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『マデリン・ペルー』滲みるビタースイート・ヴォイス [〜私の歌姫〜]

  • Got You on My Mind

    Got You on My Mind

    • アーティスト:
    • 出版社/メーカー: Waking Up Music
    • 発売日: 2004/08/24
    • メディア: CD
     
大分以前に、ぷーちゃん様(http://music-life-poo.blog.so-net.ne.jp/2011-04-30)が紹介されていた
マデリン・ペルーのセカンド・アルバムです。
 
小生は、1996年発売の彼女のデビューアルバムを何故だか購入していたのでした。
 
Dreamland

Dreamland

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1996/10/01
  • メディア: CD
 
当時『ビリー・ホリディの再来』というPOPに惹かれて、CDショップで衝動買いをしていたようなのだが、実際聴いてみると「再来というよりそっくり完全コピーじゃないか〜」と、あまりに伝説のビリー・ホリディに酷似し過ぎた歌声に衝撃を通り越して気抜けしてしまい、実はそれ以来CD棚の片隅に追いやられた不幸な1枚なのだ。
 
ぷーちゃん様の記事で久しぶりに彼女の歌声を聴き、「やっぱり、いいなぁ〜」などと、当時の早合点を反省してデビューアルバムを引っ張り出し聴き直していたのだった。
 
その彼女が今年の夏に新作を発表していたのでした。参加ミュージシャンを確認すると・・・
私の最愛の偏執狂ギタリスト・Marc ribotが弾いているではないか。
デビューアルバム「Dreamland」にも参加しており、渋いプレイを披露していたが、マデリン共々この15年の歳月での二人の進化に興味津々。
これは、もう試聴するまでもなく当然の如く、ポチッなのだ[パンチ]
 
Standing on the Rooftop

Standing on the Rooftop

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Emarcy / Umgd
  • 発売日: 2011/06/14
  • メディア: CD
 
私の心臓[黒ハート]ぶち抜きの傑作である。
 
声質が突然変わる訳はなく、ビリー・ホリデイ酷似は否定できないが、歌の表現力が格段に上がっており、所謂「自分の唄」にしている。ゆえに、ビリーの悲哀に満ちた歌唱法と一線を画し、不朽の大歌手の二番煎じの印象が完全に払拭された。マデリンが醸し出す柔らかく土臭い中にキラリと光るスタイリッシュな感じが堪らない。語尾の美しさに溜め息が洩れる。ほろ苦い〜ビタースイートなヴォイスが、秋雨が体に染み入るように溶け込んでくる。
 
マーク・リボーは、15年前の作品では多くの参加ミュージシャンの中の1ギタリストの域を出ていなかったが、今作は完全に全楽曲の演奏の柱となっており、随所に彼の少々捻った感性が顔を出す。マデリンと云えば、過去作とビリーの幻影により伝統的ジャズ・シンガーを踏襲しているイメージが強かったが、マークの造り出す無国籍音空間が、彼女を稀代のコンテンポラリー・シンガーとして解き放った。
 
マデリン自身によるアルバム紹介 
 
 
 アルバム中一番のお気に入り「The Things I've Seen Today」
 
(このギター・メロディに病み付き。
スタジオ盤でのマーク・リボーの深みのあるギター・プレイは更に必聴[どんっ(衝撃)]) 
 
 
おまけ
元祖ビリー・ホリデイの歌の中で一番好きな曲です[黒ハート]
きみに読む物語」(この映画にもメロメロ[もうやだ~(悲しい顔)])にも挿入されました。 
『I'll Been Seeing You』 

 

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秋の夜長は『ソフィー・ミルマン』で... [〜私の歌姫〜]

数あるJAZZヴォーカリストの中でも、最近では一番のお気に入りである[るんるん]
 
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Sophie Milman

  • アーティスト:ソフィー・ミルマン
  • 出版社/メーカー: Linus
  • 発売日: 2006/03/21
  • メディア: CD

当然の事ながら、[右斜め上]の2006年のデビューアルバムはブロンドジャケ買いだった。
キュートな顔立ちと強い眼差しは、決して人間に懐かない高貴なペルシャ猫を想わせ、その鳴き声を聞いてみたい衝動を抑える事はできなかった[揺れるハート]
 
Sophie Milman(ソフィー・ミルマン)・・・ロシア生まれイスラエル育ちの若干23歳のブロンド歌姫は、カナダから彗星の如くプロデビューし、瞬く間に世界中で「次代の大物歌手」として絶賛を浴びた。 
 
