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『キック・アス』 [上映中飲食禁止じゃ!]

超℃級の面白さ[exclamation×2][exclamation×2][exclamation×2][exclamation×2]


監督・脚本:マシュー・ヴォーン
キャスト:アーロン・ジョンソン クロエ・グレース・モレッツ[ハートたち(複数ハート)] クリストファー・ミンツ=ブラッセ
             マーク・ストロング ニコラス・ケイジ
原作・製作総指揮:マーク・ミラー ジョン・ロミータ・Jr
製作:プランBエンターテイメント

2日連続で観に行ってしまった[目]

B級アクション・パロディ位の期待度で劇場に行ったのだが、新春早々の大当たり[exclamation×2]
早くも今年のベスト3以内は確実です。

何の取り柄もない妄想癖の高校生(デイブ)が、正義のヒーロー気取りでコスチュームを身に纏い、街を徘徊する処から物語は始まる。
或る夜、チンピラ達の喧嘩にしゃしゃり出て、ボコボコにされながらも立ち向かう彼の姿が、偶然にもNETで流れ、一躍世界中の人気者となる。彼は自らを「キック・アス」と名乗った。
そして、片思いのガールフレンドを助ける為、単身、麻薬取引の巣窟に向かったキック・アスは、そこで本物のヒーローに出会う。マフィア復讐に執念を燃やす父娘〜ビッグ・ダディとヒット・ガール〜である。
組のメンツを潰されたマフィアのボスから、犯人扱いされたキック・アスに殺人指令が下され、囮の為にボスの息子が偽ヒーロー「レッド・ミスト」に変身〜その彼がデイブの同級生「クリス」だった。

ネタばれはこの辺までで。
後半は、笑いの中でも徐々に緊迫度は増していき、マフィアのボスとの頂上決戦はいかに[exclamation&question]という構成。

なんと云っても、「ヒット・ガール」役のクロエである[ぴかぴか(新しい)]
弱冠11歳の少女が殺人マシーンの如く、悪人共を薙ぎ倒していく。
残虐なシーンが盛りだくさんなのだが、彼女が演じるとPCの戦闘ゲームのような「ファンタジー感」が不思議と醸し出される。嫌悪感が皆無。(この役を大人のミラ・ジョヴォヴィッチかアンジェリーナが演じれば、そのまま極バイオレンス作品と化すであろう。)そのまま鞄に入れて持って帰りたくなるような、純粋さと可憐さとひたむきさを持った女の子なのである。その娘が、卑猥なスラングを喚きながら(親の教育は大事である^^;)、無邪気に血まみれの殺戮の道を突き進む。も〜オジサンは唖然・悶絶・快感なのである。
マヌケなデイブ役のアーロンも素晴しい。普段はダメダメ男でも、いざと云う時に見せるキラリと光る男気を見事に演じ分けている。ヒット・ガールを主役ではなく、敢えてキック・アスを全面に押し出した所が、この映画の成功のひとつである。
そしてダディ役のニコラス・ケイジ。若い俳優陣の中で、いぶし銀の大人の魅力全開。父娘の深い愛情が、後半に感動を呼ぶのだが、彼の演技が無ければ成立しなかったであろう。(あるシーンでは私の涙腺が完全にユルユル状態)

シリアスとユーモアが絶妙の配合の演出、動から静を見事に切り取ったカメラ・アイ。
そして、何よりも挿入音楽の素晴しさ[るんるん] ロック好きには堪らない選曲の上、これがまた、映像シーンと完全にマッチングしているのだ。

すぐさまサントラ盤を密林に注文してしまった。
Music from the Motion Picture

Music from the Motion Picture

  • アーティスト: Henry Jackman,Ilan Eshkeri,John Murphy,Marius De Vries
  • 出版社/メーカー: Universal Import
  • 発売日: 2010/07/13
  • メディア: CD
1. Stand Up - The Prodigy
2. Kick Ass - MIKA Vs RedOne
3. Can't Go Back - Primal Scream
4. There's a Pot a Brewin' - The Little Ones
5. Omen - The Prodigy
6. Make Me Wanna Die - The Pretty Reckless
7. Banana Splits - The Dickies
8. Starry Eyed - Ellie Goulding
9. This Town Ain't Big Enough For The Both Of Us - Sparks
10. We're All In Love - The New York Dolls
11. Bongo Song - Zongamin
12. Per Qualche Dollaro In Piu (For A Few Dollars More) - Ennio Morricone
13. Bad Reputation - The Hit Girls
14. An American Trilogy - Elvis Presley

[右斜め下]特にお気に入りの3曲はこれだ[左斜め下]

〜メインテーマ〜なんちゅうハイトーン!

パロディ・バンドかいな?でも好きです^^

いかん、ブロンド病再発[キスマーク]好きなギターの音だなぁ〜

アメリカ・コミックの実写化であるが、超個人的独りよがり基準では、「スーパーマン」も「バットマン」も「スパイダーマン」も完全に凌駕した、奇跡的な作品だ[パンチ]
とはいえ、先人のスーパーヒーロー達が存在してこそのキックアスでありヒットガールなのである。
反道徳的であろうと芸術性が無かろうと、こういう映画も絶対に必要なんだ!

完全に好き好きが別れると思われるが、私は多くの映画・音楽ファンに観てもらいたい作品だと思う。国内での上映館が少ないのが非情に残念である。(私は、もう1回観に行くつもりだ)

最期に、もうひとつの予告編でヒット・ガールの勇姿を[exclamation×2]


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コメント 9

non_0101

こんにちは。
ご訪問&niceをありがとうございました。
凄い作品でしたね~
パワフルと過激さに圧倒されました。
続編も楽しみです☆
by non_0101 (2011-01-10 10:21) 

haku

The Pretty Reckless いいですねぇ!!
自分もブロンド病になりそうです ^^;
by haku (2011-01-10 15:38) 

haku

あ、ブロンディの頃からブロンド病だった!!(><)
by haku (2011-01-10 15:39) 

トミュウ

初めまして。
ご訪問ありがとうございました。
『キック・アス』観ました!
クロエちゃん、本当に可愛いし強いし良かったですよね〜。
ニコラス・ケイジも良かったし、音楽もカッコ良くて大満足!でした!
by トミュウ (2011-01-10 18:36) 

つむじかぜ

>non_0101様
nice&コメントをありがとうございました。
prat2での「レッドミスト」の復讐も今から楽しみです^^

by つむじかぜ (2011-01-10 20:59) 

つむじかぜ

>haku様
The Pretty Reclessの金髪&脚線美&ハスキーヴォイスにメロメロです。
私は、スティビー・ニックスのデビュー時に初めて、ブロンド病に感染しました^^;
by つむじかぜ (2011-01-10 21:05) 

つむじかぜ

>トミュウ様
nice&コメントをありがとうございます。
ニコラス・ケイジの渋い演技が、映画に絶妙のバランスを醸し出してますね。
本当に、挿入曲がサイコーでした!
by つむじかぜ (2011-01-10 21:09) 

DEBDYLAN

脚フェチとしては一発でノックアウトされました^^;

by DEBDYLAN (2011-01-10 22:17) 

つむじかぜ

>DEBDYLAN様
黒の網タイツは反則技ですよね〜^^;
by つむじかぜ (2011-01-10 22:50) 

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