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『サディスティック・ミカ・バンド』&「刑事犬カール」の不思議な関係 [〜ロックの神さん〜]

伝説のバンドの歴史を遡ります...

第3代ヴォーカリスト「木村カエラ」
「タイムマシンにおねがい」(2007年)ちょいと音切れ

日本ロック史上不朽の名曲を歌うカエラ嬢。
さすがに巧い! 歴代ヴォーカルの中では抜けた歌唱力ですな〜
再々結成時、新ヴォーカリストの名前を知った当初は違和感を覚えたが、聴いてみれば、今風の分厚いサウンドに彼女の軽い声質はベストマッチし、往年のSMBサウンドが一夜のみ復活した。

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そして、時は平成元年(私は新婚[わーい(嬉しい顔)]
第2代ヴォーカリスト「桐島かれん」

「塀までひとっとび」「Boys & Girls」(1989年)

14年ぶりの再結成時に指名されたヴォーカリストは、モデル出身の「桐島かれん」(余談ですが、4年後、私の尊敬する写真家・上田義彦氏と結婚します。)
当然のことながら歴代ヴォーカルの中ではズ抜けて美形のナイス・スタイルでございます。(私的には、歌唱力は「歌姫」レベルには認定できないが...)
YMO色がテクノ・ビートの中、ひとり気を吐く高中のギターが、いやはやなんとも...

時代はまさに「バブルに向かってGO!」であり、「華美でなければ価値なし」の世相を映した1回こっきりの復活劇であった。

更に時は遡り・・・

黒船

黒船

  • アーティスト: サディスティック・ミカ・バンド
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD
青春まっさかりの高校生時分に、このLPを聴いて[むかっ(怒り)]
圧巻の演奏のインストルメンタル曲に挟まれ、怒濤のように日本語ロックがファンキー・ビートに乗って押し寄せて来る。聞き覚えのあるビートは、それこそ「タイムマシン〜」位なもので、大半は未体験サウンドの無国籍ごちゃまぜロックなのである。まさに自分にとっても「黒船」襲来[exclamation×2]

初代ヴォーカリスト「加藤ミカ」
「塀までひとっとび」(1975年)

やっぱりミカ・バンドは巧かろうが下手だろうが、ミカが歌わねば・・・
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加藤和彦(Guitar&Vocal)

ミカ(Voval)

小原礼(Bass)

高橋幸宏(Drums)

今井裕(Keyboad)

高中正義(Guitar)


加藤和彦ミカは当時、夫婦。
(二人の離婚が後の解散に繋がった訳であるが)

ドラムは、前任の「つのだひろ」に代わり、今作から高橋幸宏

アニメキャラにそのままなりそうな風体が若き高中正義先生。


ピンクフロイドも手がけた敏腕プロデューサー「クリス・トーマス」の手によって完成されたこの「黒船」は、極東の6人組を世界に知らしめる事となった。

ロキシーミュージックの前座として欧米ツアーを廻った彼らは、時に主役を食う程の喝采を浴びたと云う。

ミカ・バンド・ライブ・イン・ロンドン

ミカ・バンド・ライブ・イン・ロンドン

  • アーティスト: サディスティック・ミカ・バンド
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD

このライブ・アルバムがまた格別である。
最良の録音とは言い難いが、当時のSMBのパフォーマンスの高さを余す所無く伝えている。
正直、スタジオ盤の「黒船」より、私は、このライブ盤を聴く方が多かった。

なにげにBassが凄いです。
実は「黒船」発表後、オリジナルメンバーの小原礼(手配写真の犯人みたいな方)が脱退。
この欧米ツアーから「後藤次利」という若きベーシストが新メンバーに迎えられていた。
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色男です[ぴかぴか(新しい)]

巧いです[ぴかぴか(新しい)]

小原氏も素晴しかったが、後藤のリズム感性が、SMBに新たな躍動感を生み出したといっても過言ではない。

欧米ツアー成功には、彼のビジュアル・サウンド双方の魅力が寄与したことに疑いはない。

そんな訳で、ギター小僧の小生にしては珍しく、このベーシストのファンになってしまった。

ところが・・・こいつが私の憎き恋敵になろうとは.......




