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疾走する正統HM/HIPHOP〜SOURCE〜木村創 [〜ロックの神さん〜]

私の音楽原点であるLed Zeppelinが解散した1980年以降、所謂HR/HM系は全く聴かなくなった。80年代を席巻したLAメタルを筆頭にした奔放なまでの明るいサウンド。鬱屈した湿り気を持つブリティッシュ・ロック育ちの自分には、到底それを受け入れる余地はなかった。

ギターは速く弾きゃぁ、いいってもんじゃねぇんだ!オープンコード一発で、聴く者の心を鷲掴みにするんでぇ!!

時は流れ、日本のロック界にも新潮流が・・・hip hopの枠を超えたロックバンド「Dragon Ash」が登場し、「ニッポンにも凄い奴らが出て来たわい。」などと思いつつMOB SQUAD(2003年)を試聴。DAを中心にした新レーベル傘下の3バンドのオムニバスアルバムだったのだが・・・

(イントロのみ)
俺の好きな音だぁ!!!
(間奏部分)
気持ちいいギターじゃぁ!!!

SOURCE    黒兄(MC)
               ONO-G(MC)
               Kentaro(BASS)
               渋谷憲(DRUMS)
               木村創(GUITAR)

hip hopがベースなのだが、サウンドが3ピースの懐かしの“ハード・ロック”なのだ。とにかく木村のギターの音が良い〜適度に歪んだ重低音、アタックのメリハリ。超絶技などひけらかさずに、ビートに乗って音の洪水を操る。また、ラッパーという類いには、それまであまり縁がなかった親爺であったが、この2人のヴォーカルは心地良い。そして歌詞が若者らしくポジティブなのが、音の傾向ともベストマッチ。
『Potential』

早速、彼らのオリジナル・アルバムを購入。
Desert island

Desert island

  • アーティスト: SOURCE,黒兄,ONO-G
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2003/07/16
  • メディア: CD
やはり、このSOUNDの中核は木村創のギターだ。
永らく味わっていなかった腑に突き刺さる音を、胸の高鳴りを、こんな若いhip hop系の名も無きバンドから戴こうとは思いもよらなかった。 70年代ロック親爺は大感激!
『道しるべ』

これから先が楽しみなBANDが現れたと、喜び勇んでいたところ、翌年ニューアルバムを発表。
Daily Report ・・・「げっ、音が変わっている〜」・・・なんと、木村はこのアルバム制作中に脱退していたのである・・・洗練度とpop感が飛躍的に増し、完成度の高い作品なのだが・・・
その後、SOURCEはさらに音楽的進化を遂げ、評価も高まり、一部に熱狂的なFanを作っていったが、2007年解散。

私の惚れ込んだsoundに回帰することなく消えていった。
木村く〜ん、何処にいったんだぁ〜い。

ギタリスト木村創の置土産 『STEPPIN`RALLY』
木村君の行き先をご存知の方はご一報を・・・

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nanasi

木村さんはSIGMA X81としてLokaの打ち込みを担当されていらっしゃいますよ
by nanasi (2013-12-25 19:29) 

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