「オブリビオン」 [上映中飲食禁止じゃ!]
監督・原作:ジョセフ・コシンスキー
脚本:カール・ガイダシェク マイケル・デブライン
撮影:クラウディオ・ミランダ
音楽:M83
キャスト
トム・クルーズ
オルガ・キュリレンコ アンドレア・ライズブロー
モーガン・フリーマン ニコライ・コスター=ワルドー メリッサ・レオ
小生と同年代のトム様の最近の作品は、押し寄せる老いの恐怖に打ち勝つテキストとして、必ず鑑賞するのである。
さて、この作品の主題を、独りよがりの小生なりに考えますと・・・
要するに愛人を選ぶか?本妻を選ぶかなのである
アンドレア・ライズブローか
オルガ・キュリレンコか
愛人か
本妻か
我が同輩トムは、愛人を囲う以前の記憶を都合の良い事に消去されております。
そして、境遇した謎の美女に不思議な郷愁を感じ、いつしかそれが恋情に変わっていきます。
しかしこれは、内縁の妻同然の愛人に対しての明確な背信行為です。
また、自分が目覚めたら知らぬ間に亭主が寝取られていた本妻にすれば、青天の霹靂。
こんな血みどろの三角関係にも関わらず、トムは爽やかに軽やかに未来の無人の地球で八面六臂の大活躍
流石です〜男の鑑
さぁ、果たしてトムは、この難局をいかにして切り抜けるであろうか
・・・気楽に観られた娯楽SF映画。
家族向けにディズニーが製作予定で映画化権を落札したが、一悶着あって、原作に忠実な映像化を主張したユニバーサルが更に買い倒した曰く付きの作品らしい。
...ならば、もっとエロチックかつバイオレンスな演出を!と、最近刺激不足のオッチャンは思うのでした
CGと実写の区分が明確過ぎて、カネをかけている割にリアリティ欠如の映像に陥っているのが残念だ。
ストーリーの骨格自体は練られたものだが、周辺の状況説明が弱い。地球上に残された者達の想いや、何故トムがこのような境遇に陥ったかをもっと丁寧に描いたなら、種明かしの驚愕の真実にも重みが出たはずなのだが・・・
この作品の見所は、ひとえに一人のナイスガイと二人の美女の魅力に尽きる。
さて、愛人か?本妻か? 怒ったらどちらが恐い
愛人か
本妻か
我が愚妻なら本気で撃ってくるはずだ