タイ・ベトナム旅行 後編 [ざれごと写真日記]
◎第4日目〜バンコク編
昨日、ショッピング・タイムを作れなかった現地ガイドは、燃えていた
地元市場の散策を、さっと切り上げ、午前中から土産物屋のハシゴです。
地元の人々の生活が感じられるこんな風景が私は好きなんだがなぁ〜
できれば、じっくり写真を撮りたいのだが...
スナップには、NEX-5は本当に使いやすい〜後は腕の問題だ
地獄の土産物屋2段攻撃は、強烈である。宝石店とDuty Free Shopだ。
この波状攻撃にもろくも粉砕した夫婦は、脱力感と僅かの幸福感に浸りながら、バスに揺られ、今旅行では2つ目の世界遺産『アユタヤ遺跡』に向かう。
市街地から1時間半程の車中、土産品売上達成のメドがついたご機嫌ガイドさんが、小ゲーム開催を高らかに宣言。勝利者には、タイ伝統のベンジャロン焼きの陶器(手描きの高級品らしい?)をプレゼント
ツアー客全員に10センチ四方の小さな紙が配られた。
「制限時間20分で、この紙を手でちぎって一番長〜くした人が優勝」という事らしい。
手先の器用な妻の目がキラリと光る。
元来不器用な私は、小さな紙を見つめ過ぎて開始5分で車酔いになりそうになりリタイア。
隣の妻は黙々と作業を続けている。こういう時は、絶対に声をかけてはいけない。
30分後、私の予想通り誇らしげにガイドさんから優勝賞品を受け取る妻の姿があった...また、やってくれた
そんな余韻も束の間、バスはアユタヤ遺跡に到着。
14世紀半ばから繁栄したアユタヤ王朝は、1767年にビルマ軍に侵攻され、市街は徹底的に破壊される。
その廃墟の中心となるのが、今回観光する「アユタヤ歴史公園」である。
そして急遽、ツアー客半数以上の強い希望により、ご当地名物「象乗り」オプションが追加された。
当然、高い所が大好きな妻が参加しない訳がない。
昔、鳥取砂丘で駱駝に乗った事はあるが、象乗りは初体験である。
やたらと「カトちゃん、ぺっ!」を連発する日本人ズレした象使いの兄ちゃんと、チップをせがむように仕込まれた象君に、私は呆れるよりも感動を覚えてしまった。
当然、女房は大はしゃぎ
そんなこんなで、また押せ押せのスケジュールになり、バンコク市内に戻っての展望レストランでの夕食開始は、予定より40分遅れ。この後の「魅惑のエステ・オプショナルツアー」の予約の都合上、30分でタイ鍋料理を完食し、レストランを追い出される事となる。
女房にエステを勧めたが、「あんた以外の人間に体を触られたくない」と云う恐ろしくしおらしい理由で、我が夫婦は今晩もホテル直帰となった。
ホテルに戻るや否や、妻は本日のお買い上げ品とゲームの優勝賞品を取り出しては眺め、ご満悦のご様子。
本日の奥様のお買い上げ品
(ブルーサファイヤの指輪)
本日の奥様の戦利品
(ベンジャロン焼きの磁器)
そろそろ旅の疲れが腰に出て来た小生は、全く色気の無い妻の「尾てい骨一極集中つま先立ちマッサージ」により撃沈。久しぶりの爆睡となった
◎第5日目〜ホーチミン編
今日が実質的な最終日である。
2泊したシェラトン・ホテルから眺める朝のチャオプラヤー川を後にして、バンコク空港に向かう。
最後の目的地は「ホーチミン・シティ」私のようなベトナム戦争を知る世代なら「サイゴン」と呼んだ方が馴染み深いかもしれない。
空路で1時間半、ホーチミンに到着。
ハノイ→バンコク→ホーチミンという一見不可思議な順路を何故とるのかは不明であるが、最終日のホーチミン観光は、夜中に出発する成田便までのトランジット・タイムを利用する。
今旅行中の航空機はすべて「ベトナム航空」であり、この激安ツアーのひとつの理由は、この航空会社が格安の運賃を旅行代理店に提供しているように推測される。
とにかくトランジット・タイムは約12時間もあるのである。
そういう訳かどうかはわからんが、時間つぶしの観光スケジュールで、正直、3人目の現地ガイドさんは気合いが入っていないようで...
