秋の近江路を歩く② with Nex-5 [ざれごと写真日記]
少々間隔が開きましたが、前回の旅行記の続きを・・・
近江路2日目
朝風呂の後の飯は旨い
まして疲労困憊の前夜、夕餉抜きのまま意識不明に陥った身には、白飯が肉に味噌汁が血に変わるのを実感する
パワー回復
せっかくの湖北の旅。
二日目は、学生時代に感動した高月・渡岸寺の十一面観音に再会し、隣町の木之本町で在りし日の宿場町を味わうコースも考えたが、今回の趣旨は札所巡り。
朝食後、長浜に別れを告げ、JRで「近江八幡」駅へ。
バスで31番札所・長命寺を目指すも、路線バスは今しがた出たばかりで、次の便は30分後。泣く泣くタクシー利用となる。
運ちゃん「お寺さんは、下の山門でいいですか?それとも上の駐車場まで?」
私「どんだけ違うんですか?」
運ちゃん「階段で800段」
(迷わず)私「上でお願いしま〜す」
昔は三十三の札所の中でも、難所のひとつと呼ばれたのも頷ける山深さ。
31番札所「長命寺」
帰りは自力で800段を下ります
余裕の下り道を制覇し、山門前から丁度出発しそうだった路線バスに飛び乗る。
とりあえず「近江八幡」駅に戻る予定であったが、バスのアナウンスが次の停留所の名を告げる。
「次は豊年橋和船乗場、和船乗場」
私の感性を刺激する言葉 近江八幡の観光名物としての「水郷めぐり」は聞き覚えがあった。
発作的に降りるオッサンひとり
停留所の目の前に乗場があり、受付へ。
「定期便は2時間後だけど、今日はフリーのお客さん多いので、6人以上揃い次第、出船してますよぉ」
との事で、予約して待つ事に。
当初のイメージは、和服美女とのこんな光景だったのだが・・・
20分後、アベック2組、家族連れ3人と共に、こんな感じでご乗船
400年前、宮中の舟遊びに似せて「豊臣秀次」が始めたという水郷めぐり。
琵琶湖に繋がる小さな「西の湖」を、葦深き水路を通りながら手漕き舟で緩やかに巡る70分。
新幹線の路線を敢えて鈍行列車で進むような「のんび〜り」した時間。
湖東に永年に亘り息づく自然と人間との共生を、柔らかな秋の涼風を浴びながら、体一杯に感じる。
急ぐ旅路を、こんな風に過ごすのも一興である。
高島礼子みたいな和服美女がもたれかかって来たら、更に最高なのだが...と妄想癖の物好きオヤジは、独り、次の目的地に向かう。
和船乗場からバスに揺られ近江八幡駅へ。JRで「安土」駅下車。
予定外の「水郷めぐり」で夕刻が迫る。天下の「安土城跡」も見学したかったが、時間が足りない。
またもや泣く泣くタクシーで
そしてまたもや運ちゃん「上まで行きますか?下でええかい?」
寺の開門時間を過ぎる訳にはいかないので、有料道路利用で本堂そばの駐車場まで一気に行ってもらう。
昼間にお参りした「長命寺」より深い山奥に「観音正寺」は在った。
三十二番札所「観音正寺」
表参道入口にはバス停が無いとの事で、運ちゃんに聞いた裏参道ルートで下山する。
下りだから良いものの、結構キツい登山道だ。(この道を登っていたら完全グロッキーだった思いつつ)
他の参拝者は表参道から帰ったようで、すれ違う人が誰もなく、独り夕闇迫る山道を歩いていると、徐々に不安になって来る。
「あの運ちゃんに騙されたんとちゃうか?ここでマムシにでも喰われたらお終いや」
妄想癖のオッチャンは、更に3本の別れ道に行き着く。標識は「公園」「神社」「行き先無し」の3種類。
「シュミレーションゲームじゃないんだから...」 下界に近そうなのは「行き先無し」なのだが...
「う〜ん、ここは神頼み(神社)にしよう」
なんとか「結神社」という処に到着。付近は住宅地である〜信じる者は救われる
幹線道路に出てバス停を探し、JR能登川駅へ。
駅前で夕食を摂ろうと考えたが、何も無いので、そのまま大阪方面の列車に乗る。
新快速で1時間30分。自宅そばのお好み焼き屋で「ネギ焼き」を頬張るつむじ風でした
紅葉の時期に、できれば女房と、もう一度訪れてみたくなった近江路の旅でした。
◎今回の唯一の土産
入場時にガチャポンで貰えた「法廷の白うさぎ(不思議の国のアリス)」
Wow~♪ 水郷の水・・・ まさに秋水
写り込んだ雲がなんとも良い感じです♪
タクシー やはり有り難いと思う時 ありますよね~f^_^;
愛妻ハニーと・・・ はいっ その時を楽しみに♪ w
by Labyrinth (2012-10-20 02:02)
>Labyrinth様
昔の人は、すべて歩いて巡礼したと思うと、申し訳ないです(・・;)
もう少し体を軽くせねば...^^;
by つむじかぜ (2012-10-22 01:20)