機内で観た映画いろいろ... [上映中飲食禁止じゃ!]
成田〜パリ 片道12時間=往復1日
よく我慢して乗れたものだと、今でも自分自身に感心しているのだが・・・
長距離フライトでは、機外は眩いばかりの太陽光に照らされているのに、時差を考慮し、機内を遮光して擬似夜を作り出し、無理矢理に乗客を眠らせようとするのが航空会社のマニュアルのようである。
しかし、我々はモルモットではなく、無理にでも眠った方が、目的地に到着してから身体が楽のは頭では理解しても、 人間様の神経はそうは簡単には騙されない。かくなる小生も「日本時間の真っ昼間から熟睡できるかい」と、逆に神経が高ぶり目が冴えてしまう。そんな時に有難いのが、大量の作品群から選択できる映画上映である。特に見逃していた最近の作品もラインナップされており、これを良い機会にたっぷりと鑑賞してしまった
今年公開の映画がほとんどだが、既にすべてDVD化されております。
評判の良かった邦画サスペンス。
DNA解析調査が飛躍的に進化した近未来の設定がユニーク。
IT科学者・二宮とアナログ刑事・豊川の対立から結束に至る過程が丁寧に作られており、好感度。
そして、二宮和成が単なるアイドルグループの一員でなく、優れた俳優の一人であるのを再認識した。この難しい役柄を自然な演技でこなせる俳優は、そうはいない。
一方の女優陣が弱かったかな。いまさら鈴木保奈美でもないし、杏はまだモデル上がりの域を出ない。ほとんど台詞の無い水原希子のミステリアスな雰囲気のみが際立っていた感。
全体的には、東野圭吾・原作の複雑な謎解きを解りやすく2時間の映像に封じ込めた演出は見事であり、全く飽きさせない展開であった。邦画のサスペンスも徐々にレベルの底上げがされている事を実感できた作品
最低でも「サイコ」を観ていなければ、この作品の面白さは半減する。
そもそも、ヒッチコック作品に興味が無い方が、この映画を観に行くこと自体がないはずだが...
アルフレッド・ヒッチコックそのものと錯覚するほどのアンソニー・ホプキンスの変身・変装ぶりには驚嘆。
その妻役にヘレン・ミラン。英国の至宝でもあるふたりのオスカー俳優の余裕の演技と言うべきか。
実物のヒッチコックのブロンド好きは有名な話しであるが、同じ癖を持つ小生としては、興味津々の展開だ。
オリジナル「サイコ」のヒロイン・ジャネット・リー
今作でのジャネット・リー役はスカーレット・ヨハンソン
う〜ん、よろしい・よろしい
そして、金髪にハマりながらも、妻への愛情は変わらないヒッチコック氏にさらに同感・同感
竹内結子主演のテレビドラマ・ヒット作の映画化。
当然、テレビの方は未見である。ゆえに、姫川玲子及び姫川班のメンバーへの思い入れはゼロである。
男勝りのタフな精神力と異様なまでの正義感を持つ美人刑事・姫川が竹内結子で適役かは、少々悩む処であるが、同じタイプなら小生は「アンフェア」の篠原涼子の方が好みであるのは置いといて、西島秀俊がいいですねぇ。
年下の上司に強い想いを抱きながらも、男女の関係に踏み込まず、彼女を守る立場に徹する実直な男を好演。
しかし、女警部補は彼の気持ちを知りながらも、自分と同じ薫りがするヤクザ(大沢たかお)に惹かれてしまう。
ストーリー自体は練り込まれているのものの、目新しさはない。だが、俳優陣の演技のレベルが総じて高く、展開が非常にリアルに感じられる。特に「大沢たかお」と「染谷将太」は、やっぱり巧い
私は、サスペンス調にドギマギするよりも、西島演じる菊田の「見返りも求めない尽くす愛」に目が離せなかった。
姫川とヤクザの密会に出くわし、呆然とする菊田の図
ほぼ全編に亘って雨が降るなど、安っぽいTVドラマとは違う拘りの演出が感じられて、極めて好感度であった。