歌唱力の高さは当然として、デビューしたての新人とは信じ難い表現力の豊かさは希有である。
そして声域は決して広くはないが、特筆なのは独特の彼女の掠れた声質だ。巷で聞かれるハスキーヴォイスとは、掠れて消え入るような余韻を残すものが大半であるが、彼女の掠れ声は憂いを帯びたスモーキーヴォイスと呼んでよく、それはボリューム感溢れる声量と相成って、活き活きとした『詩』をくっきりと浮かび上がらせる。
爽やかで濡れた涸れ声」という相反する味わいが同居する、一度聴いたら忘れられない魅力を持った「声」なのである。 
 コール・ポーター作「My Heart Belongs To Daddy」(アルバム10曲目をライブで) 
 
 
カナダの腕利きミュージシャンを従えての多彩な楽曲群は、彼女の魅力と共に今後の可能性を期待させるのに十分な出来映えであった。ジャケ買い転じて彼女にゾッコン[ハートたち(複数ハート)]
 
そして、彼女の成長は留まる事が無かった[exclamation×2]
 
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Take Love Easy

  • アーティスト:ソフイー・ミルマン
  • 出版社/メーカー: Koch Records
  • 発売日: 2009/06/02
  • メディア: CD
  • 1. Beautiful Love
    2. Take Love Easy
    3. I Concentrate on You
    4. Day in, Day Out
    5. Be Cool
    6. My One and Only Love
    7. I Can't Make You Love Me
    8. That Is Love
    9. Love for Sale
    10. I'm on Fire
    11. Triste
    12. 50 Ways to Leave Your Lover
    13. Where Do You Start? 

2009年発売の3rdアルバムが絶品中の絶品[ぴかぴか(新しい)]
ソフト・ジャズヴォーカルの2000年代の歴史的名盤と云えば「ノラ・ジョーンズCome Away With Me」を挙げられるが、個人的にはその名盤を彷彿いや凌駕する内容だ[どんっ(衝撃)]
 
まず演奏・録音が素晴しい。各楽器の生音がバランス良く、ごく自然に録られており、コンポの前で目を閉じれば、実際の生演奏を聴くが如く音空間が広がってくる。演奏技術は当然の事ながら極上で、ドラムとベースのリズム感は特筆、それに溶け込むホーン・セクションとセンス溢れるピアノ。しかも、それらは主役を引き立たせる役目を心得ているというか、出過ぎず突出せず、まさにいぶし銀の輝き
楽曲群は、往年のスタンダードに留まらず、ポピュラーソング(ボニー・レイット、ブルース・スプリングスティーン、ポール・サイモン、ジョニ・ミッチェル)をブルージーなアレンジで「JAZZ」の名曲に生まれ変わらせている。デビューアルバムが3人のプロデューサーの手によるものだったが、セカンドアルバムに引き続いてのSteven Mackinonひとりによる本作は、アルバム全体の統一感に破綻の欠片も見られない。 
そして、そして、やはりソフィーの歌唱の進化[exclamation×2]
持ち前のスモーキー・アルトは、さらに憂いを帯びる。アクセントの強弱は、以前の表現力を凌ぎ、語尾の美しさには溜め息が出る。前述の多彩な楽曲群をすべて“ソフィー色”に染めてしまう[黒ハート]
 
ボニー・レイット作「 I Can't Make Love Me」(アルバム7曲目)
 
[右斜め上]本作中、6曲目と並んで私の最愛聴曲[左斜め上]
 
 スタンダード曲「Take Love Easy」(アルバム2曲目をライブで)
 デビューから3年でこの貫禄[どんっ(衝撃)]
 
今秋発表された4theアルバム。
 
In the Moonlight

In the Moonlight

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ent. One Music
  • 発売日: 2011/09/27
  • メディア: CD

どこまで巧くなるのか〜染み渡るスモキー・ヴォイス[もうやだ~(悲しい顔)]
 
ただロシア女性の典型というか、10,20歳代に絶世のスリム美女が「あっというまに」横に広がって逞しいオバサマに変身する様を、彼女も歩んでいるようなのが私の唯一の気がかりなのである[がく~(落胆した顔)]
 
2011年最新映像 
 
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Cocco〜ザ・ベスト盤 [〜私の歌姫〜]

ザ・ベスト盤(初回限定盤)

ザ・ベスト盤(初回限定盤)

  • アーティスト:Cocco
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2011/08/15
  • メディア: CD
 
 
 
 
 
月日の経つのは早いもので、デビュー15周年になる。
昔程は聴き込まなくなったとはいえ、やはり彼女の出す新譜は必ず購入してしまう。 
 
兎に角、発売当時のブーゲンビリアクムイウタ の衝撃度は私にとってはメガトン級だった訳で、意中の歌姫との遭遇に歓喜し、年甲斐も無く彼女のコアなファンのひとりとなっていた。
自分の肉を裂き、一滴残らず血を絞り出したような魂の叫び(ヴォーカル)は、70年代を彷彿させる骨太ロック・サウンドと交錯・調和しながら、妖しくも美しき日本語の詩として、私の五感を麻痺させたのだった。
 