私の当時のお気に入りのTV番組といえば・・・



高校生時代は、硬派なロック野郎を気取っており、歌謡曲やアイドルには全く興味が無かったはずなのだが、この子供番組だけは隠れて見逃す事はなかった。カールの芸達者ぶりには、今でも驚嘆であるが、もちろんお目当てはワンワンちゃんではない。

私の永遠のアイドル・[ぴかぴか(新しい)]木之内みどり[ぴかぴか(新しい)]

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身長 163cm、体重 42kg、サイズ B78cm, W57cm, H84cm
この清純ぽいがちょっと生意気な表情
このか弱いスリムなボディとアンバランスな太腿
[揺れるハート]私の貧乳(微乳)フェチは、この頃には醸成されていたようだ[揺れるハート]

ヒット曲なし。
当時の芸能界では「大人気アイドル」とまではいかなかったが、冒頭の「刑事犬カール」や「野球狂の歌」のヒロイン役など女優として「小ブレイク」。歌手・俳優として評価はいまいちでも、グラビア雑誌の人気ランキングでは、常に1位を飾るという不思議な個性のアイドルであった。

そんな彼女に小生はゾッコンであったのだ。「俺が一生、守ってやるぞ〜[手(グー)]

と、翌1978年某日。彼女は、仕事に穴をあけて、不倫関係にあった当時妻帯者の後藤次利と突発的に、アメリカに逃避行[exclamation&question]即引退となったのだった[がく~(落胆した顔)]
「木之内みどり 愛の逃避行事件」として、しばらく女性週刊誌の紙面を賑わす事となる。

私のショックは甚大であった[失恋](リアル失恋よりも深かったかも...)
こんな幼気な美少女をたぶらかした既婚者に怒り心頭。
この日を境に、お好みベーシストが私の心の恋人を奪った憎き恋敵となった[ちっ(怒った顔)]

1983年、前妻と離婚した後藤と木之内が正式入籍。
逃避行の末に勝ち取った幸せな家庭生活を送っていると思われたが、後藤の女癖の悪さというかアイドル好きは完治していなかったようで、その後も「堀ちえみ」を始め数々の芸能人と浮き名を流し、
ついに1987年、離婚成立。
昔の傷が漸く癒えていた私は改めて怒り心頭〜「俺が守ってあげていれば・・・」
という私の気持ちなど知る由もない彼女は
1990年、再婚。お相手はなんと「竹中直人」よほどイケメンには懲りたようである。二人の間に一男一女を儲け、現在に至っている。

ちなみに後藤は、1994年、元おニャン子クラブの「河合その子」と3度目の結婚。今でもAKB48等に楽曲提供し、牙を研いでいるようである。

では、最後に懐かしくもつらい恋愛を思い出しつつ・・・

「あの素晴しいをもう一度」作曲・加藤和彦

加藤和彦(1947年〜2009年)日本を代表する天才音楽家。元サディスティック・ミカ・バンドのリーダー。
1975年、加藤ミカと離婚。1977年、8歳年上の作詞家・安井かずみと再婚。夫婦で数々の名曲を生み出すと共に、理想的なカップルとして世間から支持される。1994年、安井かずみ55歳で急逝。1995年、オペラ歌手・中丸三千絵と再々婚も2000年に離婚。音楽を最愛の友として活躍を続けるが、2009年突然、最愛の女性・安井かずみの後を追う事となる。

男も女も1人では生きていくのは難しい。しかし最愛の異性と巡り会う事は更に困難な事なのかもしれない。


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コメント 3

ぷーちゃん

もう”黒船”や”HOT MENU”
どんだけ聴いた事か( ・∀・)!
by ぷーちゃん (2011-08-06 18:30) 

haku

はいはい、もちろん高校時代、聴いてましたよぉ!!
当時、邦楽としては画期的でした♪
by haku (2011-08-06 20:36) 

つむじかぜ

>ぷーちゃん様 haku様
やはりみなさんとリアルタイムですなぁ〜^^;
海外で初めて評価された70年代の和製ロックの草分け的存在であるばかりか、解散後の各メンバーの活躍もまた、日本音楽界の隆盛に影響を与えましたね。
後藤ちゃんも含めて☆
by つむじかぜ (2011-08-07 01:53) 

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