Sahara Smith〜テキサス・ブロンド歌姫との邂逅 [キューティー・ブロンド病棟]
「The Real Thing」
My Favorite guitaristであるMarc Ribotの参加アルバムを探していたら、また見つけてしまった...
Sahara Smith(サハラ・スミス)〜テキサス州オースティン生まれの23歳のシンガーソングライター。
デビューアルバムである。
まず、赤みがかったストロベリー・ブロンドが、私の目を釘付けにする
そしてこのスリムなスタイル PVでの、そそるボディコン姿に一発KOされてしまった
しかも、容姿はともかく“声”が聴く者の心を離さない
絶唱も無ければ、ハイトーンを響かせる訳でもない。
あくまでも自然な声質は、アメリカ南部の土の香りを残しながらも、爽やかにウエット&ドライ。
まるでウィルキンソンの辛口ジンジャエールみたいに、辛みの中にしっかり甘さを残し、飲み心地爽快
超個人的感覚では、SとTの発音がとてつもなく耳心地が良いのである。
楽曲群も南部特有のコテコテ・カントリーとは一線を画し、洗練されたカントリー・ブルース。
シンプルな楽器構成から生み出されるリズムは、あくまでも影を引きずり、随所に現れるいぶし銀ギターの輝きが、曲全体に緊張感を醸し出す。(マーク・リボーは12曲中6曲参加)(日本盤はボーナストラック+2曲のようです)
そして、彼女が歌うと、南部の無骨な子守唄が、都会の男達を魅了する成熟したララバイに変貌する。
彼女の声に一目惚れのT・ボーン・バレット御大が全面支援の当アルバムは、ボーン軍団の一流セッション・ミュージシャン(Marc Ribot含む)のサポートにより、Sahara Smithの才能を200%開花させた作品となった。
アルバム全体の完成度も申し分無く、この日本の暑さでジトッとした体を、サラリとした汗に変えてしまうアメリカ南部特有のタイトさで、まさに気分爽快となる絶妙のアンサンブル。(とにかくMarcのギターの渋いこと)
テキサスの土埃が、N.Yの一流ミュージシャンの手により、都会を駆け巡る涼風となった。
オリジナルメンバーのみによる素顔の彼女達の演奏も、さりげなく深みを感じさせる出来映えだ。
「Are You Lonely」
こんな女性にあの素敵な声で耳元に囁かれたら.....暫くは彼女に病み付きになりそうである
おまけ
実はMarc Ribotは現在来日中
しかし、本日の富士ロックも8/4のクラブ・クアトロも仕事の為に行けないのだぁ〜
JAZZ、ROCK、LATIN、COUNTRYなんでもござれの変幻自在の彼は、今回は「偽キューバ軍団」を引き連れての真夏の極東でのキューバン・ミュージック全開のご様子
こんな感じの変態プレイのはずなのだが...
生で聴きたいよぉ〜
Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
- 発売日: 1998/06/05
- メディア: CD
これまた... 知りませんでしたぁ ^^;
とっても素敵ですね♪
by haku (2011-07-31 16:00)
いやぁ!!
ルックスもサウンドも僕好み^^。
今度紹介してくださいね~(^_-)-☆
by DEBDYLAN (2011-08-01 23:38)
>haku様、DEBDYLAN様
日本でブレイクする事はないでしょうが、応援してあげてください!!!
by つむじかぜ (2011-08-03 00:08)