪能出来たようで何よりでございましたね~♪(^_^)

>深夜、妻の二泊分の下着を洗濯
ぱちぱちぱち と大拍手!(^m^) お疲れ様でした。
by Labyrinth (2013-11-11 01:15) 

coco030705

こんばんは。
紅葉狩り、かなり満足な紅葉の具合ですね。よかったですね。
関西も、先日奈良へ行きましたら、割合綺麗な紅葉の木々がありました。
私が利用している私鉄沿線も桜の紅葉が美しいです。
by coco030705 (2013-11-11 18:08) 

つむじかぜ

> Labyrinth 様

いつ来るか わからぬ妻の 紅パンツ (-。−;)
 
by つむじかぜ (2013-11-12 00:04) 

つむじかぜ

> coco030705 様
意外と名古屋から奈良も近いので、今月中に撮影旅行に行くつもりです^^
by つむじかぜ (2013-11-12 00:06) 

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