サイゴン大教会
中央郵便局
この後、「ペンタン市場」「ドンコイ通り」散策になるのだが、いずれも「自由に歩き回って下さいね〜此処に何時何分までに再集合で〜す」なのだ。
さすがに買物疲れしたメンバーに、異国の雑踏での3時間超に亘る放置プレイは、少々惨いというか旅行代理店の手抜きと云われても仕方なかろう。
激安ツアーとはいえ、せめて歴史博物館などでベトナム戦争を振り返る機会を与えて欲しいと思うのは我が儘か?
とりあえず、妻とぶらぶら歩き回ります。
ガイドから近辺の情報も何も無いので、自力で地図を頼りにホーチミン像まで辿り着く。後に見えるのが人民委員会庁舎。
...と、またもや突然スコール襲来
集合時刻までまだ1時間あるので、目の前にあるホテルに逃げ込み、喫茶タイム。(私はマンゴー、妻はストロベリー・ジュース)
ここが、国営のRex Hotelというなかなか雰囲気のあるホテルだった。
雨が止みそうになく、ずっとマッタリしたい気分だったが、「日本人は時間に正確です」
傘をさしても横殴りの雨でグッショリになりながら、集合場所に待機するバスに乗り込んだ。
そして最期の夕食会場へ・・・
「生春巻」 は旨かったぁ〜
食事の途中で店内禁煙の席をはずし、玄関脇でちょっと一服していると・・・
この旅行期間中、仲良くなった数少ない喫煙仲間のがさつな伯母さまの身の上話を聴く羽目に...
(私は、年上の女性からはモテルのである。over60だが)
と、ツアー客が目の前を通り過ぎ、バスに乗り込んで行くではないか。
「デザート食い残したぁ」
ホーチミン空港着。
出国審査が終わっても、フライトまでまだ3時間もある・・・
空港内をぶらついていると「フット・マッサージ」の看板が目に入る。
「ここで一緒に、時間潰していかないかぁ〜絶対に痛くないから」
と、痛くない補償はないのだが、女房を騙し諭す夫
我妻、足裏マッサージ初体験である。しかも、お相手は若い兄ちゃんだ。
それから1時間。昨日まで「あんた以外の人に、体を触られたくない!」と殊勝な事を云っていた妻は、夫の隣で「あ〜ん」などと声を上げながらご満悦のご様子。
マッサージ後に一言。「癖になりそう 」
最後に、夜の滑走路を眺めながら珈琲を啜る仲睦まじき夫婦の姿があった。
旦那は、妻が漸く買ってくれたお土産の紙袋を小脇に抱えているのであった。
私の今旅行、唯一のお土産
「あんた、この旅行中、汗臭すぎ〜 」と買い与えられたオードトワレ・ミニセット
おすすめ定番人気セット!ブルガリ トラベルコレクション(メンズ ミニチュア コレクション)ミニ香水 ミニボトル【香水】【楽ギフ_包装選択】【楽ギフ_メッセ】【楽ギフ_メッセ入力】 10P17Aug11
日本でも売ってるじゃんかみたいな
成田着、朝7時50分。
夫婦では初の海外団体ツアーは、このお盆の時期に極めてコストパフォーマンスの高い旅行を楽しめたといえる。
小さな不満を云ったらきりがないが、国内の一流温泉旅館1泊分と同等値段で異国文化を堪能できるとは、改めて驚きだ。円高は日本経済に暗い影を落とすが、この分野には消費者に大きな恩恵をもたらしているのは確実だ。
毎年、こんな旅行できればいいなぁ〜も、もちろん妻とともに...
とっても充実したツアー旅行だったようで、羨ましい限りです!
ご夫婦の仲も睦まじく、本当に楽しさがいっぱい伝わってきました♪♪
ブロンドのお嬢様方がいない地域だったのが、唯一の心残りですか?www
by haku (2011-08-24 10:21)
本場の生春巻きは美味しいんだろな。
ところでご主人様の戦利品は?
by ぷーちゃん (2011-08-24 23:14)
>haku様
今回は、魅惑のニューハーフで満足で〜す(・・;)
by つむじかぜ (2011-08-27 01:48)
>ぷーちゃん様
「永遠なる妻からの信頼」は、残念ながら勝ち取れませんでしたなぁ。
by つむじかぜ (2011-08-27 01:54)