デヴィッド・ボウイの新作を聴く [〜ロックの神さん〜]
引越間際なので極力、私物は増やしたくないのだが、巷の評判の良さに思わず、密林ポチッなのです
デヴィッド・ボウイ10年ぶりの新作
- アーティスト:david bowie
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2013/03/12
- メディア: CD
ロック・アルバムの新作では久方ぶりに胸躍る大傑作である
デヴィッド・ボウイの発表したアルバムは今作で27枚目。私が所有する作品は僅か3枚なので、熱心な彼のリスナーとは云えない。エキセントリックなファッションと時代と共に変わる音楽性に、私自身が着いていけなかったというべきか。それでも、ブライアン・イーノを迎えての『ベルリン3部作』の中の「Heroes」と「Low」(1977)だけは、私の愛聴盤なのである。
10年間の沈黙を破っての新作、いや復帰作と呼んでよい「THE NEXT DAY」は、秘密裏に2年間に亘って製作され、突如、彼の誕生日3月13日にリリースされた。
新作のジャケットは、最高傑作と云われる前述の「Heros」のジャケットの中央部を白く塗りつぶし、ボウイの顔を隠した違和感を感じずにはいられない代物。
しかし、その内容たるや、絶頂期の36年前の自分に挑戦する御年66歳のデヴィット・ボウイという一人の天才アーチストの生き様を曝け出した、魂の音楽絵巻である。
全17曲、ボウイ自身の書き下ろし。(私の購入アルバムはボーナストラック3曲付きなので)
そのすべての楽曲が、非常に練り込まれた純度の高いロックである
往年の彼のサウンドには、常にポップ&クールで、やもすると軽い印象がつきまとうのだが、今作はクールを装いながら、音は分厚く、とにかく”熱い”サウンドだ。永年の活動で培われた多様な音楽表現を旺盛に取り込んだボウイ・サウンドを、一流のバック・ミュージシャン達が「ざらっとした手作り感」を残しながら紡いでいく。
的確なリズム・セクション、図太いサックスの唸り、70年代を彷彿させるE・ギターの響き、センス溢れるストリングスの活用、ファンキーなコーラス・・・そして何よりも、ボウイの哀愁溢れるヴォーカルの美しさ。
アルバム全体のバランスを考慮した曲の構成・配列も見事で、アッと云う間に1枚を聴き終えてしまう。その後には、えも言われぬ幸福感に、私は浸ってしまうのだった。
デヴィッド・ボウイを知らない世代、彼に興味を持てなかった人でも、ロック・ファンであれば必ず聴いてもらいたい作品だ。なにしろ66歳の、普通なら好々爺の年代ですよそれが、このパワーとセンス
孤高のロックンローラーはいまだ健在、更に進化中
ティルダ・スウィントン(これまた私の好きな女優さん)との共演のMV
アルバム3曲目「The Stars」
いやぁ〜こんな風に格好良く歳取りたいなぁ〜
Rise & Fall of Ziggy Stardust: 40th Anniversary
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 2012/06/04
- メディア: CD
41年前のデヴィッド・ボウイ
『Starman(1972)』
私の愛聴盤「Low」から好きな曲
『Sound and Vision』(ほとんど歌ってないけど)
このアルバムは、えがったですね。
最近のヘビロテ盤になってます。
by ぷーちゃん (2013-03-25 20:41)
年齢にかかわりなく、ボウイのアルバムはすべて必聴です!
そしてロックスピリットに年齢関係なし!
RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2013-03-27 08:35)
ボウイに興味持ててない人です^^;
それなりには聴いてるけど。
聴いた方がいいっすか?
by DEBDYLAN (2013-03-27 23:25)
いつまでもカッコええですなぁ!
レッツダンスのピクチャーアルバムは持ってますが ←古っ
このアルバム、まだゲットしてないです ^^;
by haku (2013-03-30 17:01)
「・_・ )(「・_・)キョロキョロ
つむじかぜ さん お引っ越しは無事に完了されましたかな?
by Labyrinth (2013-04-07 11:49)