「メカニック:ワールドミッション」&「ジェイソン・ボーン」 [上映中飲食禁止じゃ!]
似た者同士のお気軽なアクション作を続けて...
まずは、こちらから
殺し屋稼業から足を洗い平穏に暮らしていたビショップのもとに、過去に彼を裏切り逃走した兄弟子のクレインから殺しの依頼が入る。何の罪もない女を人質にとられたビショップは、やむなく依頼を受けることに。ターゲットは世界を裏で操る巨大フィクサーで……(ぴあ映画生活より)
シリーズ前作は未見なのだが、正直、ジェシカ・アルバ見たさだけなのであ〜る
「トランスポーター」シリーズのジェイソン・ステイサム主演のアクション活劇。腕利きの暗殺者が組織を離脱し、隠遁生活へ。でも見つかってしまって、人質を取られ、いやいや指令をこなしながら、人質奪還をもくろむ...というありがちな設定である。何も考えず、ボッ〜と観るには最高の映画だ
派手なアクションシーンや斬新な暗殺テクニックは見応えあり。禿げ上がったオッサンだが、ジェイソン49歳、頑張っております。兄貴分の54歳トム・クルーズがM:Iシリーズでいまだに奮闘しているので負けるわけにはいかないのだ
但し、この手の作品を見過ぎている為か、残念ながら新鮮な驚きは皆無。自然と見所は、女優陣に向かってしまう。
何と言ってもジェシカ・アルバ抜きでは、この作品の魅力は半減どころか消費税8%並みになる。童顔だが既に35歳〜熟しています
ゴールデンラズベリー賞の常連さんの面目躍如。B級ゲスアクションの傑作「マチェーテ(2010年)」でのキュートな大根役者ぶりに小生はトキめいたのだが、身体は成熟したが、おかげさまで演技力は全く成長しておりません
いいんです!こんなB級女優が存在しているからこそ、多様な映画を我々は楽しめるのである
こんなに可愛くてセクシーなんだから〜染めブロンドでもOK
熟女系演技派という範疇ならミシェル・ヨー54歳だ
「グリーン・デスティニー(2000年)」カッコよかったなぁ
若い頃からオバサン顔なのだが、時折急に色気が滲み出るんだな〜
今作中の隠れたヒットはラター・ポーガーム〜タイ出身の歌手兼女優だ
敵側のメッセンジャーとしてジェイソン親父を脅迫する役だが、なんとも魅力的だった
これら美女軍団の強力なサポートの元、ジェイソン・ステイサムが八面六臂の大活躍の後、めでたしめでたしのハッピーエンド。そして次回に続く・・・というお決まりの作品でした。
そうそう、 後半に、いぶし銀のトミー・リー・ジョーンズが予定調和的に登場して苦笑いしたりして...
続いては、お待ちかねのシリーズ最新作
世間から姿を消して生活していたジェイソン・ボーンの元に、元同僚ニッキ―が現れ、CIAの極秘プログラムが始動したという情報とボーンの過去にまつわる衝撃的な真実を告げた。ボーンは再び世間に姿を現すが、CIAエージェントのリーによって追跡され…(ぴあ映画生活より)
「ボーン・シリーズ」は前3作すべてを観ており、結構お気に入りのアクション映画なのだ。前作「ボーン・アルティメイタム」も秀作であり、洒落たエンディングで「シリーズ見事完結」と拍手喝采だった。それからなんと9年の歳月をかけて復活するとは、新鮮な驚きと大いなる期待...そして一抹の懐疑心が絡み合う。
まずは、マット・デイモン〜老けたなぁ
実年齢46歳だから前出の禿面・ジェイソンよりかは若いのだが、過去作のフレッシュな悩める暗殺者のイメージとは大分かけ離れてしまった。
前作で、ボーンと生死を共にしたニッキー役のジュリア・スタイルズも老けたというより肥えたな...
