『バーレスク』 [上映中飲食禁止じゃ!]
ブロンド病を患っている小生が、これを観ない訳にはいかない。
監督・脚本:スティーブ・アンティン
キャスト:シェール クリスティーナ・アギレラ エリック・デイン カム・ジガンデイ ジュリアン・ハフ
スタンリー・トゥッチ クリステン・ベル ピーター・ギャラガー
音楽:クリストフ・ベック
撮影:ボジャン・バゼリ
我が国では、本格的なバーレスクショーが衰退して永い時が経過している。
日劇ミュージック・ホール全盛期は当然、私は生まれておらず、華麗なるレビュー・ショーは昔日のフィルムか、ハリウッド映画の中でしか観た事がない。
宝塚歌劇団のレビューは日本独自のショーとして確立されたもので、そこには「エロチック」は存在しない。
ゆえに、ときたま接待で使う上野のフィリピン・クラブ(一応高級系)のショータイムを目の当たりにすると、
「結構、いいねぇ〜」などと軽い興奮を覚える小生なのである。
ストリップとは一線を画した「バーレスク」〜いうなればチラリズムの濃密ショーである。
これはどうしても、外人さんに限るのである。
生バンドの大音響をバックに、スタイル抜群の白人・黒人・ブロンド・黒髪が入り乱れてのきらびやかなセクシー・ダンス。 たまりません
そんな趣向の私ですので、この映画は昨年の「NINE」同様、シンクロ完全同調です。
私の今までのアギレラのイメージは「肉感的過ぎるオネェちゃん」で、音楽自体も好んで聴くジャンルではなかった。
シェールにいたっては魔女以外の何者でもなかった。(グレッグ・オールマンの奥方だったんですね)
この“タイプ”ではなかった両名ですが、この作品により前言撤回、修正です。
ストーリー自体は、田舎娘のショーガールへの立身出世物語というありふれたもの。
しかし、歌とダンスが秀逸です。「NINE」では演技派と呼ばれる女優陣(fargie除いて)のレビューへの挑戦に拍手喝采だったが、本作は本業歌手のメンバーによるプロの仕事 完璧です
そしてアギレラのオンとオフの変わり身。プライベートでの素の愛くるしさと舞台に上がった魔性の色気の対比が見事に表現されている。
アギレラのパワフルな歌唱力とシェールの大人のハスキーヴォイスの対比も愉しい。
華やかなショークラブと裏舞台の猥雑さの再現、なによりも胸躍る歌とダンスのレベルの高さ。
なにも考えずに観ているだけで愉しい映画。ハリウッドの底力と素晴しさを感じる。
やっぱりブロンド万歳
とりあえず、来週は上野のフィリピン・クラブに行こう
2011-01-23 01:50
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コメント(8)
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(^_^)ノ 深夜にお邪魔さまです~
(^m^)ぷっ フィリピン・クラブですか・・・
私めははとバスツァーの “黒鳥の湖” くらいしか知りませ~ん(笑)
まぁ 冗談はともかくとして、本当に! 予想以上に素敵でした~♪
“ ハリウッドの底力 ” 仰るとおりですね d(≧▽≦)
by Labyrinth (2011-01-23 03:14)
ブロンド病、いいですねぇ!
ハリウッド万歳!! ですね^^
by haku (2011-01-23 11:18)
クリスティーナ・アギレラって
ロシアの富豪に呼ばれたり、
べっぴんで歌もうまいもんね。
by ぷーちゃん (2011-01-23 15:21)
>Labyrinth様
クラブと云っても、そんなムフフな処じゃないですよぉ〜^^;
ダンサーの卵みたいな子が結構います、たまにシェールみたいな娘もいるけど・・・とにもかくにも本場ハリウッドは別格ですね。
by つむじかぜ (2011-01-23 20:11)
>haku様
華やかな舞台には、黄金色に煌めく髪が必要不可欠です^^
by つむじかぜ (2011-01-23 20:14)
>ぷーちゃん様
アギレラみたいなArtistが、いつか日本にも現れる事を祈ります^^
by つむじかぜ (2011-01-23 20:18)
うっわぁ~~~!!
コレ観たいw
by DEBDYLAN (2011-01-24 23:32)
>DEBDYLAN様
なかなか愉しいですよぉ〜。
脚フェチの方にもおすすめ^^;
by つむじかぜ (2011-01-25 00:11)