2000年の大阪城ホールでのライブが、まるで昨日の事のように思い出される。(当時アラ40の私は、仕事帰りのスーツ姿で、圧倒的女性ファンの中で、独り気を吐いていた)
 
それからの休養宣言、アッと驚いた「くるり」とのコラボによる復活、そして今や「ニッポンの歌姫」としての堂々たる活躍を、昔恋い焦がれた小娘を優しく見守る中年親爺の如く、彼女の歌声を聴き続けているのである。
 
今作は、その名の通りこの15年間の集大成のベスト盤であり、ほぼ全曲を知っているのは当然といえば当然。(未発表の2曲がまた素晴しい)
2枚組の内、Disk1が休養前の2001年までの音源、Disk2が復帰後の所謂New Coccoである。
リマスターされたDisk1は、各楽器の分離が明確になり、ヴォーカルも鮮明。但し、個人的にはサ行の発音が、少々キツくなった分、当時の想い入れも含めてオリジナルに軍配を挙げるがところであるが、続けざまにDisk2を聴くと彼女の進化・変体に改めて感銘を受けるのである。
 
メディアで取り上げるような休養前後の彼女の心情変化には、私は全く興味は無く、純粋に音楽を聴き比べるだけなのだが、声質と曲作りのスケールアップは驚嘆に値する。
近づく者はすべて切り刻む小さなナイフが、一時は錆び付きつつも、いつしか決して振り下ろされることの無い大きな鉈(ナタ)に変貌する様を・・・
 
そういう観点からも、昨年発表されたオリジナル・アルバム(エメラルド(初回限定盤)(DVD付))は、復帰後の迷いをすべて断ち切ったようなCocco最高傑作だと私は確信している。
 
歌姫とは、歌い続ける事が宿命である。
 
この15年を振り返りながら、この先、小生がアルツ徘徊老人となって天に召される時も、彼女の歌声が隣に在ってくれればいいと思うのだった。
 
ちなみに、私はCoccoの歌は愛すが、彼女のおしゃべりは苦手である。
あのたどたどしい、人をおちょくったような口調の女には、虫酸が走るし、絶対に近寄りたくないし、私の理想の女性像からは程遠いのである。しかし、「嫌いの嫌いは好き」が人の本心だとすれば、万一、身近な処に彼女が存在したなら、狂わんばかりの恋に落ちるのかもしれない。
 
ベスト盤に収められていない私のベスト曲を・・・
 
「首」 (デビュー直後)
 
 
十三夜(最新作「エメラルド」より)
 
 
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愛しの『藤島美音子』(Swinging Popsicle)と韓国の歌姫『Taru』 [〜私の歌姫〜]

アダルドゲームの話しではございません、あしからず[あせあせ(飛び散る汗)]
Swinging Popsicle「Perfect Loop」

Emmylou Harrisの新譜を見逃していた反省から、私が国内最強歌姫と偏愛する藤島美音子Swinging Popsicleも、まさか知らぬ間に新作を出してないだろうなぁと探したら・・・半年前に新曲を発売しているではないかぁ[がく~(落胆した顔)]
一昨年発売のLOUD CUTは、PCゲーム「スマガ」と連動したコンセプトアルバムの色彩が強かったのだが(冒頭の曲がゲームのOPソング)、今回も同傾向の「アザナエル」というゲームの挿入曲として1曲のみ発表されていたのであった。

カツオブシ e.p. (PCゲーム「アザナエル」主題歌)

カツオブシ e.p. (PCゲーム「アザナエル」主題歌)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: GEORIDE
  • 発売日: 2010/12/17
  • メディア: CD

こんなジャケットじゃ、わからんよ〜。アーティスト名も明記されておらんし・・カツオブシってなんのことじゃ[ちっ(怒った顔)]
しかし、ポプシのスウィング感と藤島の柔らかく逞しく清廉なヴォーカルは健在であった[exclamation×2]

『カゴノトリ』


[揺れるハート]嗚呼、なんて心地良い歌声なんだ[揺れるハート]

Swinging Popsicle(通称ポプシ)・・・すでに結成16年のスリーピース・バンド。
藤島 美音子・・・Vocal
平田 博信・・・・Bass
嶋田  修・・・・Guitar
私の感性が藤島の歌声に完全シンクロして以来15年、彼女は、私が現在国内で一番寵愛する最高峰歌姫なのです。
(その辺は、昨年のブログで長々と綴ってますhttp://tsumujikaze2.blog.so-net.ne.jp/2010-03-10
平田&嶋田のメロディ・メーカーとしてのセンスも私の脳髄ど真ん中であり、3人の造り出すポップなサウンドの魅力は、他の追随を許さない・・・と思っているのは私くらいで、全くブレイクしないバンドなんです。
素敵なPOP-TUNEを数多く生み出していますが、売り方が下手なのか、大ヒット曲も皆無。
「アニソンの女王」ならぬ「エロゲーの女王」を藤島は狙っているのか?と錯覚するほど、最近はアダルトゲームへの挿入曲を頻繁に提供しているが、やはりメジャー路線には上がってまいりません。

