New カントリー3人娘 発見! [〜私の歌姫〜]
カントリー娘とはいってもハロプロのアイドルではありません
カントリー・ミュージック王道の3人娘といえば、このトリオだよねー
ドリー・パートン
リンダ・ロンシュタット
エミルー・ハリス
の3人が80年代に結成した『Trio』
当時の米音楽界で、すでに各々に活躍していたソロ・シンガーのビッグネームが、奇跡の合体
70年代の我が国が誇る中三トリオ(山口百恵・桜田淳子・森昌子)が、突然にグループを組んでアルバムを発表するようなもので、通常なら所属事務所やレコード会社の問題で実現不可能なのだが、さすがアメリカ懐が深いのでありますソロ活動が主体ではあり、音楽的趣向にも違いがある。ただ不定期に集まっては、彼女達の音楽の共通原点を確認し合うように、カントリーを歌う。この活動は20年近く続いたようである。
彼女達は、デビュー時から際立っていたね〜
リンダの小悪魔的美しさにはトキめいた
エミルーの長い黒髪に憧れた
ドリーは最初からケバかったが...
ソロデビューから10年以上が経過し、全員が30歳代のまさに脂の乗り切った時代での結成だ。
容姿もすでに大分変貌してきているが
さらに10年経過...さらに変貌した容姿と奇跡の3熟女ハーモニー
音楽の素晴らしさをそのまま体現してくれるような3人のとびきり歌姫に拍手を送る
個人的には、オルタナロックに傾倒した銀狐・エミルー・ハリスのハスキーボイスにゾッコンなのだが、今やこの3人も古希(70歳)を迎える時代なのだ。すでにリンダは持病のために引退、残る二人の活躍のニュースも最近はご無沙汰である。彼女達の魂を引きつけるようなハーモニーを醸し出すトリオは、そうは簡単には現れないだろう...と思っていたら、その可能性を予感させる歌姫達を見つけましたよぉ
サラ・ワトキンス
サラ・ジャローズ
アオアイフ・オドナバン
の3人が結成した「I'm With Her』
...ヒラリー・クリントンの選挙キャンペーン標語ではない
前述の先輩トリオのキャリアには及ばないが、現在のアメリカン・ルーツ・ミュージックの担い手として、それぞれ活躍している才女達だ。トリオとしての楽曲はまだCD発売されていないようだが、デジタル配信とネット映像で彼女達の貴重なハーモニーを堪能できる。
サラ・ワトキンス サラ・ロジャース アオアイフ・ドノバン
各々が得意の弦楽器を操りながら、三人三様の個性的な声色が溶け合った時、荒野が広がるアメリカの大地が我々を誘ってくる錯覚に陥る。熟女トリオのソウルフルな迫力とは違った清涼感と寂寥感の織り混じったブルース色の強い音楽だ。演奏技術も高く、ルーツ・ミュージックを緻密に再現した感がある。
「i m with her」としての音源は極めて少ないので、彼女達のソロ作品を密林三連発〜ポチっ×3〜
皆、魅力的な作品だが、小生の好みは、フィドルを弾きまくるチョッと太めのブロンド嬢〜サラ・ワトキンス
彼女の最新3作目・・・ジャケ写だと、あまり太目に見えないのだがなぁ...
ブルーグラスに少々ロック色を加え、静と動を見事に歌い込んだ素晴らしい作品だ
「ニッケル・クリーク」というブルーグラスバンドでフィドル奏者として活躍していたが、あのLed Zepplinのジョン・ポール・ジョーンズに見初められ、彼のプロデュースの元でソロデビューを果たした逸材なのだ
アルバム収録4曲目「Move Me」をギブソンのフルアコ1本で
演りきる心意気〜痺れるわぁ
得意のフィドルを持てば無敵状態
「One Last Time」
小生好みの音楽性と声質...そしてブロンド・・・これでデビュー時のようにスリムだったら完璧なのだが
贅沢は言うまい・・・素晴らしき歌姫との邂逅に感謝である
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」 [上映中飲食禁止じゃ!]