これは、やっぱりシネマのスクリーン、出来れば3Dで鑑賞すべき作品なのでしょう。
しかし、昔ならぶったまげたCG映像が、最近では見慣れてしまったようで、特にディズニー系のこの手の作品に驚かされる事は無くなってしまった。
「オズの魔法使い」の若かりし頃の設定であるが、この歴史的大作を知らないお子様でも楽しめる内容になっている。
とにかく、小生は2人のキャラクターにゾッコン これで十分でした
西の魔女セオドラ役のミラ・クニス
失恋に狂う姿も素晴しかった。
陶器で出来た少女(名は無い)
決してフィギュア趣味は無いが、可憐な乙女姿にドキッ
- 監督:ルーベン・フライシャー
- 原作:ポール・リバーマン
- 脚本:ウィル・ビール
- キャスト:ジョシュ・ブローリン ライアン・ゴズリング ショーン・ペン
- ニック・ノルティ エマ・ストーン ロバート・パトリック マイケル・ペーニャ
- 機内で観た作品では、一番のお気に入り。劇場で観られなかった事を悔やんだ作品だ。
- 魅力溢れる出演者達。豪華なメンバーの上に、完全に全員が役柄に入り込んでいる。
落ちこぼれの荒くれ警官達
マフィアのボス・実在したミッキー・コーエンをショーン・ペン
マフィアに仕切られてしまったロサンゼルスを、市民の手に取り戻すべく、汚職にも権力にも縁の無いロス市警の問題警官達が立ち上がる実話を元にした作品だ。
「七人の侍」を彷彿させる圧倒的勢力の敵に立ち向かう6人の警官。勧善懲悪〜こんな単純な設定に胸躍る
更に、戦いの中にラブロマンスを絡ませる、ありきたりの手法を用いるが、これがガチンコの抗争に華やかさを散りばめて、映画らしい構成になっている。
紅一点は、エマ・ストーンそのお相手がライアン・ゴズリングと来れば、絵に成り過ぎる。
スパイダーマンの恋人役ではブロンドだが、こっちも素敵だ
警官達がギャング以上にギャングらしい横暴さ。
こんな王道アクション映画を、たまに観ると無性に嬉しくなってしまう
なんだかんだで24時間ののべ飛行時間中に5本も観てしまった。普通の生活では有り得な〜い
ちなみに隣の奥様は、「枕が変わると熟睡出来ないのよねぇ〜」と言いつつ、ワインをがぶ飲みし、私が薦めた「もうひとつのプレイブック」を10分観ては口を開けて眠り込み、起きては巻き戻しを繰り返し、結局、内容を覚えていない剛の者でした
飛行機で映画かぁ。。
ちょっと羨ましいシチュエーションです。
by KEI (2013-09-09 02:29)
ふふっ (^m^) さすが つむじかぜ さん♪
時間の有効活用 素晴らしいです♪
観たのもあり、未見のもあり・・・ (^_^;
つむじかぜ さんがそう仰るならっ
まずは 「L.A.ギャングストーリー」を観てみましょうか w
by Labyrinth (2013-09-09 21:46)
>KEI様
海外を飛び回るビジネスマンではないので、非日常の体験ではありますが...
でも、やっぱり素敵な映画は、シネマの大スクリーンで観たいっす^^
by つむじかぜ (2013-09-10 01:11)
>Labyrinth様
お気に召されると嬉しいです^^
Labyさん好みの渋めの男優に会えるかも?
ゴズリングではないと思いますが(^▽^;)
by つむじかぜ (2013-09-10 01:16)
こんばんは。
飛行機の中のラインナップ、面白い作品ばかりでしたね!
あの西島さんの役は切ないです~
テレビドラマも面白かったです。
お時間があったら、チャレンジしてみて下さいね☆
by non_0101 (2013-09-23 01:05)
>non_0101様
忍ぶ男が切なかったですo(;△;)o
こりゃ、DVDをまとめ借りですな^^
by つむじかぜ (2013-09-23 01:37)