メキシコや韓国でのライブ活動にも力を入れており、海外ではそこそこ高い評価を受けているようだが、とにかく国内では知名度が低い。当然、彼らのアルバムはすべて所有しているが、初期の名盤の多くは廃盤、現在入手不可である。

そんな私的国内最強ギター・ポップ・ユニットが、お隣の韓国の女性ヴォーカリストをプロデュースしているというから無視できる訳が無い。

韓流ショップで購入です。
Taru〜本人の名前以上の情報を私は一切持っていない....
ほぼ全曲が、ポプシのオリジナル作品で演奏も平田&嶋田が参加。(藤島は僅かのコーラスのみだが)
作詞のみがTARUの手によるもので、当然ハングル(韓国語)で歌っています。
ですので、詩の内容は解読不可能だが、とにかく「声」が独特で、これまた私の脳髄直撃[どんっ(衝撃)]

聞き慣れたポプシ・サウンドに乗って、虫の吐息のようなか細い掠れ声されど生命力が満ち溢れた声が、しかもハングルで謳う様は、異次元体験。この歌声は希有です[exclamation×2]髄液洩れそうです[もうやだ~(悲しい顔)]

「Kiss Kiss」(これは英語で歌います)
不思議な心持ちにさせる今にも倒れそうな歌声

冒頭のポプシ「Perfect Loop」がハングル「Night Flyng」に変身です。
(デュェットの男性ヴォーカルも素敵ですがな)

まだまだ抜群の歌唱力というには程遠い。容姿も少女時代やKaraには遠く及びません。
間違いなく大ブレイクする事はあり得ないでしょう。
しかし、この「声質」だけは天が恵みし宝物

藤島の歌声を永年支え続ける平田&嶋田が見いだした隣国の歌姫・・二人がTARUに感じた何かを、私も共有している気がしてならないのである。

とにかく、
双方とも、両国での人気はいまいちでも、間違いなくアジアの至宝だと信じるニッポンの変なオッチャンが一人くらいいたっていいだろうと思う今日この頃です[決定]

おまけ

Taruより御本家ポプシの生演奏の映像の方が遥かに少ないので・・・
またまた、PCゲーム映像をバックにもう一曲[ぴかぴか(新しい)]
「Slow Star」

ちょっとそそられるゲームだなぁ〜
ゲームなんぞは、遥か昔にスーパーファミコン「ダービースタリオン」での最強馬生産にハマった位だけど
ん〜やばいなぁ、女房に隠れて買ってしまいそうだ〜[がく~(落胆した顔)]

 それにしても、もうちょっとポプシに正当な評価が欲しいと切に願うわけです。

100人中85人が好ましいと感じる音色は、まさしく一般的にいう美音である。しかし、個々の人間の琴線に触れる音色は千差万別だ。車の吐き出すエグゾーストに迸る快感を感じる者がいれば、夏の鈴虫の鳴き声に涙する者もいるのである。そういう意味で、藤島とTaruの“声”が、私固有の心情より更に深くのDNAと共鳴してしまったのかもしれない。

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Emmylou Harrisの新譜出てました! [〜私の歌姫〜]

先日、(ぷーちゃん)さんのブログhttp://music-life-poo.blog.so-net.ne.jp/2011-05-19エミルー・ハリスが紹介されていて、嬉しくなって一番のお好みCD「Wrecking Ball 」を久しぶりに聴いておりました。
ついでに動画検索やら何やらグルグル廻っておりましたら・なんと[NEW]Albumが発売されてるではないですか[exclamation&question]

Hard Bargain

Hard Bargain

  • アーティスト: Emmylou Harris
  • 出版社/メーカー: Nonesuch
  • 発売日: 2011/04/26
  • メディア: CD






いかん、いかん、歳のせいか最新情報に疎くなっております[ふらふら]

当然、ポチッとお買い上げ[exclamation]

前作から約3年。御歳64才。
早くからカントリーミュージック界の大御所となった彼女ですが、50才を過ぎてからも古いカントリーの枠に留まる事無く、次々と新鮮な音楽を送り届けてくれます。
カントリー精神を内包しつつ、普遍的な音楽の創造に挑戦し続ける彼女は、単なるオルタナ系ミュージシャンの最古参というよりは、天から遣わされた銀髪のミューズの如く孤高の道を歩く歌姫に思えて仕方ない。
(ジャケ写真が、まさしくそのイメージ通り[ひらめき]見ようによっては「銀狐の祟り」ですが[バッド(下向き矢印)]