久しぶりの家族3人での映画鑑賞
筋金入りのポッタリアンである長女に「この映画なら一緒に観てあげてもいい」と、言われ
完全に言いなり状態のお父ちゃんなのでした
J・K・ローリング原作のハリーポッター・シリーズの新作である。
但し、ヴォルデモートを倒したポッター達のその後を描いたものではなく、ポッター時代から70年遡ったアメリカが舞台の物語だ。登場人物も前シリーズとは別キャストだが、人間界と魔法界の調和と対立を描く構図は同様である。
魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、魔法動物の調査と保護のためニューヨークを訪問する。ある日、彼の魔法のトランクが人間のものと取り違えられ、魔法動物たちが人間の世界に逃亡してしまう。街中がパニックに陥る中、ニュートはティナ(キャサリン・ウォーターストン)らと共に追跡を開始するが……。(シネマトゥデイより)
前シリーズは、ポッターら主人公と自分の子供たちの成長が年代的に重なり、自然と映画への思い入れが強くなっていった。ハーマイオニーが、あんなに素敵な女性に成熟し、我が長女がこんなに生意気な娘になろうとは...親として感無量なのでございます
今作の主人公は、すでに大人の魔法動物学者の設定であり、前作との関連性も薄い(シリーズが進むにつれて、複雑に絡んでくる予感はあるのだが...)ために、中途半端な親の思い入れは抜きにして全く新しい作品として楽しむのが正しい鑑賞法のようだ。
その観点からすると、ハリーポッターをリアルタイムで知らない子供達でも十二分に「ハラハラドキドキ」を味わえる娯楽性の高い佳作である。
まず、初期のポッターシリーズとは雲泥の映像技術。リアルティ溢れる魔法動物達の描写は秀逸である。今作鑑賞後に「ハリーポッターと秘密の部屋」がTV放映され、家族で鑑賞したが、「今、観るとものすごくアナログよねぇ〜でも、こっちの方が被り物の『ゴジラ』っぽくて、かえって新鮮かも」と、またまた生意気な事をのたまう娘がいたのだが、それほど技術の進化は甚だしい。
とにかく、小生のお気に入りは、光り物に目がないニフラーくん。モグラとカモノハシを足して二で割ったようなヘンテコな奴だが、セリフ無しで観客を笑わせる腕は、超一流のコメディアン並である。
個性豊かな魔法動物達の生態を緻密かつコミカルに描きつつ、対極の「悪の象徴」を登場させ、シリアス面を拡大させる手法は原作ローリングの十八番だ。そこへ、ラブロマンスの隠し味を少々加えた絶妙のバランスの娯楽作だ。
女優陣では、ニュートの相棒となるキャサリン・ウォーターストーンのボーイッシュなショートヘアも魅力的だが、やはり、その妹役で登場したアリソン・スドルのブロンド姿に勝るものは無い
姉妹で髪の色が違うのはあえて詮索しない...
この絶世の美人魔法使い、男を寄せ付けないエレガントさを醸し出しながら、アクティブにニュート達の危機を随所で救うのだ。さらに、事もあろうに、間抜けなデブの人間のおっさんに一途になってしまう、極めて珍しい男趣味の魔法使いを熱演した。
映画初出演という彼女のもう一つの顔は・・・
米国のシンガーソングライター別名「ファイン・フレンジー(A Fine Frenzy)」だ。
実は小生は、彼女の歌姫としての魅力に、さらに打ちのめされてしまったのだ
2007年デビュー、現在3枚のオリジナル・アルバムを発表している。 カントリーを基調にオルタナ系ロックに傾斜した、小生好みの音楽性だ。何よりも声がいい 柔らかいハスキーボイスというべきか、非常に耳に心地よい歌声である。無理のないファルセットにも情感を込められ、思わず引き込まれてしまう。
デビュー当時は、赤毛の少々田舎っぽいオネエ様だが、確かな音楽生に支えられ、堂々したライブだ
ブロンドに染め直したか、地毛に戻したのかは不明だが、大人の色気を纏った最近の彼女は、エレガントとコケティッシュを兼ね備えた最強ブロンド歌姫へと洗練されていく
彼女の魅力は、弾き語りのバラードでひときわ際立つのだ
...映画の話題より、ファイン・フレンジーに傾倒してしまったが、ブロンド歌姫フリークゆえお許しください
とにかく、シリーズ第2弾の一作目としては、上々の滑り。久しぶりに童心に帰って鑑賞できた。次作からいかなる展開に進むか?今回の登場人物達にどんな運命が待ち受けるのか?ニフラーくんは果たして?そして、ラスト間際に一瞬だけカメオ出演したジョニー・デップ様は一体?
期待膨らむシリーズ作のスタートだ