〜Marc Ribot〜(其の弐)ひとりよがりの天才ギタリスト [〜ロックの神さん〜]
注文していたMarc Ribotの新譜がようやく届いた。
題名から「今回はおとなしめの演奏かいな?」と推測していたが、ここまでとは・・・
ギター一本勝負です。しかも8割はアコギによるソロ演奏。
この聴衆に媚びない、ひとりよがりな態度。彼のオリジナル・アルバムは常にこんな感じである。
期待を大きくしたら負けなのである。だから好きである。
しかし、今作も素晴しい演奏ではあるが、常に聴いていたいアルバムでは確かにないな。
やはり私は、リーダーアルバムより、サイドマンとして一歩引いた処で目一杯目立とうとする彼の態度(演奏)が一番心地良い!
私のお気に入り
吉本興業が誇る異色のシンガーソングライター・FAYRAY。
小生の歌姫基準からするとヘタウマ系に属するが、けだるい声で激しく歌うスタイルは、男心をくすぐります。
このアルバムに何故かMarc Ribot先生が参加。。楽曲がNew York録音と国内録音に分かれており、前者でのギター全般を彼が担っている。このNew York収録の地元スタジオ・ミュージシャン達の演奏が素晴しく、特にMarc作曲の2曲は白眉。私好みのRibot節が大炸裂!
Nostalgia(抜粋)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
Shame(抜粋)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
妙なテクは一切ひけらかさず、人の気持ちの腫れ物を「ザラッ」と落としてくれるようなサウンド!
こんなかっこいいリフを弾いてみたいもんだ。
で、もう一丁
あのRobert Plantが、彼の音楽ルーツであるカントリー・ロックに先祖帰りした作品。お相手はブルーグラスの女王Alison Krauss。
Zeppelin時代の往年シャウト唱法は封印してというか、「もうあんな高音は出ねぇよ」と割り切った風のマッタリ・ヴォーカルが、彼の新境地を切り開いた。癒され指数90%の作品。
このアルバムにもMarcが参加しております。さすがにプロデューサーでもある大御所ギタリストT・Bone Burnett様が居られますので勝手な行動は許されず、地味ぃ〜なプレイに徹しています。それでも4曲目の「Polly Come Home」などで彼らしいプレイが垣間見れます。
それでもLIVEともなると、一時周りが見えなくなり、このメンバーでも突然ぶっ切れた演奏をします。
名曲「Black Dog」 渋いアレンジだ
バンジョーからE・ギターに持ち替え、ピック代わりにキィーホルダーとか携帯電話を使っています。
やっぱり変なギター弾きです。このおっさんは・・・
Black Dog いいですねぇ!
Robert PlantとAlison Kraussのデュオで、
そんな曲もやってたんですね^^
なかなかアダルトなアレンジと、
ギターの吹っ切れ具合がいいですww
by haku (2010-11-06 13:45)
>haku様
オリジナルから40年近く経って、大人のRockに変貌ですね。
長い月日を感じますなぁ^^
by つむじかぜ (2010-11-07 00:31)
カックいいねー♪
by ぷーちゃん (2010-11-08 00:08)
マーク・リボーはトム・ウェイツのアルバムで知りました♪
カッコいいギタリストですね!!
by DEBDYLAN (2010-11-08 00:36)
>ぷーちゃん様 DEBDYLAN様
NICE!&コメありがとうございます。
さりげないバッキングでも、すぐ演奏者が彼と解る、最近では数少ない個性的なギタリストだと思います。トム・ウェイツの「RAIN DOGS」もサイコーでしたね!
by つむじかぜ (2010-11-09 00:16)