1曲目「The Road」からぶっ飛びました〜


張り詰めたビートをバックに、彼女の憂いを帯びた掠れ声が優しく響き渡ります。
Chorusの「Hey,Hey」のハイトーンとシンセサイザーが絡み合う部分など、前頭葉から末端神経までとろけそうそうです[もうやだ~(悲しい顔)]

全曲すべての演奏は固定された3人のメンバーによるものです。
Emmylou HarrisーVoval&Acousutic guitar
Jay KouceーElectric Guitar&Bass
Giles ReavesーDrums
さらにJayとGilesがKeyboad(Piano&Synthesizer etc.)の演奏を多重録音で重ね合わせています。

各楽器の響きとEmmylouのヴォーカルが違和感なく溶け合う音像処理の卓越さが、楽曲群(13曲中12曲はEmmylou作)の豊かさを更に際立たせ、1枚のアルバムとしての統一感も申し分ない出来です。

そして、なによりも彼女の『声』
20〜30才代の涼風の清々しさから40〜50代の熟れた甘き香りをかぐわせた掠れ声は、還暦を超え、祈りを秘めた不変のミューズの歌声に昇華した。

4曲目「Goodnight Old World」

[ぴかぴか(新しい)]アルバム1枚を聴き終えると、心のひだが落とされたような柔らかい気分になりました[ぴかぴか(新しい)]

おまけ

90年代中盤からDaniel LanoisSpyboyとの競演を始め、ロック色満載の「女盛り」の頃も大好きなんです[揺れるハート]

「I Was Born To Run」with Spyboy(1996年)

Spyboyの巧さはハンパじゃない[exclamation×2]

「Deeper Well」with Daniel Lanois+Spyboy
若きダニエル師匠驚異のプレイ

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「シンディ・ローパー」これぞプロのロック姉御! [〜私の歌姫〜]

4年前に息子が世話になったアメリカ・シカゴのホスト・ファミリーからメールが届いた。

「お力になれる事があれば、なんでもおっしゃって下さい。我家には地下シェルターもありますので、十分、皆様をお迎えすることができます・・・」という内容だった。

本当にありがたい[もうやだ~(悲しい顔)]
世界中の人々が日本の窮状を案じている。
しかしながら、外国の報道は「日本中に死の灰が巻き散っている」かごときに我々の想像以上に誇張されているようだ。(もしかしたら、日本人が国内で情報操作されている可能性も否定はできないが・・・)
英語堪能の妻が、感謝の言葉を記すと共に、東京の状況を詳細に伝えて心配がいらない旨の返信したことは言うまでもない。

在日の外国人が一斉に母国に退去し始めている。
来日中のビジネスマンがスケジュール返上でとんぼ返りしている。
それは、音楽・芸術の部門も同様で、海外アーチストの帰国により、多くの公演・展覧会が中止・延期になった。

そんな中、こんな記事が・・・

シンディ・ローパー、来日公演を続行 「私にできることは音楽」

3月15日より名古屋・中京大学文化市民会館オーロラホールを皮切りに『メンフィス・ブルース・ツアー2011』を行うため、11日に来日した米国出身歌手のシンディ・ローパー。震災の影響で公演延期が続くなか、「私にできることは音楽。私の歌で少しでも勇気を、少しでも元気を与えることができるなら、それが私の仕事と思っています」と15日と16日(東京・Bunkamura オーチャードホール)の公演を予定通り開催した。 
 日本から出国する外国人が多いなか、少しでも日本の役に立てるならとコンサートを行い、最新アルバム『メンフィス・ブルース』(2月23日)に収録の「ジャスト・ユア・フール」や大ヒット曲「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」など、16曲を熱唱。当日は義援金の募金箱を設置し、支援を呼びかけた。

やっぱりシンディだぜ[exclamation×2]

2007年の来日コンサート。渋谷AXでのオールスタンディングの白熱のライブを思い出す。
ステージが近い小ホールの為、シンディの熱きパワーがダイレクトに伝わり、プロのパフォーマンスを堪能した。
それと共に、彼女の人間としての暖かさとプロ歌手としてプライドも同時に感じた最高のコンサートだった。

デビュー当時は、正直あまり好きではなかった。
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シーズ・ソー・アンユージュアル











派手派手パフォーマンスと素っ頓狂なヴォーカルに馴染めなかったというか、要するに「美人歌手」でないので触手が働かなかっただけなのだが・・・

しかしながら、彼女の放った多くのヒット曲は、魅力溢れるTuneであり、永きに亘りそのメロディーは心に刻まれたのは確かであった。





5年前、音楽雑誌で大絶賛のDVDを騙されたつもりで購入。
「いや〜まだ現役で頑張ってたんですねぇ、姉御〜」と気軽に観たら・・・これが、素晴しい[ぴかぴか(新しい)]
Live at Last [DVD] [Import]