9年の歳月を感じざる得ないが、深い絆で結ばれた元エージェント二人が命がけで再会する経緯は、シリーズを通して観ていないと理解できないかも。その点を完全にクリアしている小生は、二人に感情移入しながら序盤を観ていたが、嫌な予感通りというか、早々にニッキーが射殺される展開だ。これにて第1作「ボーン・アイデンティティー」からの共演者はすべて抹殺もしくは、出演交渉失敗?と相成った。
ニッキーが命に代えてボーンに渡した彼の消えた記憶の糸口が、CIAから命を狙われる毎度のストーリーとなる。真実を知りたいだけのボーンの行動が、組織に敵対したと断定され、抹殺指令をくだされるのだ。その陣頭指揮を執るのが、若くしてCIAのIT捜査部門の責任者となったヘザー・リー〜上昇志向が強い女捜査官をオスカー女優アリシア・ヴィキャンデルが好演した。自分の組織の暗闇を知らぬ彼女は、上司の命令に疑問を持ち、ボーンのCIA復帰を視野に入れ、作戦を開始するのだった。
ボーンに敵対するCIA内部に協力者が現れる展開も過去シリーズと全く同じ。2作目「ボーン・スプレマシー」から出演したパメラ・ランデイ役のジョアン・アレンと完全に被る。
彼女の存在が、前2作の鍵となり、ヒットの要因のひとつだったと確信している私は、今作でのパメラのブロンド姿の復帰も期待していたが、それは叶わなかった。ジョアン・アレンは現在60歳...ん〜定年で無理かぁ〜
ジョアンの後を引き継いだ感の強いアリシア・ヴィキャンデル だが、前任とは全く違う性格のCIA局員を演じた。情に流されない頭脳明晰な若きエリートITお嬢様。出世欲も自己顕示欲も半端なく、自分の美しさも自覚しているが、周りに嫌悪感を抱かせない処世術も心得ている...完璧だぁ...小生には縁遠いタイプではあるが...
出きれば、こんなシーンも観たかったけど
そして、ボーンを付け狙うヒットマンにヴァンサン・カッセル
こっちにも出てくるかぁ〜CIA長官にトミー・リー・ジョーンズ登場には苦笑い
と、なかなかの共演者を揃え、圧巻のカーチェイス・シーン等で結構盛り上がるのだが、何せ脚本が過去作の焼き直し度が強すぎて、どうにも夢中になれない自分がいた。P・グリーングラス監督は、「キャプテン・フィリップス」では気を吐いたが、今作は「ボーンの亡霊」(洒落ではない)に取り憑かれすぎて、空白の9年間を埋める新味が出せなかったようだ。007のダニエル・クレイグも加齢と戦う主人公として敢えてリアルに描かれているのに。
唯一共感したのは、IT全盛時代の世代間のギャップだ。最新機器を駆使して、かつての難問をいとも簡単にクリアする若き世代は、人の心も容易にコントロールしようとする。国・組織への忠誠を誓い、情にかられながらも、盲目的に突き進むアナログ親父は、IT世代からは邪魔な存在なのだ。故に、トミー・リー・ジョーンズはアリシア・ヴィキャンデルにゴミのように排除されてしまうのだ。お〜怖っ小生も気をつけよう...
シリーズは続くものと思われるが、次回以降は新展開が望めるのか?それとも、マット・デイモンが還暦を過ぎても頑固にワンパターンを踏襲し、ボーン=水戸黄門レベルまで延々と貫き通せるか?「ボーン・レガシー」のように主役交代となるか?これはこれで興味深い。
◎おまけ
2作を通しての一番のオススメは、やはり微笑みの国タイの歌姫・ラター・ポーガームだね。
なんとなく見覚えがあったのだが、迷作「オンリーゴッド(2013年)」で、ライアン・ゴズリングと共演していたのでした
そんなクールな彼女の別の一面を
...そして、ラーマ9世=プミポン国王に黙祷
(^_^)ノ う~ん やはり シリーズファンのつむじかぜ さんも、そんな感じをお持ちでしたか・・・ ^^; ムホホ
トミー・リー・ジョーンズ ^q^ 苦笑い?
by Labyrinth (2016-10-21 01:12)
> Labyrinth 様
とりあえずM:Iのトム様の今後に期待したい処です^^;
by つむじかぜ (2016-10-23 23:30)
トミー・リー・ジョーンズ
生活に困って日本のCMに出てるのかと思っていました。
まだ需要はちゃんとあるんですね。
活動の場所と言うか。
by tommy88 (2016-10-25 05:55)
> tommy88 様
憎みきれない悪役というポジションを国際的に確保してますなぁ〜
さすがです^^
by つむじかぜ (2016-10-26 03:13)
What a great article, this is the most useful idea for me. However, there is something missing, but fortunatley, I have it, and you should find here. https://jinnen.com
by 안전놀이터 (2023-07-18 13:39)