Live at Last [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: Sony
  • メディア: DVD
デビュー時と比べ、声の艶と力強さが格段に上がり、ケバさは跡形も無くモノトーンの衣装を身に纏った洒落た演出。ブロンドなのか白髪なのか解らんが、50歳を過ぎて円熟かつこの迫力[exclamation]
バック・ミュージシャン(女ギタリスト・ヴァイオリニスト[揺れるハート])の好演ともども、堂々たるロック姉御の感動のステージ[パンチ]

「I Drove All Night」

「True Colors」


このDVD一発で「姉御」のファンと化した私は、前述の来日コンサートに妻を連れ出し、2時間立ちっぱなしのステージで感動を共有したのである。
アンコール3曲の大サービスで、ステージ終了。会場の照明も明るくなり、「お気をつけてお帰り下さい」のアナウンス。観客は半分程帰るが、興奮冷めやらぬファンの拍手が続く・・・我ら中年カップルもしつこく拍手[手(パー)]
・・・なんとシンディが再々度登場。
特大サービスの2ndアンコールは「Shine」と

幻のデビューアルバムに収められた隠れた名曲I'm Gonna Be Strong
(そう、強くなろう!)
(当日の音源がUpされていて思わずダウンロードしてしまったモノ。ちょっとだけ流します。)

[どんっ(衝撃)]これぞプロフェッショナル[どんっ(衝撃)]

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Eva Cassidy〜永遠の歌声/Faraway Voice [〜私の歌姫〜]

Eva Cassidy(エヴァ・キャシディ)〜私の最も敬愛する歌姫。アメリカを代表するポピュラー歌手であり、伝説のヴォーカリスト。1963年2月2日生まれ〜1996年11月2日逝去。享年33歳。明後日が命日である・・

5年前にHMVで流れていた1枚の新譜。ジャケット写真の容姿が非常に私のタイプだったので、衝動買いしてしまった[揺れるハート]
コール・オフ・ザ・サーチ(DVD付)




Katie Melua(ケイティ・メルア)グルジア生まれ、イギリス育ちのシンガーソングライター。このアルバムがデビューアルバムだった。ちょっと舌足らずの透明感のある声質に、しっとりと情感を乗せて歌う姿に一発で虜になった。
初来日コンサートにも当然のように飛んでいき、未だ舞台慣れしていない初々しさと一生懸命歌う姿に、更に想いを強くしたのであった。
そのコンサートでの冒頭の曲が、アルバムの11曲目にも収められている『Faraway Voice』の弾き語り。彼女のMCを明確に聞き取れなかったが「私の愛する“eva cassidy”に捧げます」みたいな事を喋っていた。こんな感じで↓

早速「eva cassidy」なる者を調べ上げ、評判の良いCDをとりあえず1枚購入してみた。

衝撃の出会い・・・感涙・・・
Live at Blues Alley

Live at Blues Alley

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blix Street
  • 発売日: 1998/07/28
  • メディア: CD
1."Cheek to Cheek" (Irving Berlin) 2."Stormy Monday" (T-Bone Walker) 3."Bridge over Troubled Water" (Paul Simon) 4."Fine and Mellow" (Billie Holiday) 5."People Get Ready" (Curtis Mayfield) 6."Blue Skies" (Berlin) 7."Tall Trees in Georgia" (Buffy Sainte-Marie) 8."Fields of Gold" (Sting) 9."Autumn Leaves" (Joseph Kosma, Johnny Mercer, Jacques Pr_vert) 10.Honeysuckle Rose" (Andy Razaf, Thomas "Fats" Waller) 11."Take Me to the River" (Al Green, Mabon "Teenie" Hodges) 12."What a Wonderful World" (Bob Thiele, David Weiss) 13."Oh, Had I a Golden Thread" (Pete Seeger) - 4:46 [Studio recording]

ワシントンの小さなJAZZ CLUBでの演奏を、簡易な機材で録音され、元々は発売化も予定されていなかったと云われている。

1曲目のJAZZスタンダード、2曲目のブルース。その道専門と思わされるフィーリング、幅広い声域ととてつもない声量。私は、ゴスペル原点のがたいの良い黒人女性をイメージしたが、ジャケット写真を見る限り、普通のブロンドの白人女性だ。3曲目S&Gの「明日に架ける橋」洒落たアレンジという以上に、彼女のフィルターを通すと全く別の歌として生き返る!5曲目はオリジナルよりもロッド・スチュアート&ジェフ・ベックの演奏が馴染み深いが、こちらの方が遥かに心に滲みる。ヴォーカルに気を奪われがちだが、バックの演奏も小気味良く素晴しい。8曲目はスティングのカバー・・・あれっ?涙が・・・溢れて来る・・・9曲目、あの「枯葉」を、こういう「詩」に変える歌唱力とアレンジ・・・・おい、涙が・・・止まらんぞ。 
10曲目、私の好きなスタンダード曲を気持ち良く気持ち良く聴かせてもらった後は、11曲目ソウルの大御所アル・グリーンのカバー。パワフルな上に絶妙なリズム感。ライブ最後の11曲目はサッチモの「What a Wonderful world」。多くの歌手がこの有名曲をカバーしたが、題名通りの「この素晴しき世界」を実感させるヴォーカルと私は初めて出会った。

ケイティが敬愛する訳は、言わずもがなである。

天性の美しい声質、低音からハイトーンまで全く破綻しない声域の広さ、ジャンルを問わないリズム感の素晴しさ。そして・・・彼女の歌には『命』が息吹いている生きる事の楽しさ、悲しみ、人間が持つすべての想いが歌詞のひとつひとつに込められている。

このライブ盤収録の10ヶ月後、彼女は悪性の皮膚がんにより急逝する。
生前に彼女が残したオリジナルアルバムは、デビューアルバムとこのライブ盤のみ。遅咲きのメジャー・デビューがあと1年遅れたら、彼女の音源は世に出る事は無かった。
「Fields of Gold」

死後、彼女の人気が高まり、ベスト盤他未発表テイクを編集したアルバムが次々と発売される。
ベスト盤「Song Bird」
Songbird
大半が、「Live at Blues Alley」からの選曲であるが、最終曲の「Over the Rainbow」は白眉、鳥肌モノです。



「Over the Rainbow」ライブ盤が収録された当日の映像のようです。アルバムには未収録。

歌手売り出しの決まり文句に「神の声」「天使の歌声」などの安易な表現が使われる事がある。

私は、Evaは「天に語りかけた歌姫」だと思う。天上で彼女の歌声を聴いた神様は、自分の傍らで彼女を歌わせたくなって、あまりにも早く天国に呼び寄せてしまったに違いない。

彼女の愛用のギターは
songbird.jpg
Guild製の「Song bird


「Eva」の語源はヘブライ語で『

死の6週間前に、瀕死の状態で人前で歌った最期の歌は「What a Wonderful World」だった。

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杏里&白井貴子/初々しいデビュー [〜私の歌姫〜]

杏里のデビューアルバム「apricot jam」(1978年)
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1961年生まれ、当時弱冠17歳!(完全に私と同世代である)
シングル・カットされた「オリビアを聴きながら」が、小ヒットするも、アルバム自体は評価が低いというより酷評に近かった。お世辞にも高い歌唱力とはいえず、素人の私が聴いても完全に歌詞の棒読み状態。「オリビア〜」のヒットは、ひとえに尾崎亜美の楽曲の素晴しさによるもので、杏里自身の実力でない事は明白。
A面の4曲目(抜粋)
痛々しい限りの頼りないヴォーカル・・・
モデルあがりの高校生がいきなりメジャー・デビューできる当時の音楽業界とは、なんと不可思議。
と、思いつつ私はこのアルバムが大好きなのである。
彼女の嫌みのない清々しい声質と、とにかく一生懸命歌う姿に胸がときめいた。
B面の2曲目「中国人形」〜アルバム中一番好きな曲。将来の大ブレイクをそこはかとなく感じさせるナンバー。当時の彼女の歌唱力にはぴったりの楽曲だと思う。


そして、この粗製濫造のエセ・ニュー・ミュージック界から、彼女は実力で這い上がってくる!
Feelin’

Feelin’

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: フォーライフ ミュージックエンタテイメント
  • 発売日: 1990/03/21
  • メディア: CD
このセカンドアルバムは名盤です。僅かの期間で、この歌唱力の進歩。中低音のコントロールからアクセントの強弱、持ち前の美しいハイトーンが、地中海テイストの楽曲群とベスト・マッチ。完全に「自分の唄」のスタイルを確立しています。(大ヒットはしなかったが)

その後も地道な音楽活動を続け、1982年に「おもいきりアメリカン」が久しぶりにヒット。この頃は、私は完全に彼女の応援団状態。

そして翌年「CAT'EYE」「悲しみがとまらない」がメガヒット。夏女〜スタイリッシュ〜杏里のイメージ戦略で大ブレイク。
年末の紅白歌合戦での彼女の勇姿を見ながら、身近な同級生が突然、別世界に旅立ったような、一抹の寂しさを感じたのであった・・・

一方、白井貴子のデビューアルバム「DO FOR LOVING」(1981年)
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1959年生まれ、当時22歳。彼女はオーディションを通ってのメジャー・デビュー。
音楽的素養に恵まれ、ほぼ全曲を作詞作曲。
デビュー・シングル「内気なマイ・ボーイ」A面2曲目。
たどたどしい爽やかさというべきか?やたらと耳に残るメロディー。
デビュー時の杏里と違い、既に歌いこなしている印象が強い。バック陣も好演ですね。
私のfavorite song「風の中」隠れた名曲です。B面5曲目。
彼女が“自分の詩”を壺に嵌って“詩った”時は、当時から心が洗われる気分になる。

その後、ロックバンド「白井貴子&クレイジーボーイズ」を結成。pops路線から大きな転身を計る。

爽やか過ぎる程のヴォーカルとブリティッシュ系のハードなビートの組み合わせ。ROCKの音圧に負けそうな気がする美しい声質であるが、さもありなん。透明感かつ芯のある歌声は、爆音の中で、より存在感を増し、ポジティブな楽曲群共々人気を博す。そして「ロックの女王」への道へ一気に駆け上がる。

1985年発売のFlower Powerは、数ある国内ROCK盤の中でも元祖和製女性ロッカーとしての記念碑的な名盤だと思う。ようやく世間にCDが普及し始めた頃だったが、このアルバムをLPで何度も聞き返すほど惚れ込んだ作品だった。

・・・自分が社会人生活に入る頃から、徐々に二人の音楽と次第に距離が開いていった。あれから二十数年。
今でも歌い続ける彼女達をたまにメディアで発見すると、同窓生を陰から応援しているような気分になる。


「名前のない愛でもいい」2008年(白井貴子)

年齢というか、歩いて来た生き様が唄に表れてくるのでしょうか?

ふたりとも素晴しい女性であり、私にとってかけがえのない歌姫です。

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秋の夜長は歌謡JAZZでマッタリ〜石黒ケイ [〜私の歌姫〜]

 艶っぽさなら日本最強!

 息の長い歌手生活の中で燦然と輝く2枚のアルバム。元々JAZZシンガーではない彼女が、国内外の一流JAZZメンと競演したこの作品は、JAZZ歌謡という訳の分からん新ジャンルを確立した。

 飛び抜けて声域が広い訳ではなく、声量で圧倒するタイプでもない。独特の声質で語りかけるように歌うスタイルに、当時の私は悩殺されたのである。たぶんスタンダード曲もろくに知らなかったであろう20代中盤の彼女が、突如、一流JZAAマンに囲まれ「君のオリジナルを演ってみよう!」なんて事になると・・・完璧なJAZZ演奏をバックに、日本語でPOPS風に唄う・・・この微妙な違和感・アンバランスさが、逆に新鮮な魅力となった。もちろん彼女の「黒猫が舌なめづりしているような艶声」が最大の聴き所である。

アドリブ(紙ジャケット仕様)

アドリブ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2008/09/24
  • メディア: CD






アート・ペッパーや北村英治と競演ですよ、日本の小娘が!信じられんが、何故か素晴しい味なのです。

『今晩おひま』with Art Pepper (1980年)

 個人的には、次に発売された「アンダートーン」が大のお気に入り。JAZZマン達との距離感を掴んだのか、前作よりもノビノビと唄っている気がする。学生時代、カセット・テープに落として何度聴いたことか。
そういえば、当時の彼女との横浜デートの時、カーステレオで流したっけ・・・

アンダートーン(紙ジャケット仕様)

アンダートーン(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2008/09/24
  • メディア: CD






再発CDも既に入手困難。いまでもLPで聴いている。ジャケット裏の写真の方が素敵ですね。

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「ミスティ・ナイト」with前田憲男Benny Carter
卓越の歌唱力というより、彼女の持つセンス・雰囲気が「歌」にしてしまう。アクセントの強弱、語尾の美しさ。彼女の声に併せた軽いタッチの演奏が、また素晴しい。

しかし、この類いの曲をデート中に流すとは、なんと爺臭い奴だったんだ、俺は・・・当時の若者ならサザンとかでしょうに・・・

遥か昔の彼女を彼女を想い出しながら、静かにおやすみなさい〜
「ケイの子守唄」まさにJAZZ演歌

番外編:「I Remember You」彼女の数少ないHIT曲のひとつ 名曲ですね。

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秋の夜長に最上級のバラードを〜倉橋ルイ子〜 [〜私の歌姫〜]

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倉橋ルイ子“Heartbreak Theater”(1982年)[CD化されず]

アルバム収録の最後の曲『ラストシーンに愛をこめて』 この1曲で彼女は「私の歌姫」リストの最上位に加えられた。


この容姿・歌唱力にも関わらず大ブレイクする事はなかったが、現在もマイペースで歌い続ける「バラードの女王」である。

My name is Ballad

My name is Ballad

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
  • 発売日: 1999/08/21
  • メディア: CD                                   




1993年発売の上記CD(廃盤みたいだ)で、同曲がwith pianoで生まれ変わる。


聴き比べると、彼女の歩いた10年間に思いを馳せる事ができる。
女性として、歌手としての成長の姿を。

素晴しい歌だ。

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